- Mar.07.2014
1:24 PM
[ Rie Miyata ] - この春夏は、白ジュエリーとホワイトコーデを極める
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
ネックレス 44,000円 MIRIAM HASKELL
ブレスレット 40,000円 MIRIAM HASKELL
日本でも人気を博してきたコスチュームジュエリー。
その世界で別格の存在として知られるブランド
「MIRIAM HASKELL(ミリアム ハスケル)」は、すべての作品が
手仕事という、職人技に支えられたアクセサリーで知られています。
ファッション界や社交界でも不動の人気を誇っています。
「ミリアム ハスケル」とコスチュームジュエリーの魅力に関しては
以前もご紹介しましたので、こちらをご覧ください。
http://www.gallardagalante.com/galante/blog/2012/04/-pic1jpg.html
その「ミリアム ハスケル」から、新たなエクスクルーシブコレクションが誕生しました。
1940~50年代に人気があったアーカイヴからセレクトした、「white milk glass」に
インスピレーションを受けたコレクションです。「ミリアム ハスケル」が
50年代以降、これらのwhite milk glassを使うのは今回が初めてだそうです。
ネックレス 70,000円 MIRIAM HASKELL
ネックレス 42,000円 MIRIAM HASKELL
ピアス 23,000円 MIRIAM HASKELL
ピアス 28,000円 MIRIAM HASKELL
各々のパーツは不透明な白いガラスの石と、白いスワロフスキー結晶の
モチーフから成っていて、ロシアの金メッキ細工を施したハンドメイドです。
「ガリャルダガランテ」の表参道店、丸の内店、東武池袋店、渋谷ヒカリエ店、
グランフロント店、福岡ソラリアプラザ店、ミント神戸店、広島パルコ店、
なんばPARKS店でフェアが始まりました。期間中に「ミリアム ハスケル」の
アイテムをご購入いただいた方に先着順でオリジナル
「ジュエリーケース」がプレゼントされます。
白のジュエリーというと思い浮かべるのがパール。
気品とやさしさを感じさせる、魅力的な白ですが、コスチュームジュエリーで
白は珍しく貴重なアイテムといえるでしょう。白はピュアネスや清らかさ、
品格などを漂わせる特別な色。まじめさやきちんと感が出る点も白ならでは。
他の色とのコントラストを際立たせるから、コーディネートでも大事な存在です。
今回は、そんな白の魅力に迫ってみます。
モード界でも全身白のコーデが相次いで登場していて、
オールホワイトの装いは注目を集めています。
そういった流れもあって、これまでにも増して、
今季の白はバリエーション豊か。いろいろな白を操って、
自分らしいホワイトコーデを楽しんでみてはいかがでしょう。
(c)Rie Miyata
カップルでそろって全身白という、いさぎよくまぶしいホワイトルックです。
白にもエクリュ(生成り)やミルキーホワイト、パール、オフホワイトなど、
様々な色味があります。オールホワイトでまとめる際には、これらの
異なる白を上手に重ね合わせると、互いを引き立て合って、のっぺりした
見栄えを避けられます。風合いの違いも使いこなすと、装いに動きが出ます。
毛足の長い素材や、ソフトな風情の出るニットなど、印象の異なるものを
組み合わせるのは、退屈な白に見せないテクニック。ボリューム差の
大きいトップスとボトムスのマッチングも白にリズムを加えてくれます。
(c)Rie Miyata
「白は膨張色だから」と、敬遠したがる人が少なくありません。
すっきり見せるポイントは、コンパクトに着るスタイリング。
ノースリーブやミニ丈を選べば、素肌との境目がはっきりして、
白がシャープに見えます。面積を抑え気味にしてヌーディー感を
引き出した白ワンピースや白スカートのコーデは、上品フェミニンな
大人女性を演出するのにぴったり。カッティングやシルエットを重視して、
ボリュームを膨らませない着姿を意識して。サッパリして見えすぎないよう、
アクセや靴で程よく主張を添えるのが、上手に整えるさりげない工夫です。
(c)Rie Miyata
白は他の色よりもレースやドレープの表情が優美に映るので、
ミックスコーデに取り入れると、全体のムードをエレガントに
味付けしやすくなります。うっすらと素肌が透けるレーシーなスカートを
合わせれば、カジュアルなニットやプルオーバーも、おしゃれな仕上がりに。
夏に向かってはエアリーで涼やかな着姿を印象づけるうえで、薄手の
白スカートが役に立ちます。フレアスカートは、ショート丈トップスや
ノースリーブと合わせてボリューム格差を強調できます。
優しさやキュートなイメージを白スカートに任せて、上半身で別ムードを
打ち出すテイストミックスで遊べるのも、白スカートのいいところです。
(c)Rie Miyata
主張の強いホワイトパンツは、凛々しいスタイリングに導いてくれます。
ダークカラーのパンツルックは無難にまとまりがちですが、白パンツは
鮮烈な色バランスに仕上がるから、薄着になる春以降のシンプルコーデを
寂しく見せません。ショートパンツの勢いが一服した今季はワイドパンツを
試したくなります。面積が広い分、トップスをウエストインして脚を長く
見せる効果が期待できます。スカートのようにも映る幅広タイプは
優雅な脚さばきを目に焼き付けます。一方、センタープレスの利いた
細身パンツもスレンダーなレッグラインをアピールしやすいボトムスの1つ。
裾に向かって細くなるテーパード形なら、さらに細感が強調されます。
全身ホワイトの装いも、シャツをウエストアウトして、袖をまくり上げれば、
こなれた着姿に映ります。首周りや手首のアクセもつやめきを加えています。
白を自在に操れるようになると、着こなしの幅がぐんと広がります。
ホワイトルックにまだ慣れないうちは、アクセで白を迎え入れるのが、
賢いステップアップの手順。程よく目立ってくれて、手仕事感や
ヴィンテージムードも漂わせる「ミリアム ハスケル」の
white milk glassはこの春夏の装いに、最高の「白」を寄り添わせてくれそうです。
MIRIAM HASKELLフェア詳細はこちら。
http://www.gallardagalante.com/galante/pr/event/1404spur/
平成26年年4月1日からの消費税増税に伴い、パルでは
商品の希望小売価格の表示は全て税抜表示となっており、
本BLOGの価格は全て税抜表示となっています。
何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
※平成25年10月1日から平成29年3月31日まで適用される
「消費税転嫁対策特別処置法」に基づいております。
- Feb.21.2014
12:31 PM
[ Rie Miyata ] - この春は、スカートを制覇しなきゃ!
