こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

装いの気持ちはもう春に向かっていますが、実際にはまだまだ寒いこれからのシーズン。温度調節がしやすい巻き物を上手に使って春らしさもアピールしたいところです。今回は、この春夏にふさわしいポジティブなプリント柄や色使いの最新ストールを使った春スタイリングをご紹介。ストールは「ガリャルダガランテ」のお得意アイテム。その「ガリャルダガランテ」がおすすめする「FRANCO FERRARI（フランコ フェラーリ）」のおしゃれストールは着こなしの軸となってくれそう。頼れる本物ストールで装いを格上げしてみましょう。

「FRANCO FERRARI」はイタリアで1978年に創設された、ネックウェアの老舗ブランド。手仕事の工房を抱え、クチュール感の高い品を生み出し続けています。全ての工程をハンドメイドで、熟練した職人が仕立てる逸品。イタリアならではの上質なテキスタイルがやさしい肌当たりを備わらせています。どことなくレトロでありながら、モダンなパターンが装いを華やがせます。

◆「鳥モチーフ」ストール

シャツ　14,500円（＋TAX）　デニム　16,500円（＋TAX）　共にGALLARDAGALANTE　ストール　27,000円（＋TAX）　FRANCO FERRARI

植物モチーフやチェック柄など、ストールにあしらう模様は様々ですが、近頃は見慣れない新パターンも登場しています。そのひとつがバード（鳥）モチーフ。ネイチャー感をまとえる鳥柄は世界的なブームになりつつあります。「FRANCO FERRARI」らしいカラフルな鳥たちが舞う柄は１枚で着姿を色めかせます。「デニムonデニム」の淡いブルーに、ストール地の濃いブルーがきれいなコントラストを織り成しています。せっかくのモチーフが映えるよう、ボディーの真ん中位置にやや広げて迎えるのが、上手なあしらい方です。

◆「鳥×ストライプ」柄スカーフ

ジャケット　21,000円（＋TAX）　GALLARDAGALANTE　ワンピース　57,000円（＋TAX）　BRANDMAIR　スカーフ　20,000円（＋TAX）　FRANCO FERRARI

異なるムードを持つ柄同士を重ねる「柄×柄」のコンビネーションは、装いに軽快なリズムをもたらしてくれます。鳥とストライプという、全く印象の違うモチーフを重ねているので、どんな着こなしにもなじませやすくなりました。シルク100％のスカーフは光沢としなやかさが格別。。ワンピースの上から、色濃く染めたＧジャンを着たコーディネートに、明るい彩りのスカーフを差し込んで、コーデをつやめかせました。深みのある色で全体をまとめると、重たく見えがちですが、「鳥×ストライプ」柄のようなスカーフを襟元に添えれば、無地ルックにも表情が出ます。

◆「花×ストライプ」柄ストール

ニット　18,000円（＋TAX）　スカート　74,000円（＋TAX）　共にGALLARDAGALANTE　ストール　27,000円（＋TAX）　FRANCO FERRARI

ハッピームードを連れてくる2015年春夏シーズンの装いでは、フラワーモチーフが勢いづきます。あでやか色の花柄を全身でまとうのは、ちょっとためらうところがありますが、ストールやスカーフであれば、控えめのボリュームで取り入れられるはず。赤やイエローは差し色効果も大。ニットにスカートといった、割とプレーンな着姿にも、程よくフェミニンを足し込んでくれます穏やかな風合いのコットンとやさしい質感のモダールで織ったストールは自然とソフトな風情をもたらします。

◆ペイント風柄ストール

ニット　14,000円（＋TAX）　レイヤードブラウス　8,900円（＋TAX）　スカート　16,000円（＋TAX）　全てGALLARDAGALANTE　ストール　27,000円（＋TAX）　FRANCO FERRARI

かつてはチェック柄や花柄のような、パッと見てすぐに分かるモチーフが多かったのですが、近頃は自由に絵筆を走らせたかのような不定形模様や、グラフィティ（落書き）アート風のモチーフが増えてきました。絵柄がはっきりしていない分、かえって様々な着こなしに溶け込ませやすいのが、ニュアンス系モチーフのよさ。短くまとめて顔周りに視線を引き込んでもいいし、正面に長く垂らして「アートを着る」感覚を強調してもいいでしょう。モダール、リネン、さらにシルクを使ったストールは素材感に深みが出ています。

◆「手描きライン」柄ストール

ニット　18,000円（＋TAX）　レイヤードブラウス　8,900円（＋TAX）　共にGALLARDAGALANTE　パンツ　46,000円（＋TAX）　NUDE　ストール　26,000円（＋TAX）　FRANCO FERRARI

決まり切ったパターンのプリント柄は、やや工業製品ライクな大量生産ムードを引きずってしまいがち。規則正しいモチーフ配置も冷ややかな印象を生みます。でも、手描き（ハンドドローイング）のモチーフには、人肌の体温や親しげな人懐こさが寄り添います。リネンとカシミアで織ったやわらかい質感も手描きラインとマッチしています。すっきりして見えやすいモノトーン系コーデにも、まっすぐではないラインが適度な動きをプラス。薄手のストールは夏に向けても出番が増えます。

◆「ぼかしゼブラ」柄ストール

コート　32,000円（＋TAX）　ワンピース　24,000円（＋TAX）　共にGALLARDAGALANTE　ストール　27,000円（＋TAX）　FRANCO FERRARI

「FRANCO FERRARI」の巻き物は柄の濃淡にもバリエーションが豊かです。くっきりプリントは主張が強く見えがち。でも、トーンを落としたほんのり色やうっすらカラーであれば、微妙なニュアンスを示せます。色が控えめであれば、逆にモチーフは強めでもバランスが取れます。大胆なゼブラ柄も、グレイッシュトーンでぼかしてあるから、すんなり着姿に溶け込んでくれます。白や黒、グレーの無彩色トーンでまとめると、大人のシックが引き立ちます。モダールと合わせて織り込んだシルクの風合いが着こなしに格上感を漂わせています。

◆「アブストラクト（抽象）」柄ストール



コート　42,000円（＋TAX）　ニット　15,000円（＋TAX）　デニム　18,000円（＋TAX）　全てGALLARDAGALANTE　ストール　31,000円（＋TAX）　FRANCO FERRARI

現代アートの抽象画を連想させるようなアブストラクト柄はダイナミックな見栄えを装いに持ち込みます。全体が何だか素っ気なくまとまってしまった日は、最後にこういったアートライクな１枚を加えるだけで、一気に着姿がメッセージを宿します。カムフラージュ柄のようにも見えるぼかし模様は墨絵のような濃淡が生きて、装いを退屈に見せません。物静かなモノトーン・ルックにもしっくりなじみますが、あえてジーンズと引き合わせて落ち着きを加えるコーデも選択肢に加えて。色味がちかいコートをかぶせれば、さらにこなれ感が出ます。生地はモダールにカシミアを合わせてあるから、気取らない気品まで印象づけてくれます。

「FRANCO FERRARI」の巻き物を使ったスタイリングは、さすがの上質感が装いの隠し味になってくれます。そして、うれしいことに「ガリャルダガランテ」では「FRANCO FERRARI」のストールフェアが２月２０日（金）から開催されます！新作がいっぱい店頭に並ぶので、お好みの着こなしに似合うアイテムを見つけるチャンス。この春夏も勢いが続くリラクシングな装いとも抜群の相性だから、宝物ストールとの出会いに役立ててくださいね。

FRANCO FERRARI STOLE COLLECTION詳細はこちら
http://www.gallardagalante.com/?p=2349