Jul.12.2012
3:09 PM
[ Rie Miyata ]
2012-13秋冬トレンドと新作を先取りマスター

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

先日、こちらで「ガリャルダガランテ」秋冬展示会の模様を
いち早くリポートしました。

2012-13秋冬ファッションは「北欧」に注目!展示会リポート
http://www.gallardagalante.com/galante/blog/2012/06/2012-13.html

今回は、さらに踏み込んで、この秋冬ファッショントレンドを
厳選キーワードでトレンドスタイルと共にご紹介していきます。

「表参道店」と「なんばPARKS店」で2012年8月に、
「ガリャルダガランテ」秋冬展示会オーダー会が
開催されますので、その前にガリャルダガランテの新作と
秋冬トレンドをチェックしてオーダーの参考にして頂けたらと思います。


◆クラシカル&レディーライク

20120712pic1.jpg

淑女のような気分に浸れる装いは、この秋冬も
引き続いておしゃれのキートーンになります。

裾がたおやかに波打つレディーライクなたたずまいのセミフレアスカート。
肩にボリュームをもたせたブラウスはトレンドの続くチェック柄で合わせ、
オーセンティック(正統派)な薫りを漂わせて。

今季は大柄チェックの格子柄にも注目が集まりそう。
トラッド風シューズで足元にマスキュリンを投入すれば、
クラシカル一辺倒ではない今風のアレンジが加わります。


20120712pic2.jpg

左から、kate spade new york/kate spade new york/Rachel Roy/kate spade new york 全て2012-13秋冬NYコレクション

海外コレクションでもこのように品格を重んじたスタイルが続出。
ブリム(つば)の広い帽子に紳士服調のチェックアウター、
つつましやかなドレープスカートに角張ったショルダーバッグといった
ジェンダーミックスの組み合わせが生きています。

無地のセットアップは穏やか色を選んで、
細ベルトでキュッと緊張感を与えたスタイルが新鮮。
シャツ襟で膝丈ワンピースのきちんと感や
角張クラッチのしっかり者イメージも借りて
全体に着崩さないムードを寄り添わせています。


◆ダンディーレディー

20120712pic3.jpg

20120712pic4.jpg

この秋冬トレンドの中でもますます盛り上がりを
見せそうなのが、マニッシュ(男性的)な装いです。

でも、全身を男っぽく固めてしまわないで、
ダンディーなコーデをかえって女性らしく着こなすのが
上手なスタイリングのポイントになります。

七分丈のクロップドパンツはセンタープレスされた表情が
装いにも隙のないムードを忍び込ませます。
ベストを着込んで三つぞろい(スリーピース)風に整えつつ、
デニムシャツを合わせてカッチリムードをやわらげて。


20120712pic5.jpg

左から、Tess Giberson/candela/Whitney Eve/Whitney Eve 全て2012-13秋冬NYコレクション

パンツを取り入れるスタイリングはますます加速します。
シガレットパンツやストレート、ワイドまで表情豊か。

コーデの新傾向はワンピやスカートとのレイヤード。
重ねてはくパンツは共生地や同系色でそろえて
ボトムスに一体感を出したいところです。

ダブル裾でセンタープレスのパンツは紳士服の印象が
強いけれど、そこにカジュアルなトップスを合わせて
フェミニンかつリラックスなスタイリングを加えてみて。

タイトなシガレットパンツは細脚を印象づける最強ボトムス。
細身スーツでセミマニッシュに見せてもいいし、
ゆったりめのトップスを合わせてスリムな下半身を際立たり。
トップスとセットでパンツをコーデする場合はマニッシュに振れすぎないように、
インナーの色・柄でアレンジしたり、ブローチやコサージュで
ほんのりエレガントに味付けする小技も使いこなして。


◆ビッグボリューム

20120712pic6.jpg

20120712pic7.jpg

20120712pic8.jpg

ビッグシルエットやオーバーサイズなど、
たっぷりとしたフォルムにも注目が集まります。

なかでもボリュームニットは、着心地がよく、
肌に触れる風合いからリラックス感も感じられます。

新トレンドのシガレットパンツとも
上下で量感の格差が生まれて好相性。

シャツと重ねたり、ストールを巻いたりして
ニットのぬくもりを引き出すレイヤードで着こなしたい。


20120712pic9.jpg

左から、Whitney Eve/Porter Grey/Rachel Roy/Rachel Roy 全て2012-13秋冬NYコレクション

カラフルなざっくりニットが海外コレクションでも
たくさんデビューして、秋の訪れを待っています。

ほっこりしたニットの雰囲気に鮮やか色が映えるので、
この秋冬はこれまで手を出してこなかった色にもチャレンジしたくなります。

パンツだけでなく、ミニボトムやロングスカートなどとも
合わせやすいので、着こなしのバリエが広がりそう。

本革やパテントレザー(エナメル)のミニボトムは
ボリューミーなニットトップスと絶妙のパートナーシップを発揮。
ダーク系の色が多くなる秋冬だからこそ、あでやか色の
ニットトップスは貴重な差し色アイテムになります。
暗い色合いと互いに引き立て合う暖色はプライオリティー(優先順位)が
高く、逆に、寒色は装いをスタイリッシュにまとめ上げることができます。
首周りや肩口にボリュームを持たせたタイプなら、さらに愛嬌がプラス。

「ボリュームで遊ぶ」はこの秋冬のおしゃれを楽しくする切り口です。


◆コスチュームジュエリー

20120712pic10.jpg

20120712pic11.jpg

「ガリャルダガランテ」では先日、「ミリアム ハスケル」の
トランクショーが開催されたことでも分かる通り、
コスチュームジュエリーに力を入れています。

この秋冬テーマに選んだ北欧(ノルディック)のムードにも似合う
ボリュームジュエリーは、それだけで存在感を放ち、シャツや
ニットなどの定番服に合わせるだけで今年らしい着こなしに。