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
ここ数シーズン、人気を博していたパンツから、今シーズンはスカートに
おしゃれの重心が移りそうな気配。フレアとタイトの両方とも支持率がアップ。
ストリートで見掛ける頻度も上がってきました。もちろん、この流れを
見逃すはずのない「ガリャルダガランテ」でも新作スカートが早々と勢ぞろい。
この春、おすすめのスカートコーディネートを選りすぐってご紹介しましょう。
◆マーメードスカート
(c)Rie Miyata
人魚を意味する名前の通り、裾の広がったマーメードラインのスカートは
14春夏に復活が約束されています。古典的なデザインは膝で絞って
ふくらはぎで広がるシルエットですが、新顔は膝上丈も登場。
ミニ丈でもエレガントに映ります。上半身はコンパクトにまとめて
ボリューム落差を出すのが、細見せコーデの鉄則。伸びやかな
レッグラインを印象づけたいなら、ヌーディー脚を見せつけて。
◆サーキュラースカート
(c)Rie Miyata
フレアスカートの勢いが続いていますが、丸い布で仕立てた
サーキュラースカートは、さらに優美なドレープやプリーツが描き出されます。
たっぷりのフレア加減が余裕や落ち着きを漂わせるのも、丸みを帯びた
生地の風情ならでは。こちらも膨らみはスカートに任せて、トップスを
細めに絞るのが賢いスタイリング。ウエストはインしたほうが
引き締まったウエストを際立たせやすくなります。
ジャケット39,000円 スウエット13,500円 スカート17,800円 すべてGALLARDAGALANTE バッグ37,000円 STEVE MONO ブレスレット34,000円 ブレスレット34,000円 共にmallarino シューズ56,000円 zespa すべて(税別)
裾広がりのスカートは丈は、脚が長く伸びやかに映る膝上丈が好判断。
フレアなスカートを主役に据えるなら、トップスは控えめな見栄えをチョイス。
注目のブルゾンを肩掛けで羽織れば、さらに着やせ効果を発揮します。
シャツ16,800円 スカート14,000円 シューズ21,000円 すべてGALLARDAGALANTE ハット30,000円 La Cerise sur le Chapeau バッグ24,000円 MOYNA すべて(税別)
フェミニンなムードが濃いドレーピーなスカートは高めのウエスト位置で
インしてスッキリしたレッグラインを強調して。トップスはブラウスやニットで
たおやかに染める手もあるし、マニッシュな帽子でジェンダーミックスを
試みるのも面白い。メタリックな靴が程よく主張を加えています。
ニット14,500円 スカート16,500円 デニムシャツ13,000円 すべてGALLARDAGALANTE ブレスレット22,000円 MARIE LOURE CHAMOREL シューズ35,000円 MEGUMI OCHI すべて(税別)
透ける薄布で裾レイヤードを演出するのは、今春夏の新セオリー。
フェミニンムードが膝周りから立ちのぼります。そこにあえて、
マリンボーダーで海辺のアクティブ気分をオン。プロデューサー巻きの
デニムシャツを添えて、さらに軽快なたたずまいに。爪先とかかとが
露出したフラットソールサンダルでヌケ感も呼び込んでいます。
◆ペンシルスカート
(c)Rie Miyata
タイトなシルエットのペンシルスカートは人気が定着しつつあります。
主流は膝丈。上品なムードに整えやすいレングスです。こちらもヌーディーな
レッグラインを引き立たせる演出が似合います。靴も足の甲や爪先を
露出したタイプが好相性。トップスはウエストインして細身に見せて。
アウターを肩掛けしてボリュームを出す手が使えます。目を惹く柄や色を
スカートに落とし込んで、視線を呼び込むコーデも試してみたくなります。
◆レース、シアースカート
(c)Rie Miyata
ほのかに素肌を透け見せるトランスペアレント演出のスカートは、
いつもより早く春から本格的に登場。透ける工夫も繊細なレースや、
薄手生地のシフォン、ジョーゼット、オーガンジーなどがそろって、
よりどりみどりの状態に。気分やスタイリングに合わせて使い分けが楽しめます。
スカートの場合、裾の一部だけをシースルーにする見せ方が主流になる予感。
透けない短め丈ボトムスの上に重ねて、重層的な裾レイヤードを仕掛けると、
ミステリアスなスカートルックに仕上がります。
コート37,000円 ブラウス15,000円 スカート12,000円 シューズ 23,000円 すべてGALLARDAGALANTE ベルト16,000円 MAISON BOINET すべて(税別)
ペンシルスカートはカッチリしたオフィス顔にまとまりがちですが、
あえてリラクシングなパーツと重ねて別の表情を引き出すと、
オールデイ使いしやすくなります。腰から下をシンプルに
整えるルールは変えず、パーカやサマーコートなどのアウターで
量感を出せば、スレンダーなスカートのシルエットをさらに生かせます。
ニット15,500円 シャツ13,000円 共にGALLARDAGALANTE バッグ132,000円 LAURA B ブレスレット40,000円 DANNIJO ブレスレット36,000円 THEA GRANT シューズ 16,000円 HAIKON HADA すべて(税別)
タイトなスカートのコーデに絶妙な使いやすさを発揮するのは、
ゆるっとフォルムのカーデやサマーニット。スカートとの風合いの
違いが利いて、穏やかな着姿にまとまります。スカートは背中側の眺めが
単調になりがちなので、羽織り物の背中にサプライズを仕込むと、
360度どこからの視線にも耐える満点ルックに。スリットやカットアウトで
服に「窓」を開ける工夫はこの春夏にヒットしそうで、試しがいがあります。
ニット14,500円 シャツ16,800円 スカート17,000円 バッグ13,800円 シューズ22,000円 すべてGALLARDAGALANTE イヤリング34,00円 DANNIJO すべて(税別)
透けるスカートは白系か黒系に偏りがちでしたが、今季はパステルカラーや
鮮やか色にもシースルーがお目見え。フレッシュな色合いで素肌の
ヌーディー感を引き立ててもらえます。あくまでも節度を保った控えめの
透け見せ加減が大切。レースやチュールで淡く柄模様を忍び込ませた
裾透けスカートなら、着ていく場所を選びません。
今季のスカートはフォルムも素材も新しい提案が相次いでいるので、
春先のショップで目移りしてしまいそう。「ガリャルダガランテ」では
トレンドをしっかり見極めたニュースなスカートを取りそろえているから、
最新の傾向をキャッチする意味でもショップに足を運ぶ意味は大。
夏の終わりまで長くつきあえるパートナーにであるチャンスだけに、
本格的な春の到来を待たずに早めに出掛けるのが、納得の
スカートルックを手に入れる早道。パンツルックの周りに差を付ける
新スカートコーデでウインターシーズンを一足先に抜け出してみませんか。
平成26年年4月1日からの消費税増税に伴い、パルでは
商品の希望小売価格の表示は全て税抜表示となっており、
本BLOGの価格は全て税抜表示となっています。
何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
※平成25年10月1日から平成29年3月31日まで適用される
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- Feb.13.2014
7:36 PM
[ Rie Miyata ] - スカーフ&ストールの巻き方パターンをもっと増やす
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
「ガリャルダガランテ」はストールの種類が豊富なことでも有名です。
様々なストールを毎シーズン、紹介していますが、なかでも
主役級ストールとして人気を博しているのが、フランス発の
「PIERRE LOUIS MASCIA(ピエール ルイ マシア)」です。
イラストレーションを学んだ、アーティストとしての経歴を持つデザイナー、
PIERRE LOUIS MASCIA氏が手がけるストールは、ストール自体が
アートそのもので抜群の存在感を放ちます。ピエール ルイ マシアの
ブランドストーリーに関しては、以前、こちらで詳しく書きましたので、
ご覧になってみてください。
↓
http://www.gallardagalante.com/galante/blog/2013/03/pierre-louis-mascia.html
そこで、今回は、「ピエール ルイ マシア」の2014年春夏コレクションの
最新ストールを使って、便利な巻き方3パターンを皆さんにお教えします。
この春夏ファッショントレンドをストール1枚で表現することができるので、
重宝すると思います。「ガリャルダガランテ」表参道店スタッフの田中 裕美さんに
モデルになっていただきました。では、早速、手順をご紹介します!
◆ふんわりノットアレンジ巻き
ストールを一重巻きにします。
片側の輪の下からストールを引っ張り上げる。
引っ張り上げた輪の状態に、反対側のストール先端を入れる。
ストールを入れて引っ張る。
正面に形を整えます。
両先端を持って結びます。
結び目を緩めて形を整えて、完成。
PIERRE LOUIS MASCIA 37,000円(税抜)
美しい草木や花プリントが印象的なストールは、顔周りをあでやかに
見せてくれる頼もしい存在。今季はフラワープリントも大柄モチーフが
トレンドなので、アートのようなプリントに特徴のある「ピエール ルイ マシア」の
ははまり役と言えそうです。まるでキャンバスに描かれたような
ストールは、裏面がイエローの別生地になった2枚仕立てです。
この特別な仕立てのおかげで、巻いたときに2枚の布の間に空気感を
含んで程良い膨らみを生んでくれます。結び方次第で柄の見え具合も
変わるので、いくつものアレンジが楽しめます。ふんわり巻かれた
ボリュームが、ぬくもりと華やぎの両方をもたらしてくれます。
アウターの上から巻いて、一足先に春を演出してみては。
◆クロステールアレンジ巻き
ストールを一重巻きにします。
片方の先端を輪の上から入れます。
輪の入れて、下から引っ張ります。
反対側も輪の上から入れます。
輪の入れて、下から引っ張ります。
形を整えて完成。
左右にずらしてもOK。
PIERRE LOUIS MASCIA 37,000円(税抜)
こちらも2枚仕立てになったストールです。アートを感じさせるプリントが
装いを格上げしてくれます。裏面はシックなネイビーカラーで落ち着いた
雰囲気を醸し出しています。巻いたときに様々な柄が見え隠れするので、
シンプルなニットやシャツなどに添えるだけでおしゃれ感が増します。
実は、比較的簡単な巻き方にも関わらず、どうなっているの?と
思われるような複雑の表情に見えるのは、凝った仕立ての
「ピエール ルイ マシア」ストールならでは。今回のように、
ストールをねじる場合、とくに力を発揮してくれます。
◆キュートアフガン巻き
正方形スカーフを半分に折って三角形にします。
そのまま首もとに持っていき、両端を首の後ろに持っていきます。
首の後ろで両端をクロスして、前へ持ってきます。
両端をつまんで中央に持ってきます。
そのまま結んで形を整えます。
結び目がリボンのようになってキュートなアフガン巻きに。
左右どちらかにずらせば、フェミニンなムードに。
PIERRE LOUIS MASCIA 22,000円(税抜)
こちらは、「ピエール ルイ マシア」のシルクの正方形スカーフを使用しました。
イエローやオレンジ、ピンクなどが交じり合ったフラワープリントは、
大きな抽象柄デザインが大人のムードを感じさせます。
ボーダー柄カットソーなどのカジュアルなアイテムに添えるだけで、
おしゃれ感がアップ。上質感を印象づける光沢を放つシルクならではの
風合いは、巻いたときに首周りでドレープ美を演出してくれます。
もちろん、ジャケットやライダースジャケット、カーディガンなどを上から
羽織っても、首もとからのぞくプリントがアクセントに。いつもの定番アイテムに
変化を加えたいときに、このようなスカーフが1枚あると重宝します。
3パターンのストール巻き方はいかがでしたか?
