- Oct.07.2011
4:50 PM
[ Rie Miyata ] - この秋冬に新調したくなるコートは? トレンドを徹底検証!
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
このところ肌寒くなってきて、秋らしさを感じています。
私の一番好きな季節がやってきました。
「おしゃれの秋」といわれるほど、ファッションを楽しめるから、
秋の到来は気持ちをワクワクさせてくれます。
表情の異なるアイテムの重ね着や、ぬくもりある素材との
ミックスなど、様々なスタイリングが楽しめるのもうれしいですね。
お買い物計画予算も、夏に比べると大きくなるから、
じっくりワードローブを見直しながら、そしてトレンドも
しっかり頭に入れてからのショッピングがオススメです。
秋冬の大物アイテムは、断然、アウター(コート)です。
今回は、この秋冬の皆さんのお買い物計画に
役立つように、今年のコートトレンドをご紹介します。
ちょうど、2011年10月13日(木)からコートフェアが
ガリャルダガランテで開催されますので、
こちらでご紹介したコートトレンドを参考に、
秋冬ファッションを大いに楽しんでもらえたらと思います。
◆ケープ、ポンチョ系
上から
ポンチョ¥40,950 ガリャルダガランテ
ポンチョ¥81,900 アキラナカ×ガリャルダガランテ
ポンチョジャケットコート¥65,100 マンド×ガリャルダガランテポンチョ風フレアコート¥35,700 ガリャルダガランテ
今シーズンのファッショントレンド「クラシカル」にピッタリな
ケープやポンチョは、この秋冬にワードローブに
加えて欲しいNo.1アイテムです。
1960~70年代に人気を呼んだアイテムだけに、
クラシックを採り入れたいこの秋冬気分にマッチします。
今年は、往年の女優のようなムードで、レトロな趣を軸に、
上品なイメージを打ち出すのが着こなしのポイントです。
ベージュ、キャメル系などのやさしい色使いは鉄板カラー。
丸みを帯びた肩シルエットからも女性らしさが際立ちます。
裾に向けて広がるAラインシルエットはゆらゆらと揺れるので、
重たくなりがちな冬ファッションも逆に軽やかに見えます。
ボトムとのコーデという面でも、マニッシュなパンツ、
カジュアルなスキニージーンズ、ガーリーなミニスカート、
クラシカルな膝丈スカートと、幅広いアイテムに
合うところもありがたいところ。
ケープの着丈が長くなったようなものや、
ポンチョ風のユーモラスなフォルムなど、
バリエーションも充実しているので、選びがいもあります。
◆ロング or ビッグシルエット
上から
アンゴラフードコート¥47,250 ガリャルダガランテ
圧縮ウールコート¥33,600 ガリャルダガランテ
コクーンコート¥60,900 サカヨリ×ガリャルダガランテ ここ数シーズン、マニッシュなアイテムが女性ファッションにも
持ち込まれて人気を博していますが、
アウターにもその流れが強まっています。
メンズのチェスターコートや、マントのような「着丈の長いコート」、
ボリュームある「ビッグシルエット」にも注目が集まっています。
メンズのワードローブを拝借したようなフォルムが
かえってボディー全体を華奢に演出してくれる上、
コートの下からのぞくアイテムが見事なレイヤードに
見えるところも差がつくポイントです。
写真のように、ストールを巻いたり、ボリュームネックレス、
グローブ、ベルト風に巻いたスカーフなどの目を惹く小物使いを
心がけると、コートとのコントラストがいっそう映えます。
少々難易度の少し高いアイテムですが、おしゃれ上級者達が
さっそく採り入れているから、既にいろいろなコートを
持っていて新鮮味が足りないと思っている人にとっては
試しがいのあるアイテムでしょう。
◆チェック柄
ざっくりチェックコート ¥48,300 ガリャルダガランテ
伝統的でクラシカルというところで外せないのが「チェック柄」。
この秋冬はチェック柄アイテムをどこかにひとつ採り入れるだけで、
ぐんと今年らしい着こなしに見せてくれるから目が離せません。
チェック柄のベーシックアイテムと言える
シャツ、スカート、ストールなどを極めたら、
次に狙いたいのはチェック柄のアウターです。
一見、コーディネートが難しく感じるかもしれませんが、
伝統的な柄だけに、意外に合わせやすいものです。
ダークな色目や厚手素材などで重たく見えがちな冬ファッションに
チェック柄のコートを合わせるだけで、明るく見える上、
チェックの立体感がシンプルコーデもおしゃれに見せてくれるのです。
◆ツイード
上から