ボリュームがでる秋冬の着こなしには華奢なジュエリーより
コスチュームジュエリーのほうが、着こなしにも馴染みます。


20120712pic12.jpg

左から、Gretchen Jones/Gretchen Jones/pamela love/pamela love 全て2012-13秋冬NYコレクション

装飾品の流れをくむコスチュームジュエリーは
1点まとうだけでドラマティックな出で立ちに仕上げてくれます。
コスチュームジュエリーは秋冬の本命アクセサリーとして
数多くのブランドのランウェイショー、展示会で打ち出されています。

エスニックな装いにもなじむトライバル(民族)な顔つきの
ネックレスはたっぷりレングスとどっさりデコレーションを意識して。
首もとにゴージャスなデコレーションがあしらわれると、
胸元に起伏を生んでくれるので、それだけでアクセントになります。

秋冬トレンドの厳選キーワードの中から、気になるものは見つかりましたか?
おしゃれの秋に備えて、今から次のトレンドを押さえた上で、
コーデをときめかせてくれそうな新パートナーを
ワードローブに迎えて秋のおしゃれを楽しんでくださいね。

店頭に秋冬物が並ぶ前に、バイヤー気分でオーダーできる
受注会でお気に入りのキーワードアイテムを選んでみてはいかがでしょう。

間近に迫った「ガリャルダガランテ」の秋冬受注会の申込みはこちらから!

---------------------------------
GALLARDAGALANTE ORDER EXHIBITION 2012 A/W
INVITATION TO THE NORDIC
■2012年8月4日(土)表参道店 11:00~15:00
■2012年8月11日(土)なんばPARKS店 11:00~15:00
http://www.gallardagalante.com/galante/special/orderexhibition2012/index.html

----------------------------------

Jun.29.2012
8:28 PM
[ Rie Miyata ]
緊急先乗りリポート!セールで買い足したいアイテムをチェック

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

もうすぐ夏のセールが始まるということで、本格的な夏に向けて
しっかり活躍してくれそうな、そして、秋口まで使える
買い足したいアイテムを一足早く緊急ショップ取材してきました!

表参道店の伊藤文恵店長にモデルになっていただき、
この夏のトレンドキーワードに沿って、それにふさわしい
「ガリャルダガランテ」のオススメお買い得アイテムをご紹介していきます。
(表示はプロパー価格です)
割引価格は、期間中に店頭でお尋ねください。


◆トレンドキーワード1「マニッシュ×フェミニン」

20120628pic1.jpg

ブラウス16,590円 キャミソール6,195円 パンツ17,640円 ネックレス10,290円 バッグ18,900円 全てGALLARDAGALANTE 

マニッシュとフェミニンの融合は今や外せないファッショントレンド。
クリーンなホワイトパンツなら、夏場も涼しげに過ごせそう。
ボトムスがすっきりしている分、トップスはふんわり風を
はらむブラウスをチョイス。トレンドカラーのイエローをまとえば、
ホワイトパンツと互いに引き立て合ってくれます。

ヒール付きのサンダルで、夏の足元につやめきをキープ。
白のバッグはクラッチ風に抱えて持つのが今年流です。

20120628pic2.jpg

「キャプション」 ブラウス16,590円 ネックレス10,290円 共にGALLARDAGALANTE

フロント中央にギャザーを寄せたブラウスは、視線を引き込む豊かな表情。
ドレープが体型カバーの役目も果たしてくれます。ホルターネックのように
着てみたり、肩に掛けてドルマンスリーブ風に見せたりと、アレンジは自在。
秋にはインナーにカットソーを重ねたり、ジャケットの中に着てもOK。
ラリエット風のパーツ付きネックレスを合わせて縦長フォルムを強調して。


◆トレンドキーワード2「ミニマル×リラックス」

20120628pic3.jpg

ワンピース19,950円 ストール9,450円 バッグ17,640円 全てGALLARDAGALANTE 
ベルト6,930円 ANGLO シューズ69,300円 Chloe

20120628pic4.jpg

余計な飾りをそぎ落としたすっきりミニマルな装いも今季のトレンド。
そこにリラックスをミックスする提案が支持されています。
1枚で様になるワンピースはシルエットや切り替えなどで勝負したい。
フロントとバックで素材が異なるマルチフェイスの仕立ては、
さらりとまとってもモードなムードを醸し出してくれます。

ストールの上からベルトを巻いて、雰囲気を変えやすいのもワンピならでは。
オン&オフで兼用できるワンピは何枚あっても重宝すること請け合い。
バイカラー(2色使い)のサンダルとバッグで着こなし全体に
エッジを効かせれば大人っぽいムードにまとまります。

 

20120628pic6.jpg

バッグ17,640円 GALLARDAGALANTE

イントレチャート(レザー編み込み)のバッグは表面の複雑で
美しい隆起が品格を印象づけてくれます。クラフト感を感じさせる、
洗練されたデザインは、A4サイズも余裕で入るたっぷり収納で、
お仕事バッグとしても頼りがいあり。普段着にも華やぎが加わるから、
オフシーンでも出番が多くなりそうです。口がちゃんとジップで閉じる
トートなので、大事な物を持ち運ぶ日でも心強いはず。
夏に限らず、オールシーズンで使えそうなお値打ちバッグは
セールでキャッチしたい早い者勝ち必至アイテムです。


◆トレンドキーワード3「アーバンリゾート」

20120628pic5.jpg

カットソー10,290円 スカート(リボン付き)19,950円 シューズ15,540円 全てGALLARDAGALANTE 
ネックレス9,030円 THEDORA GABRIELL バッグ17,850円 En Shalla ハット29,400円 SELIMA