巻き方はもちろんですが、ストールの柄や素材によってもムードが変わります。
実は、今回、ご紹介したのは、比較的簡単でベーシックな巻き方です。
それなのにエレガントで立体的に見えるのは、「ピエール ルイ マシア」の
2枚仕立てのストールやアートのような柄入りゆえ。1枚持っていると、
センスを感じさせる着こなしを印象づけやすい魅力的なアイテムです。
「ピエール ルイ マシア」のスカーフ&ストールフェアが、いよいよ
2月7日~28日の間、「ガリャルダガランテ」の13店舗で開催されます。
過去の人気のアーカイブコレクション(復刻版)も登場するそうなので、
これは見逃せません。ぜひ足を運んで、実際に手で触れて、
さらには巻いて、よさを実感してみてくださいね。
■Pierre-Louis Mascia Collection詳細はこちらから
http://www.gallardagalante.com/galante/pr/event/1402plm
- Jan.24.2014
12:41 PM
[ Rie Miyata ] - 薄軽レザーで仕立てる、未体験の革アイテム 「Raw+」ブランドの魅力解剖
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
「ガリャルダガランテ」では実力派ブランドとのコラボレーションも頻繁に
企画していて、毎回、人気を博しています。そんな期待を集める
コラボシリーズですが、人気の高さゆえにお客様のリピート要望もあって、
何度も繰り返して実現しているヒット企画も生まれています。
Raw+ 2014春夏コレクション (c)Raw+
Raw+ 2014春夏コレクション (c)Raw+
人気リピート企画の1つであり、ショップに登場するたびにソールドアウトを
重ねているのが、オリジナルのレザーでほとんどのコレクションを構成する
ブランド「Raw+(ロゥタス)」とのコラボ。2014年も早速、ショップでの
お披露目が間近に迫っています。そこで、今回は「Raw+」のブランドの
魅力をお伝えするのと合わせて、「ガリャルダガランテ」でしか
買うことのできない新作コラボも先取りでご紹介します。
「Raw+」はRyuichiro Shimazaki氏とHisako Sato氏の男女2人の
デザイナーデュオが手掛け、2008年にブランドを立ち上げました。
2人はどちらも「MUJI」の出身で、ナチュラル&シンプルなデザインを
よく心得ています。男女デュオの場合、それぞれが意見を出し合って、
1つの形にまとめ上げていくケースが多いのですが、「Raw+」は異色の
アプローチを選んでいます。2人で共作するのではなく、2人がそれぞれ
別に自分のこだわりを重んじて服を作っているのです。だから、
男女のテイストが互いに混り合って、全体に深みを与えています。
ブランドコンセプトは「そのままの物に新しさをプラスする」。
その意味を込めて、英語で「生(なま)、そのまま」という意味を持つ
「Raw」に「+」を添えてブランド名としています。
「Raw+」のブランドシグネチャー的存在と言えるのが、オリジナルのレザーを
主な素材に使った作品です。コレクションのうちのいくつかがレザーアイテム
だというのではなく、商品の大半がオリジナルレザーを主体にしているという点で、
「Raw+」は世の中の一般的なファッションブランドとは一線を画しています。
しかも、特殊な技術で加工した極薄レザーは特許を取得しています。
新鋭ブランドが集まることで有名な、パリの展示会「トラノイ」で人気に火が
ついたのも、革の巧みな操り方が大きかったようです。レザーをベースにしつつ、
シーズンごとにある素材をフィーチャーしてコレクションを構成しています。
ミリタリーやメンズ要素を程よく加えたデザインテイストを得意としています。
さらに、そこにドレープ仕立てのようなクチュールテクニックをプラス。フェミニンを
薫らせ、全体のバランスを着やすく整えています。男女両方の風情がミックスされた独特の世界観を醸し出しているのが、「Raw+」の特質と言えるでしょう。
Raw+ 2014春夏コレクション (c)Raw+
Raw+ 2014春夏コレクション (c)Raw+
Raw+ 2014春夏コレクション (c)Raw+
2014春夏のテーマは「ESSENTIAL PIECES FOR RAW+」。その言葉通り、
「Raw+」ブランドに欠かせない春のベーシックアイテムを集めました。
これまでレザーでは表現しづらかった、微妙なライトカラーのカラーリングを提案。
薄くて軽く柔らかいオリジナルレザーの特性を生かした、クリーンで
ミニマルなコレクションに仕上げています。 レザーウェアに合わせやすい
インナーからドレスまでを全てジャージー素材で作る新ライン
「Raw+FOUNDATION」も14春夏からスタートさせます。
「Raw+」のレザーは製法からして本当にオリジナルなので、もう少し説明を
加えましょう。普通のレザーは、つややかなスムーズ加工を施した表側は
滑らかな状態ですが、裏面はざらざらしたスェード状になっています。
裏地がついたレザーウェアでは分かりにくいかも知れませんが、1枚革の
表と裏を見比べれば、全然違うことが分かるはずです。このざらついた
裏面のせいで、レザーを1枚で仕立てると、スェード面の塵が内側の服に
付着してしまったり、革から色移りしてしまうという問題が起こりがちです。
レザーアウターはこのトラブルを防ぐ意味から、裏地を付けることが多いのですが、裏地があるとシルエットに制約が生まれ、かさばりやすくなります。
デザイナー2人はこの宿命的な問題に真正面から向き合いました。
そして、レザーアウターを裏地なしの1枚仕立てで白いTシャツの上に着ても
汚れない新しい加工技術にたどり着いたのです。このオリジナルレザーは
両面を滑らかに加工してあるので、極めて薄く加工して、まるで布のように
操ることができます。レザーとは思えないほど軽く柔らかく仕上げられていて、
これまでにない着心地を味わうこともできる「魔法の革」です。
このオリジナルレザーは、表と裏を全く同じつややかな状態に仕上げて
あるのが特徴です。裏側もスムーズな触感を持つので、肌触りもとても滑らか。
「Raw+」はこの革をとても薄く加工して、布のように使っているから、今までのレザーとは全く異なる表情が引き出されています。さらに、汗や水を弾く工夫も加えられ、
1枚仕立てのアウターを安心して楽しめるような心配りも忍び込ませてあります。
袖を通して、多くの人が驚くのは、その拍子抜けするほどの薄さ、軽さ、しなやかさ。今までのレザーウェアが背負ってきた、かさばり感、重さ、ごわつきが嘘のような
着心地です。裏地を付けずに済む上、レザー自体を極限まで薄くできたおかげで、
この着心地が実現したわけです。
「ロゥタス×ガリャルダガランテ」レザー切替トレンチコート 95,000円(税別)
このような長所を兼ね備えるオリジナルレザーは今回ご紹介するアイテムでも、
その魅力を存分に発揮してくれています。レザー切替をあしらったトレンチコートは
「ガリャルダガランテ」とのコラボで、レザーでアクセントを加えたコットン仕立て。
コットン生地と同系色の春らしい淡いカラーに染められたレザーの風合いが
装いにクラス感を添えています。形はトレンチですが、やさしい色の効果で
重たく見えません。総裏付きで仕立ててあります。縫製工場は英国のバーバリー社から正式に認定を受けた、クオリティーの高いファクトリーに依頼しています。
「ロゥタス×ガリャルダガランテ」ライダースジャケット 85,000円(税別)
ライダースジャケットは「ガリャルダガランテ」とのコラボ物。
実はライダースこそ、「Raw+」のオリジナルレザーの長所が生きる革アイテム。
なぜなら、一般的なライダースは革が重くて固いせいで着にくいところがあり、
ちょっとハードに見えがちです。今回のコンパクトなライダースはソフトでライト。
ライダース本来のディティールは残しつつも、余分な要素は省き、ありそうで
なかった逸品を生み出しました。ファスナーは輝きの美しいEXCELLAを使用。
入念に1つ1つ磨かれた滑らかなファスナーが高級感を漂わせています。
「ロゥタス×ガリャルダガランテ」ドレープジャケット 98,000円(税別)
ドレープジャケットも「Raw+」のオリジナルレザーのよさを引き出した品。
こちらも「ガリャルダガランテ」とのコラボアイテムです。
これまでのレザーでは優美なドレープは出しにくかったのですが、薄く軽い
オリジナルレザーならではの穏やかな風合いが、やわらかい表情をもたらしました。ニットカーディガンではない「レザーカーディガン」という聞き慣れないアイテムの
よさは、ぜひ実際に触れて羽織って感じてほしいところです。ウエストベルトで
絞ってエレガントなシルエットを際立たせることができます。量感のある
ドレープは表裏両面をスムーズに加工したオリジナルレザーならではです。