ノーカラーツイードコート ¥28,350 ガリャルダガランテ
ループツイードコート(ベルトセット) ¥44,100 ガリャルダガランテ
ツイードコンビコート ¥37,800 ガリャルダガランテ 冬に洋服の一番外側にくるコートだからこそ、
上質でしっかりした素材のものを選びたい。
「ツイード素材のコート」なら、そんな想いをかなえてくれるはず。
マスキュリンなアイテムを上手に採り入れたい人にも
おすすめしたいのが、このようなメンズ感覚の素材物です。
ツイード素材はメンズ服に昔から欠かせない上質素材ゆえに
シックでダンディーな雰囲気を投入することができます。
写真のようなマニッシュなベルト付きのコートでも
スヌードやレースアップブーツで合わせれば軽快コーデに。
またツイード素材でもファー付きのAラインコートなら
大人カワイイ雰囲気で着こなすことができます。
オン&オフ両方に活用できるのもツイード素材のいいところです。
◆ムートン
上から
ムートンコート ¥189,000 ガリャルダガランテ
ムートンコート ¥221,550 カール ドノヒュー
真冬になると恋しくなるのは、軽くて暖かいぬくぬく素材。
ダウンやファーなど、その種類は様々ですが、この秋冬の
ニュースなアイテムとして浮上しているのが「ムートンコート」です。
真冬の寒さをブロックしてくれるありがたい素材であるのに加え、
軽くてふんわりしているので、着心地も上々です。
レザーコートに比べると、ムートンはふっくらした風合いなので、
今シーズンのトレンドである上品クラシカルな着こなしに
合わせるとぬくもりとクラス感の両方が寄り添います。
レディーライクな装いにもマッチするから、トライしがいがありそうです。
◆『おしゃれの近道』からポンチョルックを指南!
この冬、ワードローブに仲間入りさせたいコートはありましたか?
注目のクラシカルファッションには、1960~70年代のエッセンスが
ちりばめられたポンチョ、ケープ、マントなどがピッタリでしょう。
そこで、2011年9月8日に発売されたばかりの
私の初著書『おしゃれの近道』(学研)から、
ポンチョの着こなしの参考になるページをご紹介します。
64~65ページの
「美プロポーションにあざむく困ったときのポンチョ」
ポンチョは今シーズン、早くも大ヒットしていますが、
実は私が昔から愛してやまないアイテムです。
既に何枚も持っているのですが、
今年はさらに新作が欲しくなっているほどの豊富なバリエーション。
裾に向かって広がっているので、太ってみえそう・・・と敬遠する人も
いるかもしれませんが、逆にゆらゆら揺れる裾の動きが
シルエットを軽やかに見せてくれて、
腰から下(足)がすっきり見えるのです。
ドルマンスリーブのニットのような、袖にボリュームがある服でも
腕周りがゴロゴロしないので、アウターとしてもオススメです。
丸みのある肩周りは、女性らしい雰囲気を醸し出してくれます。
何より、羽織るだけでオシャレに見えるところがありがたいので
私はコーデに悩んだとき、ポンチョやケープで難なく乗り切っています。
著書<A href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8C%E3%81%AE%E8%BF%91%E9%81%93-%E5%AE%AE%E7%94%B0-%E7%90%86%E6%B1%9F/dp/4054050883" target="_blank">
『おしゃれの近道』</A>では、スタイリング、ワードローブ、小物、
『おしゃれの近道』</A>では、スタイリング、ワードローブ、小物、
ショッピングと4章にわかれ、ちょっとした小技でおしゃれ上手になる
49のヒントを提案しています。無難な着こなしを脱して、
自分スタイルを発見できるように、分かりやすくレクチャーしました。
ページをめくるたびに登場する愛らしい味のあるイラストは
有名イラストレーターの蛯原あきらさんに全て手がけて頂きました。
その横に、私の手書きのアドバイスコメントがあるので、
イラストを見ながらスタイリングがすぐに真似できる、
実用性の高いおしゃれ指南書に仕上がっています。
ぜひ、お手に取って頂き、この冬のコートルックの
参考にして頂けたら幸いです。
ガリャルダガランテで開催されるコートフェアは、
2011年10月13日(木)からスタートします。
冬のコートは、本格的に寒くなってからでは、店頭で品薄になりがち。
冬場のおしゃれショッピングでは大物買いになるアウターこそ、
たっぷりの選択肢からチョイスしたいものです。
充実した品揃えで出迎えてくれるこのコートフェアで
納得の1着を、ワードローブに迎えてくださいね。