20120628pic7.jpg

カットソー10,290円 GALLARDAGALANTE ネックレス9,030円 THEDORA GABRIELL

「ガリャルダガランテ」がお得意とするアーバンリゾートスタイルは、
今シーズンも人気に陰りが見えません。トレンドのマキシ丈スカートも
穏やか色のニット無地なら、大人っぽい表情に仕上がります。
こちらのスカートは実はリバーシブル。
裏地は肌触りがサラサラとしたポリエステル素材です。

カットソーのフロント部分にスカーフを巻いたように見えるトップスは、
実は最初からセットで縫い付けられているウィットフルな造り。
おしゃれなサマーレイヤードが1枚で手に入ります。
ウエストインとアウトで景色が変わるのもいいところ。
ふわっとしたフォルムが優雅なたたずまいに見せてくれます。

マニッシュな帽子とビジュウ付きのサンダルでジェンダーミックスに味付け。
フリンジバッグで遊びゴコロと揺らめきもプラスして。

 

20120628pic8.jpg

スカート(リボン付き)19,950円 カーディガン15,540円 シューズ15,540円 全てGALLARDAGALANTE 
ネックレス9,030円 THEDORA GABRIELL

そして、こちらは何と驚くことに、上写真のマキシ丈スカートの
リバーシブルバージョンです。マスタードカラーの裏側(ポリエステル)を
表に出して、ウエストゴムをチューブトップに着こなすと、このように
クラス感あふれる淑女顔のドレススタイルに大変身しました!

マキシ丈スカートだった時とは、素材もシルエットも全然違うから、
着回しを超えて、もうこれは別服と言えそうな感覚です。
付属しているウエストのリボンも結び方でアレンジ可能。
何通りもの変化を楽しめるマルチWayのアイテムを得意とする
「ガリャルダガランテ」らしい提案は、着こなしの幅を確実に増やしてくれます。
旅先で手持ち服の少ない時にも大活躍すること間違いなしです。

緊急リポートした「セールで買い足したいアイテム」はいかがでしたか?

トレンドキーワード別にご紹介しましたので、お気に入りのスタイルを軸に
まだ手元になかったアイテムをチェックしてみてください。
早めにワードローブに迎えれば、まだまだ続くこの夏のファッションに
追っかけ投入できる上、残暑の続く秋口まで大いに活用できます。

セールの立ち上がりを見逃さないで、賢いお買い物を楽しんでくださいね。

 

Jun.15.2012
8:53 PM
[ Rie Miyata ]
2012-13秋冬ファッションは「北欧」に注目!展示会リポート

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

いよいよ関東も梅雨入り。そして、その後は夏を迎えるところですが、
常に先を見るおしゃれ好きの心はもう秋冬ムードに誘われ始めています。

20120615pic1.jpg

そこで、今回はみなさんがきっと興味を持っているに違いない
「ガリャルダガランテ」の2012-13年秋冬シーズンの
テーマを先取りでご紹介します。

12年春夏は南イタリアをイメージカントリーに選び、
アーバンリゾートに手招きした「ガリャルダガランテ」。

さて、先日、展示会で発表された次なるシーズンの
イメージカントリーは、「北欧(ノルディック)」――。

スウェーデンやデンマーク、ノルウェー、
フィンランド、アイスランド、グリーンランドなど、
地理的には北極に近い、地球で最も北のエリアに位置する国々です。

冬は雪と氷に閉ざされる地域もある
極寒の土地柄だけに、ファッションの面では
ファーやニットといったぬくもりたっぷりの装いの本場。

スウェーデンの首都、ストックホルムは
ノーベル賞の授賞式(平和賞は別)が開かれることでも有名な
都市と自然のバランスがとれた街です。

この街に代表されるような都会と田舎の
両方の性格をミックスしたようなたたずまいは
北欧では多くの地域で見られます。

不思議とノスタルジックな気持ちにさせられる
北欧の特徴であるシルエットや色・柄。
これらをそのまま打ち出すのはなく、スタイリッシュに
アレンジするのがやはり「ガリャルダガランテ」流です。

20120615pic2.jpg

20120615pic3.jpg

シーズンコンセプトは「Invitation to the Nordic(北欧への招待)」。

北欧の様々な地域の色や雰囲気にインスパイアされたアイテムが
ノルディック気分を寄り添わせてくれます。

ざっくりとしたボリュームのあるニットは、穏やかでリラックスムード。
そんなハートウォーミングなニットは
北欧らしいイエローやブルーなどの目にも楽しい色に。
長い冬を楽しく過ごすために、提案されたこのような北欧カラーは、
重たくなりがちな秋冬ファッションを軽やかにも見せてくれます。

ニットの上から、大判ストールを巻いて、上半身にたっぷりと
ボリュームを持たせつつ、ボトムはセンタープレスの上品なパンツや、
ジョッパーズ風でスッキリ仕上げるのが、キーポイントです。
さらに、中折れ帽やキャスケットなどのマニッシュな帽子で味付け。

20120615pic4.jpg

20120615pic5.jpg

まゆのようなコクーンシルエットや、肩周りに丸みを持たせたコーデ、
レトロなクルーネックなど、どこか牧歌的でピースフルな
北欧ムードの装いも、現代的にアレンジされて提案されています。

クラシカルなクルーネックの首周りにはジュエルが施され、
上品な華やぎが加わって、新鮮なムードを醸し出します。
形はシンプルなのに絵画のように花柄がペイントされた
トップスとパンツはヒール靴で合わせてフェミニンに演出して。

20120615pic6.jpg

こちらは、一見、ワンピースのようにも見えますが、
実は、ニットのトップス&スカートというセットアップ。
こういったありきたりではない新発想スタイリングも打ち出されています。
ニットのコンフォートな着心地やリラックス感は生かしつつも、
ミニマルでエレガントなスタイリングを楽しめるコーデは
早くフィッティングルームで試したい気持ちに駆られます。

