Apr.27.2012
10:22 PM
[ Rie Miyata ]
「イタリア映画祭2012」でGWとおしゃれを楽しみ尽くす

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こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

いよいよGWが始まりますね。
皆さんはお休みはどのように過ごしますか?

今年は、例年以上に海外旅行人気が高いので、
海外で楽しむ方も多いのではないでしょうか。
また、東京にはたくさんの商業施設がオープンしたので、
東京で過ごす方もいらっしゃるかと思います。

今回は、イタリア気分を味わえる映画を東京と大阪で
一度に楽しめる、とっておきの催しのご案内です。

ご存知の通り、「ガリャルダガランテ」の2012春夏ファッションの
テーマは「BLOOMING SEASON(ブルーミング シーズン)」
「~ Wearing Atomosphere in Southern Italy ~」。
イメージになっているイタリアのたたずまいは
GWに向けてのリゾート気分をもたらしてもくれそうです。


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「日本におけるイタリア年」をきっかけに2001年春に始まった
「イタリア映画祭」は今年で12回目を迎えます。

4月28日(土)~5月4日(金・祝)の間、
東京の有楽町朝日ホールで開催される「イタリア映画祭2012」では、
日本未公開のイタリア映画14本が一挙上映されます。

大阪では5月12日(土)、13日(日)に、
大阪会場のABCホールで7本が上映されます。

入場無料の座談会や来日ゲストの舞台挨拶も予定されています。
日本語字幕が添えられているので、安心して作品世界に浸れます。

日本未公開の優れたイタリア映画はたくさんあります。
そんな日本未公開のイタリア映画に触れるチャンスが
2001年に始まった「イタリア映画祭」です。

ゴールデンウイークの恒例となった映画祭で、
毎年1万人もの来場者がイタリア映画を楽しんでいます。

日本ではフランス映画同様、米国映画に押されてイタリア映画の
上映機会はあまり多くないのが現実ですが、映画ファンが愛する映画の
ランキングでしばしば上位に挙げられる『ニュー・シネマ・パラダイス』や、
坂本龍一氏が米アカデミー賞作曲賞を獲得した『ラスト・エンペラー』、
ロベルト・ベニーニの名演が光った感動作『ライフ・イズ・ビューティフル』といった、
これらの素晴らしい映画はどれもイタリア映画です。
長い歴史を持つイタリア映画には、ハリウッド大作とは別のムードがあります。

人間の心に深く呼びかける語り口や、ちょっと古風な色使い、
哀感のこもった音楽など、様々な持ち味がイタリア映画を
ほかの国・地域の映画とは異なる作品にしています。

今回の上映作はいずれも2010年以降に製作された新作14本ですから、
イタリア映画の「今」を感じ取れるはずです。


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「キャプション」 『気楽な人生』 ルーチョ・ペッレグリーニ監督 La vita facile (Lucio Pellegrini)

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「キャプション」 『バッグにはクリプトナイト』 イヴァン・コトロネオ監督 La kryptonite nella borsa (Ivan Cotroneo)

「イタリア映画祭2012」上映作品は、以下A~Kです。
A.『楽園の中へ』 B.『気楽な人生』 C.『ジャンニと彼をめぐる女たち』
D.『至宝』 E.『天空のからだ』 F.『七つの慈しみ』 G.『錆び』
H.『大陸』 I.『シャッラ/いいから!』 J.『バッグにはクリプトナイト』
K.『何もかも音楽のせい』

特別上映作品は、以下X~Zです。
X.『そこにとどまるもの(仮題)』 Y.『ローマ法王の休日』
Z.『シュン・リーと詩人(仮題)』

イタリアの文化や食、ファッションなどを日本でもっと知ってもらう
イベント「日本におけるイタリア年」をきっかけに始まった映画祭です。

イタリア映画ではイタリアらしいファッションも大事な「出演者」。
ミラノマダム風ばかりではない普段着のイタリアンファッションを
イタリア映画を通して知ることができます。

日頃の暮らしと遊びや食が深く結びついていて、人生を楽しみ尽くす
モチベーションが高いイタリア人のライフスタイルは
ファッションにも色濃く映し出されています。

街中に暮らしていても海辺の散歩や日だまりでの日光浴と
縁を切らないその生活は装いにもリゾートの風を吹き込ませています。

「ガリャルダガランテ」の2012年春夏テーマであるイタリアの風を
感じさせる装いでお出掛けしたら、映画のムードをさらに高めてくれそうです。
そんな気分にピッタリのスタイリングをご紹介します。


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レッドが眩しいワイドパンツは、リラックスと艶やかさを両立。
ボーダー柄の爽やかなカットソーは、美しいドレープが施され、
ゆるやかな女性らしいボディラインを描き出してくれます。
アーバンリゾートなムードがイタリア映画と重なり合います。

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太陽を思わせる元気いっぱいのイエローは、今季のトレンドカラー。
シャツやブラウス、カットソーなどのミニマルな装いでも、
色はカラフルにするのが今季流の着こなし。
スタイリッシュにまとめつつ、パイソン柄サンダルのような、
目を惹くハズしコントラストが、装いのポイントです。

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フラワープリントが大人っぽいたたずまいのオールインワンは、
マキシ丈ドレスのようなボリューミーなシルエットがエレガントで、
GWのオフ気分を満喫できるアイテムと言えそうです。
腰に巻いたスカーフと足元を彩るサンダルのオレンジで
ビタミンカラーを差し込んでポジティブなムードを演出。

鮮やか色やリラックスフォルム、モチーフプリントは
おしゃれを通して肌越しに気持ちまで盛り上げてくれます。
せっかくのGWだからこそ、オフの日スタイルに浸って、
現代のイタリア映画を楽しみながら、素敵な一日を過ごす、
そんな日をつくってみてはいかがでしょうか。


◆イベントタイトル:「イタリア映画祭2012」
http://www.asahi.com/italia/2012/

◆東京
日程:4月28日(土)~ 5月4日(金・祝)
場所:有楽町朝日ホール(千代田区有楽町2-5-1 マリオン11階)

◆大阪
日程:5月12日(土)、13日(日)、
場所:ABCホール(大阪市福島区福島1-1-30)

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