自ら考案したオリジナルレザーを生かして、「Raw+」はこれまでレザーで
仕立てるという発想のなかったようなアイテムやデザインを、シーズンごとに
打ち出し続けています。今回のガリャルダガランテとのコラボでもその本領を
発揮しています。レザーウェアの常識を変えていくクリエイター2人と、彼らを
応援する「ガリャルダガランテ」のケミストリー(化学反応)から誕生した新作は、
きっとみなさんのおしゃれに新たな驚きと喜びを加えてくれるはずです。
平成26年年4月1日からの消費税増税に伴い、㈱パルでは商品の希望小売価格の表示は全て税抜表示となっており、
本BLOGの価格は全て税抜表示となっています。何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
※平成25年10月1日から平成29年3月31日まで適用される「消費税転嫁対策特別処置法」に基づいております。
- Jan.10.2014
10:22 AM
[ Rie Miyata ] - 2014春夏トレンド「エフォートレスやスポーツリュクス」を押さえる
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
2014年春夏シーズンも様々な新トレンドが登場する気配ですが、
その中でも支持を集めそうな有力株が「エフォートレス」。
肩の力が抜けた、気張りすぎないリラクシングなテイストです。
ただのルーズや手抜きとは違って、エレガントなムードが大切です。
また、やさしい着心地と上品なリッチ感を兼ね備えた「スポーツリュクス」や
「エアリーノーブル」も新しい着こなしのキーテイスト。ホワイト×ブラックや
グレーなどの控えめトーンを軸にしながら、地味に見えない
カラーハンドリングなど、この春夏注目キーワードをピックアップしました。
◆エフォートレス
左から、Steven Alan、Catherine Malandrino、Adeam、Steven Alan 2014春夏NYコレクション (c)Rie Miyata
力みを遠ざけながらも、だらしなく見えないという穏やかニュアンスの
着こなしが「エフォートレス」の持ち味。どこか都会的な洗練が宿っているのも、
スタイルのポイントです。ジャケットのセットアップも共布でウエストを
ゆるく結わえたショートパンツでヌケ感を漂わせたり、シャツをジャケットの
袖先から軽く折り返しているのも、カッチリ決めてしまわない小技。
チュニック風のプルオーバーはゆったりフォルムがのどかな雰囲気。
薄手のワンピースはエフォートレスを象徴するアイコン的なウエア。
すがすがしく肩や腕を露出するスリーブレスの形がクリーンな印象を
引き立たせています。揺れ遊ぶ裾が軽やかなムードを呼び込んでくれそう。
爪先と両サイドをカットオフしたシューズも涼やかな顔つき。
ゆるい編み目から風が吹き込むサマーニットもこのトレンドになじみます。
袖をひじ辺りまでたくし上げると、素肌感が出てこなれた着姿に。
ショートパンツは風通しよさげで清潔感を寄り添わせてくれます。
◆スポーツリュクス
左から、Catherine Malandrino、Candela、Candela、Candela 2014春夏NYコレクション (c)Rie Miyata
アスレティックなフォルムを持ちつつ、カジュアルに寄せず、むしろ上品に
整える「スポーツリュクス」。先に挙げたエフォートレスとも通じるところの多い
新テイストです。スポーティな装いはストリートっぽくまとまりやすいのですが、
それを避けて、リゾート地やプールサイドでの昼下がりのようなたたずまいに
仕上げるのが、今季の流儀。身頃や袖に何本もジップを走らせたトップスが
アクティブな表情。パンツと色をそろえればスタイリッシュな出で立ちに。
編み目越しに肌が透けるサマーニットはやさしい肌当たりが気持ちまでほどきます。パンツはベルトで締めず、ドローストリングスでゆるく結んで端を垂らして。
ショートトップスは今季もオントレンド。上品な腹見せで健やかなセクシーを
薫らせています。正面の着丈が背中側よりも短い前上がりのトップスは
きれいにお腹を露出できます。プルオーバーのスウェットはスポーツアイテムの
代表格ですが、袖にレースをあしらって身頃とムードを変えているので、
ドレッシーな見栄えに。総レースのスカートもナチュラルな空気感が目に残ります。
ボーダー柄のカットソーはボーイッシュなアイテムですが、裾にフラワーレースを
あしらったフェミニンなスカートで合わせて、ムードを変えています。
◆エアリーノーブル
左から、Catherine Malandrino、Adeam、Clover Canyon、Clover Canyon 2014春夏NYコレクション (c)Rie Miyata
レースや穴開きディテールをふんだんにあしらったエアリーな装いは、
ノーブルとセンシュアル(官能的)を両立させてくれます。シフォンや
チュール、ジョーゼットなどの透ける素材を使ったワンピースやスカートは
この春夏も涼やかな着こなしのキーアイテム。ブラウスとスカートで
別々のレースを配した風通しのよいコーデは、やさしい着姿に導きます。
ほのかなシースルーでフェミニン度もアップ。裾や袖だけを薄手生地で
透けさせる演出は、装いから重さをオフ。きちんと感と肌見せを
組み合わせたスタイリングが今季らしい空気感を引き寄せます。
エアリー感を引き出す新たなアレンジが、透ける素材を重層的に重ねるテクニック。
薄手生地を上からかぶせてうっすらと透けさせるサマーレイヤードは
羽衣のようにミステリアス。無地ショートパンツの上から柄物シースルー布を
重ねる工夫で、装いの立体感が高まります。さっぱりしがちな春夏ルックですが、
透ける服を取り入れると、見た目に奥行きが出て、着姿に深みが生まれます。
◆ホワイト×ブラック、グレー
左から、Steven Alan、Candela、Clover Canyon、Adeam 2014春夏NYコレクション (c)Rie Miyata
白×黒のストイックなカラーミックスは今季も勢いが続きます。
ただし、新シーズンの主役は「白」のほう。オールホワイトの装いに黒を
差し色のような感じで添えて、白のクリーンでノーブルな表情を深くする
という色合わせです。ジャケットとパンツのセットアップでも、トップスだけを
黒にすると、互いに引き立て合う効果が働いて、シャープな見え方に。
ワンピースも黒と白をアシンメトリーに配すると、ダイナミックな動きが出ます。
白にグレー系で合わせると、落ち着いた風情に整います。
今季は何の形かはっきりしないような抽象的でグラフィカルなモチーフが
脚光を浴びる予感。これまでよりも大ぶりの柄で服全体を彩るビッグプリントが
提案されています。大きい柄は色が強いと目立ちすぎるものですが、
黒やグレー系であれば、主張しすぎない見え加減に収まります。
全身にアートをまとうつもりで着ると、上手に着こなせそうです。
ボックスプリーツのようなスクールガール的ディテールも今季の新顔。
モノトーンと組み合わせれば、品良くまとめやすくなります。
「エフォートレス」や「スポーツリュクス」など、今季の新トレンドはどれも
堅苦しさが薄いので、手持ちアイテムとニューカマーを組み合わせて、
自分らしくアレンジしやすそう。「ガリャルダガランテ」では春物の立ち上がりから
新トレンドをしっかり押さえたラインアップが用意されています。
気になるキーワードを試して、お好みのスタイリングになじませてみてはいかが。
- Dec.27.2013
9:00 AM
[ Rie Miyata ] - 冬セールで買い足したいデイリー使いアイテム
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
「ガリャルダガランテ」でいよいよ冬のセールがスタートします。
寒さが厳しくなる真冬に重宝しそうな、デイリーに使えるアイテムを、
セールアイテムから先取りピックアップでご紹介します。
◆コート
「2wayウールコート」上代41,000円→税込30,135円
2wayウールコートは襟のデザインが2通りあり、それぞれの表情を楽しめます。
コートルックは見栄えが単調になりがちですが、こちらのコートは、
前を開けて着たときと、共布ベルトでしっかり前を閉じて着用したときの
ムードがかなり変わります。前を全部閉めるとアシンメトリーな襟元がモダンな印象。
ベルトをリボン結びにすればレディーライクなワンピース風に変身します。
前を開けて着ると、緩やかな落ち感ある美シルエットを描いてくれます。
コートの見栄えがいつも同じように感じてしまうのは、
同じアウターを着続けていれば当たり前の悩みですが、
2wayはその難点を解消してくれるから、頼もしい1着になるはずです。
◆ワンピース
「ツィードポンチワンピース」上代23,000円→税込16,905円