20120615pic7.jpg

20120615pic8.jpg

異なるテイストを掛け合わせる「ハイブリッド」な着こなしも
この秋冬スタイルには欠かせません。

例えば、フェミニンなワンピースに、上品なパールネックレス、
そして、メンズのチェスターフィールド風コートを合わせれば、
ダンディーフェミニンな装いが完成します。

一方、ダンディーな3つ揃え(ジャケット、ベスト、パンツ)で
合わせても、インナーのシャツをデニムにすれば、ヌケ感が加わり、
マスキュリンルックをあえてハズシた着こなしに仕上がります。

20120615pic9.jpg

20120615pic10.jpg

20120615pic11.jpg

バッグやシューズ、帽子、ジュエリーなどの小物も見逃せません。
ボリューム感あるジュエリーや、レディーライクなバッグやシューズ、
そして、「ガリャルダガランテ」でも売り切れ続出の
極上レザーブーツ、「SARTORE(サルトル)」も登場します。

サルトルの魅力については、こちらをご覧ください。
http://www.gallardagalante.com/galante/blog/2012/05/post-74.html

20120615pic12a.jpg

20120615pic12.jpg

「ガリャルダガランテ」お得意のストールやファーの
アイテムも例年以上に選りすぐられた逸品が出番を待っています。

こちらは、ファーが一部分に添えられたストールで、
くるりと一巻きしたり、フードのように後ろに垂らしてみたりと、
何パターンもアレンジできるマルチユースタイプ。

シャープでミニマルな都会的デザインと、
おおらかで素朴な村の雰囲気が溶け合った
秋冬の「ガリャルダガランテ」が提案する北欧スタイルの装い。
気持ちまでぬくもらせてくれそうなアイテムが集められ、
ノルディックの気分が色濃く織り込まれています。

「ガリャルダガランテ」の秋冬ファッションは、「北欧」という
新たなメッセージで、ストックホルムのような洗練と野趣という
相反するテイストのミックスを表現しています。

秋冬シーズンを見越して、今からアーバンノルディックな秋冬スタイルを
インプットしておけば、秋からのおしゃれが待ち遠しくなりそうです。

 

May.27.2012
3:42 PM
[ Rie Miyata ]
「サルトル」ブーツはなぜ人気なの? 魅力や歴史を徹底リサーチ!

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

長く使える「いい物」に出会えると、自然と愛着がわいて、
本当のお気に入りの仲間に迎えることができます。
ふらりとショップを訪れて、そういった価値のある品が
運命的に見つかったときはうれしいものですが、
なかなかそう簡単には巡り会えないところがあります。

 

 

pic1mm.jpg

ファッションのプロやおしゃれのアイコンたちの間にファンが
多いブランドの1つに、「世界一美しいジョッキーブーツ」といわれる
ブーツの「SARTORE(サルトル)」が挙げられます。

「ガリャルダガランテ」では実は、毎年、仕入れていますが、
人気が高くて、実際、シーズンになると既に品切れになってしまうほど。

そこで、「サルトルデビューしたい」「もう1足欲しい」という
熱いご要望にお応えして、「サルトル」ブーツの
先行オーダー会が6月に開催されることになりました。

「今年も買えなかった」「いつも入荷待ち」といった
残念な思いをしてきた人にはまたとないチャンスです。

 

でも、どうして「サルトル」はこんなに人気が高いのでしょう?

今回は、ブランドの歴史を掘り下げつつ、「サルトル」の魅力をご紹介します。
逸品が長く愛される理由が分かっていただけるかと思います。

「サルトル」の歴史は1930年代にさかのぼります。

ニースの北にあるフランスの町、ブレイユ=シュル=ロワイヤで
靴店と修理屋を兼ねた小さな店から「サルトル」は始まりました。

息子のポール・サルトルが1959年に、妻のマルセルと一緒に起こした
自前の靴工場が「サルトル」の歴史に道を開いたのです。

夫婦は、ポールが靴のクリエーション、
マルセルが経営という分担で、数々の成功を収めていきました。

初コレクションのドライビングシューズに続き、
セカンドブランド「エスキール」をスタート。

この時に誕生したのが、女性向けの乗馬用ブーツですが、
現在の大人気アイテム「サルトル」が生まれたのは、もう少し後になってから。

2人の娘、カトリーヌとフランソワーズは
1978年から両親の仕事を進んで手伝い始めました。

幼い頃から靴に囲まれて育ち、両親が教えてくれる様々な文化に
慣れ親しんだ姉妹は、父母の仕事に新たな感覚を持ち込んだようです。

ファッションの世界でプレタポルテ(高級既製服)が浸透していった
この時期に一家のファミリーネームを冠した「サルトル」は誕生しました。

80年代に入ると、それまでは米国からの輸入に限られていた
ウエスタンブーツをフランスで独自にアレンジ。
柔らかいレザーを用いた履きやすいブーツを提案します。
ウエスタンブーツは乗馬ブーツと並んで
今も「サルトル」のシグニチャー的アイテムです。

「サルトル」の不動の人気を裏打ちしているのは、
最上級のなめし皮を使い、奥深いクラフトマンシップを映す製法です。

90年代未に南フランスの工場を閉じ、生産をすべてイタリアに
移したのも、上質なブーツを生み出す、一流の技術を求めての事です。

職人技を受け継ぐ靴工房で製造される「サルトル」は
2000年代にユニセックスラインを加え、さらにファンを増やしていきました。

乗馬はもともとユニセックスなスポーツで、乗り手の体力や体格が
成績にあまり関係ないので、オリンピックでも男子、女子の区別がなく、
一緒にメダルを争うルールになっているほどです。

乗馬ブーツ(ジョッキーブーツ、ライディングブーツ)や
ウエスタンブーツはどちらも馬と縁が深いブーツとして知られています。
乗馬自体がヨーロッパでは貴族のたしなみとなっていた事情があり、
乗馬ブーツには上品なシルエットが多くなっています。

