こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

いよいよ今年も残りわずか。皆さんにとってこの１年はいかがでしたか？１年の感謝の気持ちをこめて、大切な人やお世話になった人、そして自分自身へ贈り物をしたくなる時期とあって、「ガリャルダガランテ」の12月の「SERENDIPITY（セレンディピティ）」のテーマは「GIFT」。ファインジュエリーのブランド「MARIHA」をはじめとしたアクセサリーをご案内しています。セレンディピティのスペースを彩る花の演出を手がけた「edenworks（エデンワークス）」のドライフラワーもご用意しました。

edenworksは花を通した幅広い表現に取り組んでいる篠崎恵美（しのざき・めぐみ）さんのプロジェクト。雑誌や広告、ウインドーディスプレーなどでフラワーコーディネートを手がけるほか、アーティスト写真やＣＤジャケット、ミュージックビデオなど、様々なシーンでフラワー演出を任されてきました。イラストレーターや写真家、スタイリスト、デザイナーなどとの間で、花をテーマにしたコラボレーションも重ねています。2015年には花にまつわるプロダクトを集めた「edenworksbedroom」を渋谷区元代々木町にオープン。花との接点をさらに広げています。

12月のセレンディピティではedenworksがアレンジした空間で、ドライフラワーをたっぷり詰めた「FLOWER PACK」を販売しています。ガリャルダガランテとのコラボプロダクトです。大小２種類のパックが選べます。イラストレーターのマユミコウジさんが描いたイラストがセットになっていて、ドライフラワーの表情を深くしています。edenworksの作品にはそれぞれにストーリー（物語）が感じられ、ドライフラワーのパックもそれぞれに選ばれた花の種類が異なっていて、選ぶ楽しさがあります。ブース内に配されたフラワー作品はそれぞれに趣深いので、ずっと眺めていても見飽きない面白さがあります。

セレンディピティでのイベント期間中はブース内に木製の郵便ポストが設置されています。ご希望のお客様はFLOWER PACKをそのまま郵送できます。透明のパッケージだから、先方の手元に届いた瞬間、中のドライフラワーがきれいに見える仕掛け。ウィットフルなイラストもギフトにぴったりです。

ジュエリーブランド「MARIHA（マリハ）」は、パリ、ジャイプール（インド）、東京の３都市を拠点とし、グローバルに創作活動を続ける、パリ在住のデザイナー、上田真理絵（うえだ・まりえ）さんのブランドです。「宝石の街」として名高いジャイプールで、デザイナーが自ら丹念に選び抜いた天然石を使っていて、特別感の高いジュエリーに仕上がっています。

天然石にはそれぞれに「個性」があり、デザイナーはその持ち味を巧みに引き出して、オンリーワンのジュエリーを生み出しています。流行に左右されない、タイムレスな美しさが装いに凛としたムードを寄り添わせてくれそう。やさしげでたおやかな表情を宿しているのに、どこか芯の強さが感じられ、普段の着こなしにも品格や落ち着きをもたらします。

日本の伝統的な「花鳥風月」という美意識を帯びたデザインは、無用に飾り立てていないのに、程よい華やぎや繊細さがあり、着こなしとの相性を選びません。K18ゴールドやプレシャスストーン、セミプレシャスストーンを用いたジュエリーは、ミニマルでありつつ、ときめきを宿しています。

デザイナーはブランドを立ち上げる前、ファッション誌のエディターとして活躍した経験を持っていて、おしゃれを好む女性のマインドをしっかりつかんでいます。2006年にフランスへ渡ったのをきっかけに「マリハ」ブランドを立ち上げました。

「今回の「セレンディピティ」では一粒ダイヤモンドを星に見立てた、「マリハ」のベーシックコレクション「願い星」をご用意しました。願い事を星に託すように、願い事が叶うようにという想いを込めながら身につけるコンセプトの、まるで「お守り」のようなジュエリーです。

洗練されたシンプルさが印象的なデザインで、どの世代の女性にもなじみます。装いとのマッチングもバリエーションが広く、自然と出番が多くなるはずです。

期間中は「願い星」シリーズのセミオーダーを申し込めます。ネックレスとリングを、12カ月の誕生石から選んであつらえることができます。自分の誕生石で「マイギフト」にしてもいいし、パートナーに贈ってもよろこばれそう。誕生石を取り入れれば、「自分だけ」の愛着が深まるうえ、パワーストーン効果も期待できます。

12月のギフトはその年を振り返って、あらためて感謝やよろこびの気持ちを伝えられる、絶好のチャンス。しかも、近頃は自分への「ごほうびギフト」が一般的になっていて、頑張った自分を確認できるタイミングにもなっています。セレンディピティのブース以外にもガリャルダガランテの新宿ルミネ店には贈り物にしたくなるアイテムが選りすぐられているから、この機会に立ち寄ってみてはいかがですか。