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RIE MIYATA

デニム、デニム、デニム!デニムの世界へようこそ

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

この春夏はデニムがビッグトレンドになりそうです。もはや定番のデニムですが、今季は、バリエーションが一段と豊富です。デザインはもちろん、色目のニュアンスや生地の質感も様々。着こなしもカジュアルだけでなく、フェミニンやきれいめ、エフォートレスなどに広がりをみせます。「ガリャルダガランテ」はこの春夏にデニムの品ぞろえをさらに厚くしています。これまでのデニムとは一線を画した新デニムの世界をご紹介しましょう。

◆デニムを最旬トレンドではきこなす

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ヒッピー文化を象徴する裾広がりのジーンズは、70年代ルックが復活する今季のマスト級ボトムス。ノースリーブのシャツをウエストインしてどこか懐かしい着姿に仕上げました。お約束のスニーカーやブーツを選ばないで、マニッシュ靴でギアチェンジ。非カジュアル顔のハットもハズしの小道具。昔のヒッピーそのままではないきれいめの着姿を目指しましょう。

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デニムブームに乗ってオーバーオールもリバイバルを果たします。幼く見えがちなオーバーオールですが、今季は大人ガーリーにまといたいところ。ヴィンテージライクな風合いなら、着こなしの幅が広がりそう。細身のジョッパーズ風シルエットがフェミニンな着映え。華奢な仕立てで、ボタンや留め具も繊細だから、穏やかな着姿に。長めのネックレスとチェーンバッグが揺らめきや縦長シルエットを印象づけます。足元はピンヒールであでやかにフィニッシュ。

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一世を風靡したダメージデニムも戻ってきますが、はきこなしのルールが変わります。以前はブロークンなストリート風味が主流でしたが、今季の操り方はほぼ真逆。ドラマティックな巻き方のストールが装いのムードをコントロール。カットソーとも調和した渋めのネイチャーカラーが着こなしを落ち着かせました 。ジーンズの裾はロールアップして、レディーライクなハイヒールをしっかり主張させています。デニムのクラッシュ感を打ち消す柔和な質感のトップスや上品ムードの小物と引き合わせて、こなれ感を出すのが、今季顔のコーディネートです。

◆デニムをフェミニンに着こなす

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ボトムス以外のパーツにデニムの選択肢が広がるのも、この春夏の目立った動きです。シャツ、ジャケット、ワンピースなどにもデニム物が登場します。スリーブレスのデニムシャツは、見慣れた長袖ダンガリーと違って、ほのかにセクシーを薫らせます。透け感のあるメッシュ生地のミモレ丈スカートでたおやかにアレンジ。ウエストインで上半身をコンパクトに整え、スカートの量感を際立たせています。

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ジーンズと並ぶアイコン的存在と呼べるのがGジャン(デニムジャケット)。ジャケットをあえてソロでまとって、残りはフェミニンやエレガントを意識してまとめるスタイリングがGジャンの表情を深くします。たとえばドレープが艶美なフレアスカートとマッチング。紺・青系で色の濃淡を出すと、一段と涼やかにまとまります。きらめきピアスや足首ストラップシューズで女っぽさを注入。ありがちなGジャンルックを一歩抜け出す着姿に仕上げました。

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デニムの面積が広いワンピは全身デニムの印象が強くなりやすいのですが、今季はそこにも異変が。こちらのようにタイトめのフォルムがフレッシュな着映えに導きます。縦長の「I」字シルエットはすっきりしたイメージを目に飛び込ませます。実はストレッチがしっかり利いているので、デニムのゴワつきがなく、肌当たりもソフト。うっすらミリタリーのライトアウターを肩掛けすれば、ボディーラインがさらにほっそり映ります。この春夏に定着度がもっと上がるフラットサンダルで足元にヌケ感を出して。

◆“フェイクデニム”でムードを楽しむ?

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ここまでは本物のデニム生地で仕立てたアイテムを紹介してきましたが、この先は“フェイクデニム”の世界へご案内します。たとえばこちらは一見した限りではブルーデニムのように見えて、実はリネン仕立てという、新しい生地を使った装い。デニムに比べてリネンは肌触りがやさしいうえ、見た目の風合いも柔和なので、親しげな着姿に整えやすいのです。軽くて涼しいから、サマーアウターにもピッタリ。ロングコートもしんなりと身体に沿ってエフォートレスな着映え。袖のロールアップでリラクシングな気分をアピール。白の上下で合わせて、クリーンなイメージを引き出しています。

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細いストライプが目印のヒッコリーデニムもデニムの一種ですが、その表情だけを生かしたヒッコリー風の生地は本当のデニムよりも落ち着いた風情があります。スリーブレスのコンビネゾンに仕立てても、大人っぽい空気感が漂います。1枚で着て様になるから、ライトに着たい春夏にうれしいユーティリティーなアイテム。デニムシャツやGジャンを腰巻きすれば、デニムトーンの複雑なニュアンスを楽しめます。

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濃いインディゴ(藍色)はデニムのシンボル。だから、インディゴ調の色で染め上げたウエアはデニムの雰囲気を自然と帯びます。こちらのピンストライプのスーツはコットンで仕立ててあります。でも、デニムカラーのおかげで、若々しく軽快な気分が強まりました。生地は薄手で、裏地がないので、シャツ感覚で着回せます。レター(文字)プリントのTシャツでボーイッシュに着こなしてもいいし、シャツやブラウスできちんと感をプラスしてもいいでしょう。リュックやフラットサンダルで気負わないムードを添えるアレンジが利いています。

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「ガリャルダガランテ」では「THE♯BLUE」(DENIM FAIR)を2015年3月13日から3月25日まで開催します。春から先のシーズンにキーアイテムとなるデニムだけに、このフェアは期待大。デニムパンツだけではなく、シャツやオールインワン・シャツなど、幅広いアイテムがそろいます。デニム素材に加え、デニム風生地のウエアもラインアップ。期間中に対象アイテムを含む25,000円(税抜)以上購入した方にはデニム素材のオリジナル・トートバッグをプレゼント。デニム大復活のトレンドが来ているから、デニムの着こなしにも磨きをかけたいところ。ぜひ、このフェアでデニムとの付き合い方にバリエーションを広げてみてくださいね。

「THE♯BLUE」詳細はこちら↓
http://www.gallardagalante.com/pr/1503theblue/

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