乗馬ブーツに代表される「サルトル」の表情は性別や着こなしを
選ばないので、マニッシュの取り入れがお約束になってきた
近年のコーディネートにはしっくり溶け合うということが言えます。

 

pic2mm.jpg

履いたときの抜群のフィット感と、ため息が漏れそうな
美しいシルエットは丹念になめされた革の質感に支えられています。

様々な色を重ねてあの神秘的な奥行きのある革色を引き出す
「パティーヌ」と呼ばれる染色技法まで一家は独自に
研究を重ねて、作品に注ぎ込んできました。

そこに、アートデイレクシヨンを担うカトリーヌ・サルトルの
着想が落とし込まれて、毎シーズン、新たな「サルトル」が生まれます。

カトリーヌのアイデアは、ありきたりのブーツとは別物の
ポジションに「サルトル」を位置付けてきました。

例えば、クロコダイルやオーストリッチなどのリッチな素材を使い、
上品でリュクスな表情のブーツを生み出していて、
そこには父ポールが開発した加工テクニックが息づいています。

一方、ロックなディテールや、秘やかなエレガンスが
程よく主張してくれるので、シンプルなボトムスが、
サルトルで合わせることにより、味わい深い雰囲気に仕上がるわけです。

近年、靴業界で機械化が進む流れにあっても、
「サルトル」は行きすぎた工業化に乗らず、
手仕事の丁寧さやぬくもりを大事にし続けています。

「サルトル」のブーツに特有のエスプリやクラシック感は
カトリーヌの着想と、伝統を重んじた工程があればこそ。

だから、長く履き続けても、時代遅れにならず、
どんなトレンドの着こなしにもなじむのです。

30年を超える歴史がありますが、ぶれないたたずまいや
揺るぎない気品を備えた「サルトル」はモダンな装いに
不思議とマッチし、その人のスタイルを際立たせてくれます。

「世の中を変える影響力や意識、未来を革新する新しい流れ、
飾りたてず、誇示するでもないシンプルな姿勢、
世界のあちこちで起こったことを常に感じ取れるセンス」
という「サルトル」の信条が、履いた立ち姿に凛とした
気高さや自信をも薫らせてくれるのも魅力のひとつです。

型崩れしにくく、手に入れた当時の姿を長く保つ上、
履くほどに持ち主の脚となじみ、愛着を持って手入れを
重ねていくと、自分だけの風合いを引き出せる点も
「一生物」として買う人が多い理由でしょう。

海外のセレブリティーやファッショニスタが
プライベートで好んで履くのも、割とシンプルな普段使いの
ボトムスにでも「サルトル」がリッチ感や優雅さを添えてくれるから。

ジーンズをブーツインして履く着こなしは一般化しているので、
「サルトル」のブーツでさらにアッパーな風格をまとわせたくなります。

 

 

世界的にもデイリー仕様になったブーツスタイルの
スナップを集めましたので、次シーズンの着こなしの参考にしてみてください。


pic3mm.jpg 

pic4mm.jpg

ジャケット+ストールの合わせは、「きちんと」×「ゆるさ」を
ミックスした人気の着こなしテクニックです。
このようなコーデには、足元をスッキリ見せるブーツがピッタリ。


pic5mm.jpg

pic6mm.jpg

色鮮やかなコートやボリュームあるポンチョ系などのアウターにも
シャープなボトムススタイリングが重要になってきます。
シンプルで美しいフォルムのブーツが着こなしを格上げしてくれます。

ハイエンドなクオリティーのブーツを、あえて普段使いで
ヘビロテするのが、こなれたおしゃれの知恵と言えます。

秋に先駆けていち早く開催される今回の「サルトル」先行オーダー会は、
復刻デザインや限定カラー、そして今秋冬の新作などが揃い、
ブランドの奥深い魅力をあらためて実感できる貴重な機会となっています。

期間中に「サルトル」のブーツをオーダーしたお客様には
「ガリャルダガランテ」オリジナルのハラコポーチと
シューズケアセットがプレゼントしてもらえる特典も。

 

以前から、いつかは「サルトル」が欲しいと思っていた人はもちろん、
2足目、3足目を狙っている人、今回のブランドストーリーを知って
初めて興味を持った人も、オーダーしてから届くまでの待つ時間まで
楽しくなる、スペシャルな体験をこの機会に楽しんでみてはいかがでしょう。

 

 

◆サルトル秋冬新作先行オーダー会
開催スケジュール

2012年6月1日(金)~6月10日(日)
表参道店・ディアモール大阪店

2012年6月13日(水)~6月17日(日)
ルミネ新宿店・クリスタ長堀店

2012年6月20日(水)~6月24(日)
ルミネ横浜店・ルミネ大宮店

詳細はこちらをご覧ください。

↓↓↓

http://www.gallardagalante.com/galante/#/news/2012-05-17-17-01-01

May.11.2012
9:46 PM
[ Rie Miyata ]
音楽とたわむれたオシャレな一夜!「ガリャルダガランテ×ブルーノート東京」

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

2012pic01.jpg

先にお知らせした(4/20ブログ)、
http://www.gallardagalante.com/galante/blog/2012/04/blue-note-tokyo-1.html

「ガリャルダガランテ」と「ブルーノート東京」の
コラボレーションイベントがゴールデンウイーク中の
5月6日、2回の公演に分けて開催されました。


2012pic02.jpg

「GALLARDAGALANTE loves JAZZ
 at BLUE NOTE TOKYO music by PAPIK」と銘打った
音楽の夕べには「ガリャルダガランテ」の顧客の皆さんが
大勢、集まってくださり、「ブルーノート東京」の方が
びっくりするぐらいの大入りとなりました。