ミックスツィード風の表面感があり、1枚で着ても品格を漂わせる素材。
ソリッドなキレイめカットソーとの素材の切り替えがムードに深みを
与えて、重ね着しているようなデザインもおしゃれ心をくすぐります。
伸縮性の高いカットソーならではの着心地の良さがあり、
肩の凝らないエフォートレスなムードが冬休み気分にぴったりです。
年末年始の外出や、旅先などにも重宝しそうなワンピースです。
◆ニット
「バックペイズリーニット」上代16,800円→税込12,348円
ガリャルダガランテで高い人気が続くバックプリントニットは、
背中にも手を抜かないおしゃれ意識の高さを印象づけられる1着です。
繊細で上品な単色ペイズリー柄が後ろからのぞいて動きを演出。
ロイヤルブルーのニットは1枚でトレンド感を感じさせてくれます。
Vネックがデコルテ周りをフェミニンに見せてくれる上、スッキリとした
シルエットはシーンフリーで着やすく、春先も大活躍すること間違いなし。
「マルチパターンニット」上代15,800→税込11,613円 「チドリ柄マーメイドスカート」上代16,800円→税込12,348円
ボートネックがフェミニンな切り替え仕立てのニットです。
1枚でサラリと着られる雰囲気ですが、近づいてよく見ると、ニットの流れる
向きが身頃と袖で異なっていて、複雑な表情を醸し出しています。
ボディラインも華奢に見える構築的なデザインが魅力的です。
切り替えの施された立体的なフレアラインが愛らしいスカートとコーデ。
タイトスカートで合わせれば、大人エレガンスを演出できそうです。
「アンゴラ2WAYニット」上代14,800円→税込10,878円
発色の良いカラーツィードのニットは1着持っていると、何かと重宝します。
カジュアル感のあるゆったりとしたシルエットですが、胸元の開き具合が
1枚で着たときにフェミニンを薫らせ、ヌケ感を出す引き算コーデにも使えそう。
中にシャツを重ねてレイヤードで着こなせば、ボーイッシュなムードに変身。
ユーティリティーに着回せる万能デザインはお得感を誘います。
「アンゴラ2WAYニット」上代14,800円→税込10,878円
こちらのアンゴラ混ニットは意外や「上下2WAY」のタイプ。
上下逆さまに着ることができるのです。これまでも前後の2WAYは
たくさん提案してきたガリャルダガランテですが、今回はさらに踏み込んで
「上下」にチャレンジ。ボディのゆったり感と袖リブのフィット感のバランスが良く、
美しいドレープがポイントになっています。逆さにして着るとボートネック風の
見栄えに。スカートの色は、ダークトーンにまとまりがちな冬コーデに
アクセントカラーとして差し込みたくなる鮮やかなレッド。
タック使いが腰回りを華奢に見せてくれる仕立てです。
ウエストの後ろ部分がゴムになったデザインは着心地も上々。
リラックス感の高いニットは今季も人気が続いていますが、ご紹介したように
バリエーションを揃えておくと、時短コーデとしても頼もしいアイテムになりそう。
ガリャルダガランテの冬物はシーズンを越えて着続けやすいデザインが
多いので、セールで出会うことができれば、春先まで役立つ賢い投資になるはず。
冬の前半は終わっても、まだまだ春は先。厳しくなる寒さをしのぎつつ、
心までぬくもるようなおしゃれをこの機会に手に入れてくださいね。
GALLARDAGALANTE各SHOPのセール日程につきましては、下記URLよりご覧下さい。
↓
http://www.gallardagalante.com/galante/#/news/2013-12-19-12-48-49
- Dec.13.2013
10:52 AM
[ Rie Miyata ] - 2014春夏「ガリャルダガランテ」展示会を先取りリポート!
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
まだ冬の真っただ中ですが、ファッション界ではもう春の準備が
着々と進んでいます。「ガリャルダガランテ」でも12月に入って、
2014年春夏シーズン向けの展示会が開催されました。
今回はそのリポートをお届けします。
「ガリャルダガランテ」の14春夏コレクションのテーマは「Effortless Chic」。
「エフォートレス」はNYコレクションでも最大のテーマになった新トレンド。
肩の力が抜けた、しなやかでリラクシングなムードです。
単にゆるっとするのではなく、「シック」が重なって、落ち着きや
エレガンスを伴った風情に仕上げるのが、来季の新スタイリング。
展示会でもこのテイストにぴったりの素敵なアイテムがたくさん披露されました。
春夏の最新作では、ホワイトがキーカラーになっているので、クリーンで涼やか。
マリン調のボーダートップスは春夏トレンドのビーチムードになじみます。
共通しているシルエットは、ボディーラインにつかず離れずの穏やかな輪郭。
肌当たりのやさしい素材感も伸びやかな表情を生んでいます。
白×黒のモノトーンも来春夏のキーになる色合わせ。
ただ、これまでのスタイリッシュ顔のブラック×ホワイトとは違って、
クールに決めるのではなく、ソフトな生地やドレーピーなフォルムで、
リラックス感溢れるたずまいに整えています。クラッチバッグは
二つ折りのスクエアな形が人気を博しそう。キャミソール風の
スリップドレスはビーチライフのくつろぎを運んできます。
トップスはエフォートレスの雰囲気を印象づけるのにうってつけのアイテム。
スウェット風の表情はスポーティーのトレンドとも溶け合います。
ゆったりとしたプルオーバーは力みを感じさせない着姿に導いてくれます。
おしゃれモチベーションが盛り上がってきたのを受けて、鮮やかな色を
取り入れた着こなしも活気づきそう。全身を強い色で染めてしまわず、
トップスかボトムスのどちらかだけに色を迎えてポジティブ感を
印象づけるのが、上手な操り方。鮮やかなイエローのレース素材の
スカートはエアリーな風情。靴はローファーやスリッポンでヌケ感を添えて。
マニッシュ帽子やナチュラル系のバッグで別テイストを加えれば、
こなれた着姿に仕上げやすくなります。
ホワイトは14春夏のトレンドカラーとして有望ですが、異なる色と
うまく重ねると、エフォートレスなムードを引き出しやすくなります。
白の清潔感やノーブルさを引き立てる添え色に注目です。
こちらの白カーディガンはイエローのレースインナーが最初から
セットになっているので、アレンジに悩む心配がありません。
前と後ろを逆にしても着ることができる前後ダブルフェイスとなった
デザインなので、着こなしも2倍楽しめつタイプです。
来季の着こなしでは適度な肌見せもポイントになります。
スリーブレス・ワンピースは上品に肩周りを露出できる上、エレガントな
見栄えにまとまるので、1枚あると重宝します。目を惹くネックレスで
胸元を華やがせれば、さらに手を抜かないリュクスな着姿に。
14春夏の目立った新傾向の1つに、サマーアウターが挙げられます。
春コートはもう常識ですが、今度は夏にもコートが進出。
シーズンレスの着こなしが広がります。こちらは、肩周りと袖がレザーで、
身頃はトレンチ布地という異なる素材のミックスが独特の風合い。
防寒の必要がない春夏は前を開けてレイヤードを楽しんで。
ソフトな風合いの生地が脚光を浴びるのも、14春夏の新しい動き。
麻やリネン、コットンなどのナチュラルな質感の素材は、やわらかい肌当たりで、
気持ちまでほどくよう。程よくしわができたり、よれたりした表情も、かえって
自然体の着姿を印象づけてくれます。麻で仕立てたチェスターコートは、
秋冬の防寒重視コートとは全くの別物。風をはらむ様も余裕を感じさせます。
ちょっと古着っぽいたたずまいがこなれた着こなしに誘います。
ブルゾンは来春夏のヒットが確実視されているアウター。
早くもベースボールジャケットは人気に火がつき始めています。
同じようなフォルムのミリタリー系ブルゾンにもリバイバルの兆し。
袖と身頃で素材の切り替えを施したこちらのブルゾンは袖レザーの
つや感が大人ぽい風格を寄り添わせてくれます。
アウトドアやワークウエアが脚光を浴びる傾向も見え始めています。
土っぽいアースカラーもリバイバルが有力。ミリタリーの流れと掛け合わせて、
カーキ系のミリタリーパンツはワードローブに迎えやすくなってきます。
カムフラージュ柄パンツは男の子風にまとめてしまわず、
フェミニンを意識して全体をスタイリングするのがポイントです。
バイヤーの中山 洋美さんは、マリントップスでビーチの軽快感を
呼び込みつつ、膝丈スカートで着崩さないレディーなムードが印象的。
マニッシュな帽子とオープントゥのハイヒールでジェンダーミックスの
要素を取り入れ、さらにクラッチで文字プリントの新トレンドもキャッチ。
リラックス×リュクス、着心地がよいのに、着崩れて見えない、そんな
異なるテイストを上品にミックスした味わい深いスタイリングになっています。
ガリャルダガランテの春夏シーズンでは今回ご紹介した
