- Apr.26.2013
12:53 PM
[ Rie Miyata ] - Tシャツ+ボリュームネックレスの着こなしが新鮮!
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
日中の気温が上がり、時に汗ばむ季節になってきました。
こんな時期に頼れるのは、やはりTシャツ。シンプルでも上質なTシャツは
すっきりした着姿に整えてくれます。おしゃれに着こなすには、
生地やディテールに目配りの行き届いた「格上T」を選ぶのがコツ。
さらに、気品を漂わせるネックレスを重ねると、手抜き感が消えて、
着ていけるシーンが広がります。
「ガリャルダガランテ」では今回、Tシャツフェアが開催されます。
サマーシーズンの必需品となるだけに、夏本番を迎える前に、
「ありきたりT」や「その他大勢T」とは一線を画した
愛着Tを手に入れておきたいものです。
Tシャツ姿をつやめかせるボリュームネックレスもこの時期、
ショップ店頭にそろうので、「Tシャツ&ネックレス」のマッチングを
試す絶好の機会に。別々に見比べていると、なかなか相性を
確認しにくいところがありますが、ショップの同じフロアで一緒に
実物を試着してみれば、マリアージュのなじみ具合は一目瞭然です。
自分流の着こなしを熟成させる近道の1つに、得意なコーディネートを
何度も繰り返して、バリエーションを広げ、操り方を定着させていく
というものがあります。「Tシャツ&ネックレス」もその効果が
出やすいコーデだから、種類の異なるTシャツやネックレスを
様々なパターンで組み合わせて、納得のいくペアを発見してみましょう。
◆パンツにTシャツ&ネックレス
(c)Rie Miyata
プレーンな表情のTシャツにこそ、ちょっときらびやかなネックレスがお似合い。
グリッターやシャイニーはこの夏以降に勢いづくトレンドだから、早めに
手なずけておきたいところ。各ピースやパーツの大きなゴロゴロ系ネックレスは
かえって首やデコルテを華奢に見せてくれる点もうれしい。
まばゆいきらめきを放つチョーカーは夏場に寂しくなりがちなネックゾーンに
リッチな華やぎをもたらしてくれます。パーツの先が尖ったパンキッシュな
タイプは、癖のないTシャツにもスパイスをプラス。
メタリックの冷ややかな輝きが首周りにクールな風情も寄り添わせます。
◆スカートにTシャツ&ネックレス
(c)Rie Miyata
Tシャツとスカートの組み合わせは、スカートのフェミニンさがTシャツの
ヌケ感と程よく反応して、こなれた立ち姿に仕上がります。
夏場には割とスタンダードなコーデだから、そこにネックレスで
狙い通りのムードをかぶせて。白い台座付きのネックレスはノーブルな
品格美を持ち込んでくれるから、スカートの相性が申し分なし。
Tシャツもスカートも地味めにまとまってしまいそうなときは、
カラフル系のネックレスに主役を任せてみては。
視線が引き上がって、顔映えも明るくなります。
モノトーンの禁欲的なT&スカートの日も、パールやきらきらパーツを
ふんだんにあしらったネックレスでデコルテに光を注ぎ込んで。
ロングネックレスをVゾーンに垂らして、
視線を垂直方向に引き込む手も効果的です。
◆プリントTを大人っぽくコーデ
(c)Rie Miyata
キャラクターや文字が躍るプリントTはガーリーに見えがちですが、
そこを逆手に取って、大人コーデに落とし込むのが、中級者以上の操り方。
もともと柄や色に勢いがあるだけに、見慣れたTシャツ姿とはひと味違う、
若々しさとウィットを感じさせる着こなしに仕上がるところが受けています。
ここでもネックレスの使い方が大事。グラフィティ(落書き)っぽいモチーフの
Tシャツは、そのままではストリート感が濃くなりすぎてしまいそうですが、
ゴールドの太めチェーンを乗っけることで、セレブカジュアル的なムードが
生まれました。モノトーンで少しゴス感のあるTには、ピンクチェーンに
三角パーツを連ねたネックレスで味付け。
ビッグキャラクターを配した、お目立ち度の高いTシャツは、
太めの民俗調ネックレスでバランスを取っています。
手首にも太いブレスレットを巻いて、インパクトに負けないアクセ使いを
試みています。膝丈の黒スカートに、ロゴTとダンガリー風シャツを
重ねたコーデはボーイッシュにまとまりそうですが、短めネックレスの
重ねづけがレディーの装いに引き戻しています。
とりわけ小ぶりパールが効果大。チェーンバッグとも調和しています。
◆プリントTをテイストミックス・コーデ
(c)Rie Miyata
プリントTは文字や柄にメッセージがあるだけに、そのトーンに
引きずられてしまいやすいのですが、そのイメージを逆に生かして、
ボトムスやアクセサリーで別テイストを加えるミックスコーデが
楽しめるアイテムでもあります。色鮮やかなスカートやシャイニーな
クラッチバッグといったアイテムを加えて、色めかせるコーデには、
首もとからチラリとのぞく高貴なネックレスの面影が利いています。
ミリタリージャケットやレオパード柄スカートのような濃いめのミックスには、
ネックレスも太めゴールドで堂々と。アメフトTに柄スカートという異色の
マッチングも、リュクスなパーツを重ねたネックレスが仲立ちしてくれます。
人気が続くオールホワイトの装いにはシルバー系の
控えめトーンがしっくり来ます。胸元の素肌に乗せるのではなく、
首の詰まったTシャツの布の上に置く使い方は覚えておいて損はありません。
単体ではラフやルーズにも見えやすいTシャツですが、
ネックレスと引き合わせると、ぐっと大人っぽい着姿に変身します。
手持ちのTシャツに合いそうなネックレスを探したり、逆にネックレスの
パートナーになってくれそうなTシャツを見付けたりすれば、
この夏のTシャツコーデが一段とバリエーション豊かに楽しめそう。
「ガリャルダガランテ」のTシャツフェアにはきっとそんな
出会いや発見が待っているはずです。