普段の「ブルーノート東京」では、割と通い慣れた男性が
女性をエスコートして訪れるケースが多く、
スーツ姿の男性やドレスアップした女性が集まることも多いのですが、
この日は「ガリャルダガランテ」からのお誘いを受けて
初めて「ブルーノート東京」に足を向けたという人が多かったらしく、
いつもとはちょっと違う初々しい雰囲気に包まれました。

「ガリャルダガランテ」のテイストをよくご存じのお客様が大半だったせいか、
当日は今季のテーマに沿ったリゾート風やリラクシングな装いの
来場者が多かったことも、日頃よりもくつろいだムードを醸し出していました。


2012pic03.jpg

2012pic04.jpg

ステージに上がったイタリアのモダン・クラブ・ジャズのグループ
「PAPIK(パピック)」が初来日を果たし、しかも「ブルーノート東京」
初登場とあって、観客席の瞳はどれもキラキラと輝いて見えました。

イタリアン・ニュージャズの担い手である「PAPIK」の音楽は
幅広い傾向のサウンドとクロスオーバーしているので、
ジャズを聴き慣れない人の耳にもやさしく忍び込みます。

その意味で今回のライブはジャズファンにもビギナーにも
喜ばれる絶妙の企画だと感じました。


2012pic05.jpg

約300席が用意されたファーストステージ(午後6時開演)からいきなり満席状態。
カウンター席に追加の椅子が置かれるほどの盛況でした。
続くセカンドステージ(午後8時45分開演)も同様の大入りが続き、
観客はイタリアから吹き寄せた新しいジャズの風に身を任せ、
心をほどくひとときを思い思いに楽しんでいるようでした。

この日だけのスペシャルなオリジナルカクテルは「オーガニック・リモンチェッロ」。
新鮮なレモンの皮をウォッカに漬け込んだイタリアの果実酒で、
シチリアの夏風のように爽やかなソーダ割りと、レモンの香りを楽しめる
そのままのロック、そしてマティーニという3種が用意されました。

上質の音楽に耳を傾けながら、食事やカクテルで舌も笑う
ライブレストランという空間は、趣味のよい大人が
「非日常」を求めて集う場所と言えます。
当日の来場者の皆さんもそれぞれの着こなしに身に包んで
優雅に楽しんでいる雰囲気がこちらにまで伝わってきました。


2012pic06.jpg

2012pic07.jpg

「PAPIK」は古典的なジャズのスタイルを離れ、
ポップスやイージーリスニングなど、様々な音楽と融合した
枠にとらわれないジャズの「かたち」を提案しているグループ。

実はその楽曲は「ガリャルダガランテ」のショップ内で流されているので、
来店時にそれと知らず耳にしている人も多いことでしょう。
実際、当日のライブの合間には「あの歌、お店で聴いたことある」
「そうそう」といった会話が来場者の間から聞かれました。

束縛されない感じが伝わる「PAPIK」のサウンドは
旅やリゾートの雰囲気がある「ガリャルダガランテ」にぴったり。
メインボーカルは伊達男のアラン・スカファーディですが、
イタリアを拠点に活動するディーバ(歌姫)、エリー・ブルーナも参加。

踊り出したくなるようなアランの歌声と、メロウなエリーのボーカルが
交互に耳をほぐすように流れ込み、音楽にもてあそばれる快感を
会場を埋めた聴衆全員が分かち合いました。


2012pic08.jpg

 

 

2012pic09.jpg 

来日後の貴重な時間を割いてエリーがインタビューに
答えてくれたので、以下にそのやりとりをご紹介します。

Q 「PAPIK」の音楽について教えてください
―― 「ジャズ」というくくりだけでは、「PAPIK」の音楽を説明できません。
ポップスやイージーリスニング、ファンキーミュージックなど、
様々な要素をミックスして、「PAPIK」のサウンドは成り立っています。
聴き手の層も広くて、ファンには10代も60代もいます。
エイジレスなサウンドと言ってよいでしょう。
私は英語でもイタリア語でも歌っているので、ワールドワイドに
PAPIKの音楽を楽しんでもらえたらうれしいです。

Q どんなファッションが好きですか
―― 私は、スタイルをあまり固定しないようにしています。
「PAPIK」の音楽とも通じるところですが、
いろいろな服をその日の気分に合わせて着ます。
ロックテイストの服を着ることもあります。
ポップス風やメキシコっぽいテイストを選ぶ日もあり、
日替わりで様々なムードを選んでファッションを楽しみます。
色はルビーのようなワインレッドが特に好きで、ほかには、
ガリャルダガランテが提案するような、グリーンやイエローの
ナチュラルカラーも好きでよく着ますね。今日のスタイルもそうです。
逆に、グレー系の地味色はあまり着ないかも知れません。

Q 日本人女性のファッションをどう思いますか
―― 原宿を少しだけ歩きましたが、どの人もとてもおしゃれで、
それぞれにテーマのある、全身整った着こなしをしていたのに驚きました。
個性的なスタイルの人がいたのも興味深く感じました。
ヨーロッパではこういう風景はまず目にしません。
イタリアでは日本ほどおしゃれではない人も珍しくありません。
私は色々なファッションに興味があるので、日本人女性のファッションも
参考にしてみたいと思いました。

エリーはこの日、「ガリャルダガランテ」のコーデに身を包んでステージに登場。
カフタン風のシャツに、フェミニンなマキシ丈スカートを合わせ、
優雅なつば広帽子をかぶって、エスニックなストールを垂らすという、
見事なアーバンリゾートスタイルを披露してくれました。
ゆったりしたマキシ丈スカートは、「ガリャルダガランテ」の2012年春夏の
イメージカントリーである南イタリアの気配を感じさせ、
彼女の健やかな歌声にもなじんで見えました。
ストールと帽子もアクセントになって、ステージの動きに味わいがプラス。
本人も「この服は着心地がよくて素敵」と、気に入っていたようでした。