アイテム以外にも、新作がたくさんラインアップされています。
ベーシックアイテムをベースに、クリーンでミニマルなスタイルを提案する
「Urban Minimal Days」、ホワイト、ベージュ、ブルーのベーシックカラーに、
ゴールド、シルバーなどのシャイニー感をプラスする「Clean Shiny Days」、
デザートベージュやカムフラージュプリントなどにモノトーンや
ヴィヴィッドカラー合わせを提案する「Comfort Healthy Days」という
順番で展開されていきます。きちんとトレンドを押さえながらも、
ガリャルダガランテらしいこなれた味付けが加えられているから、
手持ちワードローブとなじませやすく、着こなしに重宝できそう。
新トレンドを感じ取って、次シーズンのおしゃれに活用してくださいね。
- Nov.24.2013
11:22 AM
[ Rie Miyata ] - シーン別・冬の女子会着こなしのアイデア集
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
いよいよ今年も残り1カ月と1週間余り。クリスマスに忘年会・新年会など、
イベントが多くなる時期ですが、その合間にも気の置けない仲間と
女子会で盛り上がりたいもの。ただ、同性からの視線は気になるから、
しっかりシーンにふさわしい装いを選びたいところです。
そこで、今回はこれからの季節に重宝する、女子会シーン別の
着こなしを、選りすぐってコーディネート。さっそく見てみましょう。
◆レストランへ
ビーバードレープコート 44,100円/ミンクパールニット 14,700円/ミンクパールカーディガン 19,950円/サーキュラースカート 15,540円/円形ファーストール 24,150円/クリスタルピアス 8,925円 すべてガリャルダガランテ/ブレスレット 25,200円 スザンナ ダイ/バッグ 91,350円 シー ピー ファー
日が落ちるのが早い冬は、ディナーのムードが一段と大人っぽくなる
シーズンでもあります。女子会のお誘いも多くなるこの時期に
意識したいのは、コートの操り方。店に入るまではアウターが必須ですが、
食事中は脱ぐので、室外・店内という両方の装いを見られることになるわけです。
つまり、コート姿が見栄え良くて、さらにアウターオフしてからも寂しく見えない
着こなしを組み立てる必要があります。まずはコートオンの室外バージョンから。
冬のコートルックが重たく見えがちなのは、ダークカラーが主犯。
こちらのようにキャメルやベージュを選べば、どんよりムードが漂いません。
ドレープを効かせたフォルムであれば、優美な着姿に。ファーの巻き物を
首周りに迎えると、今夜の主賓気分の華やぎがオン。首が寒くないから、
思い切ってコートの前を開けられます。冬の着こなしに動きが加わります。
レストラン内に入ったら、コートを預けて、別のイメージを演出。
ピンクは場の雰囲気まであたためてくれそう。カーディガンを肩掛けすれば、
ぐっとフェミニンが濃くなるので、マニッシュに見えやすいコートルックとの
変化を際立たせることができます。あでやか色のトップスを選んだ日は、
ボトムスはシックに抑えて。暗色を使って、腰から下を細見せするのが、
賢いチョイス。ピアスやブレスレット、クラッチバッグなどに光輝を宿して、
全体をつやめかせるのも、室内コーデを貧弱に見せない気配りポイント。
食事中は大抵、上半身しか目に入らないので、きらめきパーツを
ひじから上の位置に配するのが上手なアクセサリーのまとい方です。
◆パーティやライブ、コンサートへ
ファージャケット 44,100円/ペプラムドレス 25,200円 共にガリャルダガランテ/ハット 27,300円 アンソニー ペト/ネックレス 27,300円 ラダ/バッグ 121,800円 キャサリン クウェイ
パーティが増えるこの時期に、過剰な控えめ精神はかえって無粋。
ドレスアップが前提の場面では、ゲストそれぞれが積極的に雰囲気を
盛り上げる義務を負っているからです。普段はなかなかできない、
ちょっと踏み込んだおしゃれが試せるのも、人前に出る機会のいいところ。
堂々とファッションを楽しんでこそ、お招きにあずかった者に
ふさわしい態度と言えます。会場に入る前からパーティは始まっています。
当日、会場への道すがらや、受け付けに並ぶ間も、周りの視線を浴びます。
もちろん、アウターオンの屋外ルックから手が抜けません。外での装いを
華やげてくれるファー。こちらは毛足の長いシャギー系のファージャケットです。
一見、ベストに見えますが、袖にファーを盛っていないので、着姿がすっきり。
ギャザードレス裾からスレンダーなレッグラインを印象づけてくれます。
目立つファージャケットをオフしても、着姿が地味に見えないのは、
光の反射が目を引き込む、大ぶりネックレスのおかげ。さらに、
メタリック仕上げのバッグがリッチ感をかさ上げ。大勢が集まる
パーティ会場では、人混みに埋もれてしまいやすくなるから、
少し強めのアイキャッチーを意識するぐらいでむしろちょうどいいのです。
ノースリーブは、お外ルックとの変化を打ち出す演出。暖房と熱気を
信じて大胆に肌を出すのが、パーティを制する決断です。
程よく目立ちつつ、縦寸を稼ぐ効果も期待できるのが、高さのあるハット。
エレガントなドレスの風情を引き立てるマニッシュミックスにも役立ちます。
首から上しか目に入りにくいパーティ会場でも、帽子は素敵な目印に。
時には帽子を手に持って、またひと味違うムードにスイッチ。
パーティ以外にライブやコンサート会場の装いとしても応用が利きます。
斜めに傾けたり、後ろにずらしたりと、いくつものかぶり方を
マスターしておくと、狙い通りのイメージを呼び込めます。
◆ホームパーティ
Pコート 44,100円/パーカー 17,850円/ストライプシャツ 17,640円/コーデュロイパンツ 17,640円/ポシェット 19,950円 すべてガリャルダガランテ/ニット帽 17,850円 カラコラム
ご自宅に招かれるホームパーティは、実は最も難易度の高いシーン。
地味すぎてはパーティらしくなく、派手すぎると雰囲気になじまないからです。
ドレスコードがはっきりしていない分、着地点を見極めにくいもの。
加えて、冬はアウターとインドア服の両方を見せるので、組み立てに
いっそうの知恵を求められます。目指す落としどころは
「くつろいで見えて、それでいて手抜きっぽく見えない装い」。
適度なヌケ感をうまく織り込むのが上手な整え方となります。
通勤ルックやドレスアップコーデとの違いを醸し出すのが、ホームパーティでの
お約束。トレンチコートやファーアウターは硬さやゴージャス感が強く出ますが、
ピーコートやダッフルコートなら、割とくだけたプライベート感を引き込めそう。
ボーイズテイストを象徴するピーコートは、リラックスした雰囲気のニット帽とも
好相性。ほっこりしたあたたかみを添えます。バッグもクラッチ系は避けて、
ポシェットのようなタイプが気負わないムードに導いてくれるはずです。
ピーコートを脱いだ部屋の中では、ゆったりした歓談にふさわしい、
気取らない格好が場になじみます。パーカやフーディーは話し相手の
気持ちもほぐして、話を弾ませそう。全身をスポーツやストリート系統で
まとめず、ストライプシャツのようなきちんと顔のアイテムを混ぜ込むと、
ゆるんで見えすぎません。コーデュロイのパンツで上下の色と
素材感を切り替えているから、装いが一本調子になりにくくなっています。
動きやすい服装を選ぶのは、ゲストもいろいろとお手伝いするのが
当たり前のホームパーティならではのマナー。どこかに引っ掛けてしまいそうな
レース物やかがめないセクシーデザイン服はNG。その点、アスレティックな
たたずまいの服は合格です。ホームパーティでは割と近い距離でゲスト同士が
接するので、生地や素材の風合いにまで気を配っておきたいところです。
布地以外でも、ダブルジップやステッチのようなパーツやディテールに
工夫を凝らして、上質なカジュアルを選ぶ大人の分別を漂わせて。
一口に女子会と言っても、その種類は様々です。
メンバーの顔ぶれ次第でもおしゃれのストライクゾーンが変わるので、
スタイリングを組み立て始める前の見極めが欠かせません。
何度か繰り返し集まっている知り合いの場合、徐々に手持ちの
ワードローブを見切られてしまうこともありそうです。
冬のキーアイテムはアウターとトップス。
時には新顔アイテムを迎え入れて、手持ち服とのコーデを
広げてみましょう。アクセやバッグもムードを変える効果が大きく、
うまく組み合わせれば、次のお声掛けが待ち遠しくなるはずです。
シーン別で装いを使い分けて、この冬の女子会を楽しんでくださいね。
- Nov.07.2013
3:15 PM
[ Rie Miyata ] - クリスマスに向けて「ANTON HEUNIS」と「MARIHA」でドレスアップ!