2012pic010.jpg

2012pic011.jpg

写真はショップの顧客さんたちと一緒に来店した
店長さんやスタッフさんたち。皆さん思い思いのおしゃれを披露していました。

客席を見渡すと、「ガリャルダガランテ」の服や小物を
身につけた女性がたくさんいて、みんなで同じ感覚を
ゆるく共有しているような心地よさがありました。

ファッションと同じように、音楽にも聴く人の気持ちを揺さぶったり、
気分を盛り上げたりする作用があります。

「PAPIK」のポジティブでうららかな響きはこの場に居合わせた
全員の心をハッピーでのどかなトーンで染め上げました。

ライブ終了後も多くの来場者が会場を立ち去ろうとせず、
通路やロビーで仲間同士、言葉を交わし続けていたり、
写真を撮りあったりというのも、なかなか目にすることのない風景でした。


2012pic012.jpg

初夏の前奏曲となったグルーヴィーなライブは
参加した全員に、幸せな余熱を残して幕を閉じました。

「PAPIK」の曲はセカンドアルバム『Music Inside』が
IRMA records(イルマレコード)からリリースされているので、
興味を持った方は聴いてみてください。

この日、あらためて感じたのは、おしゃれをして
出掛けるイベントがあると、ファッションはさらに楽しくなるということ。

「ブルーノート東京」の公演スケジュールを見て
何だか心惹かれるライブを見付けたら、ブルーノートの目利きを信じて
味覚や嗅覚まで含めた五感で楽しむ1夜をリザーブしてみてはいかがでしょう。
そのアーティストを深く知らなくても、アルバムの「ジャケット買い」に
似た感覚で足を運んでみることをおすすめします。

「ガリャルダガランテ」のショップで流れている音楽が気に入ったら、
ショップスタッフに曲を尋ねてみるのもいいでしょう。

イタリアン・ニュージャズやボサノバなどの、心をなでる曲を集めた
オリジナルCDもリリースされているから、耳を傾けてみてください。

GALLARDAGALANTE loves JAZZ at BLUE NOTE TOKYO music by PAPIK
http://www.gallardagalante.com/galante/special/gglovesjazz2012/

BLUE NOTE TOKYO
http://www.bluenote.co.jp/jp/

IRMA records「PAPIK」
http://www.irmagroup.jp/irma_artist/papik


PHOTO by TAKUO SATO [LIVE]


 

Apr.27.2012
10:22 PM
[ Rie Miyata ]
「イタリア映画祭2012」でGWとおしゃれを楽しみ尽くす

20120427pic1.jpg

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

いよいよGWが始まりますね。
皆さんはお休みはどのように過ごしますか?

今年は、例年以上に海外旅行人気が高いので、
海外で楽しむ方も多いのではないでしょうか。
また、東京にはたくさんの商業施設がオープンしたので、
東京で過ごす方もいらっしゃるかと思います。

今回は、イタリア気分を味わえる映画を東京と大阪で
一度に楽しめる、とっておきの催しのご案内です。

ご存知の通り、「ガリャルダガランテ」の2012春夏ファッションの
テーマは「BLOOMING SEASON(ブルーミング シーズン)」
「~ Wearing Atomosphere in Southern Italy ~」。
イメージになっているイタリアのたたずまいは
GWに向けてのリゾート気分をもたらしてもくれそうです。


20120427pic2.jpg

「日本におけるイタリア年」をきっかけに2001年春に始まった
「イタリア映画祭」は今年で12回目を迎えます。

4月28日(土)~5月4日(金・祝)の間、
東京の有楽町朝日ホールで開催される「イタリア映画祭2012」では、
日本未公開のイタリア映画14本が一挙上映されます。

大阪では5月12日(土)、13日(日)に、
大阪会場のABCホールで7本が上映されます。

入場無料の座談会や来日ゲストの舞台挨拶も予定されています。
日本語字幕が添えられているので、安心して作品世界に浸れます。

日本未公開の優れたイタリア映画はたくさんあります。
そんな日本未公開のイタリア映画に触れるチャンスが
2001年に始まった「イタリア映画祭」です。

ゴールデンウイークの恒例となった映画祭で、
毎年1万人もの来場者がイタリア映画を楽しんでいます。

日本ではフランス映画同様、米国映画に押されてイタリア映画の
上映機会はあまり多くないのが現実ですが、映画ファンが愛する映画の
ランキングでしばしば上位に挙げられる『ニュー・シネマ・パラダイス』や、
坂本龍一氏が米アカデミー賞作曲賞を獲得した『ラスト・エンペラー』、
ロベルト・ベニーニの名演が光った感動作『ライフ・イズ・ビューティフル』といった、
これらの素晴らしい映画はどれもイタリア映画です。
長い歴史を持つイタリア映画には、ハリウッド大作とは別のムードがあります。

人間の心に深く呼びかける語り口や、ちょっと古風な色使い、
哀感のこもった音楽など、様々な持ち味がイタリア映画を
ほかの国・地域の映画とは異なる作品にしています。

今回の上映作はいずれも2010年以降に製作された新作14本ですから、
イタリア映画の「今」を感じ取れるはずです。


20120427pic3.jpg

「キャプション」 『気楽な人生』 ルーチョ・ペッレグリーニ監督 La vita facile (Lucio Pellegrini)

20120427pic4.jpg

「キャプション」 『バッグにはクリプトナイト』 イヴァン・コトロネオ監督 La kryptonite nella borsa (Ivan Cotroneo)

「イタリア映画祭2012」上映作品は、以下A~Kです。
A.『楽園の中へ』 B.『気楽な人生』 C.『ジャンニと彼をめぐる女たち』
D.『至宝』 E.『天空のからだ』 F.『七つの慈しみ』 G.『錆び』
H.『大陸』 I.『シャッラ/いいから!』 J.『バッグにはクリプトナイト』
K.『何もかも音楽のせい』