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
風が冷たくなり、コートが手放せなくなる中、「ガリャルダガランテ」では
クリスマスに先駆けて、毎年恒例のJEWERLYとDRESSのコレクションが11月15日より限定店舗で開催されます。
今回の主役はジュエリーの「ANTON HEUNIS(アントン・ユニス)」と、
ジュエリー&ドレスの「MARIHA(マリハ)」です。フェアを直前に控えて、
あらためてブランドの魅力を確かめておきましょう。
◆ANTON HEUNIS(アントン・ユニス)
ケイト・モスやニコール・リッチー、ナタリー・ポートマンといった
ファッションアイコンも愛用するジュエリーブランド「ANTON HEUNIS」は、
ヴィンテージを取り入れつつ、モダンにアレンジするテイストで知られています。
1930年代から60年代にかけてのグラマラスなムードを映し出したデザインは、
着こなしとの相性にすぐれ、パーティーシーンでも見栄えがする上、
普段使いもしやすい仕上がりですから、およばれが増える冬場に重宝しそうです。
カラフルで大ぶりの半貴石や、輝きの豊かなクリスタル、どっしりと
量感のあるチェーンを組み合わせた、適度なお目立ち感が印象的な
デザインを得意としています。「モダン・ヴィンテージ」のムードを帯びた、
少しレトロな洗練が装いに優美と品格を注ぎ込みます。歴史や建築、
映画などから受けたインスピレーションを生かし、スタイリッシュな女性の
おしゃれモチベーションを一段と高めるようなデザインを生み出しています。
すべてマドリッド(スペイン)のアトリエでひとつひとつ丁寧に手作りされています。
たとえば、「GOTHAM CITY」の名前は映画『バットマン』の舞台と共通しています。
ニューヨークに象徴されるアールデコの建築美を写し取ったかのような
美意識が顔周りやデコルテをクールに華やがせます。丸く切り出した
ジェットスラブ(黒御影石)をゴールドが囲み、ヴィンテージクリスタルが
周りを彩るデザインには、映画『華麗なるギャツビー』の世界に通じる、
20年代アメリカの自信と勢いが感じられます。
スワロフスキーのクリスタルをはじめ、貴重なヴィンテージガラス、
半貴石を組み合わせて、表情の深いジュエリーに仕上げています。
半貴石には様々な種類がありますが、「ANTON HEUNIS」はそのストーンを
身につける人を守り、幸運を運んでくれるものを選んでいるそうです。
最終工程では22金を使い、ニッケルや鉛といった、アレルギーを起こしやすい
金属を用いないという心配りもしてくれています。渋みのある風合いの
真鍮(しんちゅう)やガンメタルも作品に古風なたたずまいを与えています。
「SAHARA(サハラ)」と名付けられたコレクションでは、アフリカの
サハラ砂漠を連想させるサンドトーンの貴石をメーンに迎え、
スワロフスキーやヴィンテージゴールドで風格とリッチ感を添えました。
貴石には「地球のいたずら」とも言えるような微妙な色合いのストーンが
たくさんあり、クリエーションの幅が広がります。色が鮮烈なルビーや
エメラルドとは違って、中間色が選べるので、アースカラーやペールトーン
などもジュエリーにあしらうことができて、装いとの相性がさらによくなります。
「すべては祖母のドレッシングテーブル(鏡台)から始まった」と
振り返るデザイナーのアントンは南アフリカで生まれました。
同国のステレンボス大学美術課程で学士号を得た後、2000年に
ドイツのミュンヘンへ渡り、金細工職人として修行を積みました。
2002年にはロンドンで有名ジュエラー「エリクソン・ビーモン」に入り、
さらに腕を磨き、2004年にスペインでブランドをスタート。
マドリッドでこの地に息づく美に魅せられ、今もアトリエをここに構え続けています。
世界の主な百貨店やセレクトショップが彼のジュエリーを取り扱っていて、
その数は200店舗を超えています。2006年にはスワロフスキーの
「Create your style」賞で最優秀デザイナーに選ばれました。
ヴィンテージがクリエーションの根っこにあるので、タイムレスな風情が漂い、
何年先でも古びて見えません。本物を知る大人の美学も寄り添わせてくれるから、
普段着にも別格の上質感をもたらしてくれそう。「ジュエリーはパーソナルな品で
あり、親密な物。だから、愛を込めて作られなければならない」と語るアントンの
作品が、本来は冷ややかな金属や鉱石でできているのに、肌に添わせると
不思議にぬくもりすら感じられるのは、彼の思いが宿っているからかも知れません。
◆MARIHA(マリハ)
「MARIHA」は上田真理絵デザイナーがファッションエディターとして
経験を積んだ後、パリへ渡って2006年に立ち上げたブランドです。
「ジュエリーのひとつひとつには、自然の恵みから生まれた鉱石が持つ
力が宿っている」というロマンティックな信条に基づいて、デザイナー自身が
インドで買い付ける半貴石(セミプレシャスストーン)やK18ゴールドを主体に、
繊細なジュエリーを生み出しています。アメジストやトパーズ、水晶、
アクアマリン、ガーネットなど、微妙でニュアンスフルな表情を持つ
天然石は出しゃばりすぎず、装いに自然となじみます。
日本古来の「花鳥風月」という美意識を重んじつつ、ミニマルで繊細な
デザインに心を配っています。K18ゴールドや貴石、半貴石を使っているのも、
デリケートなムードを濃くしています。お守りのように持つ人を守り、美しい人を
さらに美しく輝かせるという、ストーリー性のある洗練度の高いジュエリーは
これからのパーティーシーズンに装いの頼もしいパートナーとなってくれそう。
「MARIHA」はジュエリーだけのブランドではありません。リゾートドレスや
リトルブラックドレス(LBT)も定評があり、今回の「ガリャルダガランテ」の
フェアでは、大人女性の必需品とされるLBTがショップに登場します。
デザイナーが暮らすパリの女性の装いに触発され、パリシックをモダンに
解釈したドレスコレクションには、パリの美学やエスプリが薫ります。
シルクの素材感を生かし、たっぷりとドレープやフリルをあしらって、
着心地の良さと女性らしい華やかさを両立させています。
ジュエリーから始まったブランドらしく、ドレスのシルエットは
ジュエリーと抜群の相性を発揮。互いを引き立て合ってくれます。
「女性が装うときのときめきを形に」という想いから生まれた
デザインプロジェクトだということもあらためて実感できます。
リトルブラックドレスはトレンドに流されない定番中の定番ですが、
天然石のジュエリーも時代を超越した不変の美を宿している点で通じ合う存在。
ドレスの凛とした様式美と、天然石ジュエリーの穏やかな表情が響き合います。
ドレスを着るシーンでは、仕草や挙動に普段以上の気配りを求められることが
珍しくありません。その点、「MARIHA」のドレスは、所作を優美に見せる
細かい工夫が落とし込まれているから、自然な動作も洗練された振る舞いに
格上げ。体型が引き締まって見えるカッティングや仕立てのアイデアも
盛り込まれていて、シルエットがすっきり。デイリーでも着回せる上、
クリスマスシーズンにあると本当に頼りになる1着となりそうです。
「ガリャルダガランテ」でのフェアでは「ANTON HEUNIS」と「MARIHA」の
魅力にたっぷり触れることができるので、真価を知る絶好の機会に。
人前に出る機会が多くなる年末年始から春先にかけて、堂々と視線を
受け止められるジュエリーやドレスは大事な日の気分を伸びやかで
前向きにしてくれるから、このチャンスに相棒アイテムと巡り会ってみては。
「ガリャルダガランテ」 JEWERLY&DRESS COLLECTION
◆ANTON HEUNIS JEWERY COLLECTION 11.15.fri-
[開催店舗]
ルミネ新宿店・ルミネ北千住店・たまプラーザ店・ウィング高輪店
ミント神戸店・福岡ソラリアプラザ店
◆MARIHA JEWERY COLLECTION
11.15.fri-12.1.sun
[開催店舗]
表参道店・丸の内店
◆MARIHA DRESS COLLECTION
11.15.fri-12.1.sun
[開催店舗]
表参道店・丸の内店・ルミネ有楽町店・渋谷ヒカリエ店
名古屋ラシック店・ミント神戸店
- Oct.25.2013
1:06 PM
[ Rie Miyata ] - 今年らしいコートの選び方&着こなし教えます
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
そろそろコートが恋しい季節。春まで着続けるように、賢く選んで、
上手に着こなしたいもの。「ガリャルダガランテ」では毎年恒例の
コートフェアを開催中。その有望株、ニューフェイスをピックアップしました。
この秋冬のコート戦略を練ってみて下さいね。
大きく4タイプに分けて、今季コートの新傾向と
スタイリングプランをチェックしていきましょう。
◆ミニマル系コート
飾り気を控えた、割とプレーンな見栄えのミニマルなコートは1枚持っていると
何かと便利。難なくなじむお仕事ルックにはもちろんですが、オフの装いにも
活用しましょう。マキシスカートで合わせてロング&リーンのシルエットを出したり、
白パンツで合わせて色を際立たせたりすれば、冬の着こなしに幅が出ます。
ビーバードレープコート 44,100円
ベージュ系のミニマルコートは穏やかな風情が合わせる服を選びません。
ゆったりと襟が折り返すフォルムは、大人っぽいムードを引き寄せてくれます。
たっぷりしたボリューム感があるので、帽子やヒールブーツで量感を
調節してあげると、縦長のすっきりした着姿に仕上がります。
カシミア混ノーカラーコート 46,250円
深い色のミニマルコートは冬ルックの引き締め役に絶好のチョイス。
タイトめのテイラーリングは、冬の厄介者である着ぶくれを避けるシルエットを
生んでくれます。裾が少しフレアー気味のタイプを選べば、パンツルックが
よりシャープに着映えします。白系のボトムスはコートとの境界線が
はっきりする分、コートルックに変化が出しやすくなります。
◆カジュアル系コート
カジュアル系コートの代表格はフード付きやPコート。
ボーイッシュな雰囲気が持ち味ですが、そちらへ寄せすぎないようにしつつ、
帽子やストールなどの小物でフェミニンを添えるのが、この秋冬らしいさじ加減。
見慣れたアイテムだから、今季は少し手の込んだタイプを選びたくなります。
スパイスに加える小物を意識してアレンジを組み立てれば、鮮度アップ。
フードショートコート 37,800円
フード付きコートは襟周りにボリュームが生まれるので、短めの着丈がおすすめ。
ショート丈コートは、重たくなりがちな秋冬ルックの救世主。寒くない日は
前を開けて、ニットやシャツとのレイヤードを楽しんで。トップスの裾を
ウエストからアウトさせると、縦長のイメージを印象づけられます。
コートとの丈違いを演出すれば、さらに効果が強まりレイヤードが楽しめます。
Pコート 44,100円
もともと海に縁が深いPコートはネイビー系の濃い色がスタンダード。
ただ、重たく見えないよう、利かせ色をまぶして、装いを華やがせて。
ニット帽に明るめの色を取り入れれば、視線が引き上がって、重たく見えません。
視線を上下に広げる上では、靴にも色物を迎えるといいでしょう。
マニッシュなムードを、ぐっと女らしく整えたいなら、ストールにお任せ。
狙ったイメージを引き寄せられるから、いくつものストールを使いこなして。
◆マスキュリン系コート
英国紳士のシンボル的なチェスターフィールドコートは今季のマストハブ。
この秋冬はブームが見込まれているから、まだワードローブに迎えて
いない人は買い時到来。コートのおかげで全体にマスキュリンな
輪郭が生まれるので、思い切って男性的にまとめるのもよし、
フェミニンを差し込んでジェンダーミックスに味付けするのもよし。
主張の強い男顔コートは、着こなしの引き出しを増やしてくれそう。
ショールロングコート 51,450円
上品なグレーは冬の装いを落ち着いたクラス感で包んでくれます。
袖を通さない肩掛けは、華奢な骨格を静かにアピールすれば、逆に
女性的に映ります。カットソーやセーターでほっこり感を添えるのが、
マニッシュ感を抑える上手な引き算。足首を出したり、高めのヒールを
履いたりするのも、レッグラインを伸びやかに見せる小技です。
グレンチェックコート 51,450円
チェック柄は英国ブームに乗って、この冬の最旬モチーフに昇格。
なかでも格子柄が大きめのグレンチェックやウインドウペーンは、これまで
あまり見なかった柄だけに、装いに新しいムードを呼び込んでくれそう。
大胆に紳士テイストで染め上げるなら、帽子や靴もメンズ物っぽく固めてみて。
決め手はダブルブレストのスーツ。肩掛けしてボリュームをもたせた
コートのおかげで、細身パンツが一段とスレンダーに見えます。
◆進化系ムートン、ダウン
真冬に大活躍するダウンやムートン。身体をぬくもらせてくれる機能は
しっかり備えつつ、進化系のデザインはおしゃれの面でも頼もしい。
ダウンやムートンはモコモコになりがちですが、美フォルムの進化系なら、
着こなしを邪魔しません。アウターという存在感の大きさを活かしつつ、
すっぽりくるまれて見えない工夫が大切。袖先をのぞかせたり、
前を開けたりといったアレンジをすると冬の着こなしを格上げしてくれます。
ノーカラームートンコート 16,800円
ムートンは意外に素材の質がはっきり分かってしまいやすいアウター。
スペイン産のメリノムートンを使用したコートは着心地が軽く、実際に重さもライト。
羽織る感じでまとえるのは、ちょっと新しい体験。もこもこのボアが襟と袖先に
あしらわれていて、見た目にもほっこり。コートルックは単調になりがちですが、
このような切り替えを配したデザインは動きが出ます。短めの袖丈で、
袖先からシャツをのぞかせているので、腕が細く長く見えます。
ツイードコンビダウン 51,450円
ダウンコートはケミカル系の風合いで、キルティングの縫い目が目印というのは、
もう昔の話。パッと見ではダウンウエアに見えないのが今どきのモデルの特長。
イタリアのポントルト社のツィード素材をふんだんに用いたダウンコートには
穏やかな風情が漂います。しんなりと身体の線に沿うので、程よい落ち感が出て、
こなれきた着姿に整えやすい。ファーのフード部分は取り外しが利き、
着回し効果が大。お仕事ルックにもなじみますが、デニムにだって無理なくマッチ。
冬本番を前に今年顔のコートを手に入れたい気候になるなか、
ガリャルダガランテではコートフェアが10月24日からスタートしました!
GALLARDAGALANTE COAT FAIR
10月24日(木)~11月10日(日)
期間中、コートをお買上げのお客様には毎日のケアに役立つ
コートブラシをプレゼント。着るたびに愛着が募るパートナーコートとの
出会いが待っているに違いないから、このコートフェアを逃さないで
「GALLARDAGALANTE」のショップへ足を運んでみてくださいね。
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