特別上映作品は、以下X~Zです。
X.『そこにとどまるもの(仮題)』 Y.『ローマ法王の休日』
Z.『シュン・リーと詩人(仮題)』

イタリアの文化や食、ファッションなどを日本でもっと知ってもらう
イベント「日本におけるイタリア年」をきっかけに始まった映画祭です。

イタリア映画ではイタリアらしいファッションも大事な「出演者」。
ミラノマダム風ばかりではない普段着のイタリアンファッションを
イタリア映画を通して知ることができます。

日頃の暮らしと遊びや食が深く結びついていて、人生を楽しみ尽くす
モチベーションが高いイタリア人のライフスタイルは
ファッションにも色濃く映し出されています。

街中に暮らしていても海辺の散歩や日だまりでの日光浴と
縁を切らないその生活は装いにもリゾートの風を吹き込ませています。

「ガリャルダガランテ」の2012年春夏テーマであるイタリアの風を
感じさせる装いでお出掛けしたら、映画のムードをさらに高めてくれそうです。
そんな気分にピッタリのスタイリングをご紹介します。


20120427pic5.jpg

レッドが眩しいワイドパンツは、リラックスと艶やかさを両立。
ボーダー柄の爽やかなカットソーは、美しいドレープが施され、
ゆるやかな女性らしいボディラインを描き出してくれます。
アーバンリゾートなムードがイタリア映画と重なり合います。

20120427pic6.jpg

太陽を思わせる元気いっぱいのイエローは、今季のトレンドカラー。
シャツやブラウス、カットソーなどのミニマルな装いでも、
色はカラフルにするのが今季流の着こなし。
スタイリッシュにまとめつつ、パイソン柄サンダルのような、
目を惹くハズしコントラストが、装いのポイントです。

20120427pic7.jpg

フラワープリントが大人っぽいたたずまいのオールインワンは、
マキシ丈ドレスのようなボリューミーなシルエットがエレガントで、
GWのオフ気分を満喫できるアイテムと言えそうです。
腰に巻いたスカーフと足元を彩るサンダルのオレンジで
ビタミンカラーを差し込んでポジティブなムードを演出。

鮮やか色やリラックスフォルム、モチーフプリントは
おしゃれを通して肌越しに気持ちまで盛り上げてくれます。
せっかくのGWだからこそ、オフの日スタイルに浸って、
現代のイタリア映画を楽しみながら、素敵な一日を過ごす、
そんな日をつくってみてはいかがでしょうか。


◆イベントタイトル:「イタリア映画祭2012」
http://www.asahi.com/italia/2012/

◆東京
日程:4月28日(土)~ 5月4日(金・祝)
場所:有楽町朝日ホール(千代田区有楽町2-5-1 マリオン11階)

◆大阪
日程:5月12日(土)、13日(日)、
場所:ABCホール(大阪市福島区福島1-1-30)

Apr.20.2012
11:36 AM
[ Rie Miyata ]
「Blue Note Tokyo(ブルーノート東京)」で非日常を堪能

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

おしゃれを上達させるコツの1つが、「ドレスアップする機会を増やす」。

「装いの幅が出なくなり、着こなしに奥行きや深みがなくなったかも」
と思ったときは、時々、ライブや美術館、ディナーといった、
普段よりドレスアップして出掛ける機会をつくるようにすると、
必然的にスタイリングを工夫することが増え、気分転換にもなります。

そういった場所で見かける、周りの人の装いも
自分流の着こなしのヒントになるので、おすすめです。

「非日常」を感じ取れる華やかな場所で、おしゃれな大人が集まり、
過ごす時間が満ち足りている。 

20120420pic1.jpg

20120420pic2.jpg

そんな難しい条件を兼ね備えた数少ない空間の1つに、
ジャズクラブの「Blue Note Tokyo(ブルーノート東京)」があります。

先日、「ガリャルダガランテ」のプレスの高田さんと服部さんと
「Blue Note Tokyo」に行ってライブを堪能してきました。

名門ジャズクラブ「Blue Note」の本家はニューヨークにあり、
私も何度か足を運んだことのある大好きな場所です。

その名前を受け継いだ「Blue Note Tokyo」は
1988年、東京・南青山にオープンしました。

音楽を愛する大人たちが集う「Blue Note Tokyo」は、
ステージとの距離感が出がちなコンサートとは別物の、
アーティストの体温すら感じられそうな間近でのライブを楽しめる音楽楽園です。

ジャズがメインではありますが、多様な音楽ジャンルのアーティストを連夜、
ステージに迎えていて、訪れるたびに新たな音楽体験を味わわせてくれるのも、
「Blue Note Tokyo」にしょっちゅう足を向けたくなる理由の1つです。

20120420pic11.jpg

NYの「Blue Note」と比べると、東京はいくつかの違いがあることに気づきます。

例えば、観客の過ごし方もそう。

東京では多くの観客が割と熱心にステージ上のパフォーマンスに聴き入っていますが、
NYではおしゃべりしたり食べたりを楽しんで、BGM的に聞き流している人が結構います。

アーティストの側も心得たもので、別に気に留めるでもなく、
自分たちのペースでパフォーマンスを続けていきます。
くつろいだひとときを過ごせれば、それでよしという観客とアーティストのこなれた関係です。

空間の造りにも違いがあります。

行った方はご存じでしょうが、実はNYの「Blue Note」は
東京よりもずっとこぢんまりしていてレトロな雰囲気です。

一方、「Blue Note Tokyo」は上質なたたずまいはそのままに、
ゆったりしたスペースが確保されていて、
パフォーマンスを楽しみながら食事やお酒を味わいやすい、
座席面でも余裕のある空間に仕上げられています。

一般のレストランよりもやや暗くなっていて、
テーブル上のキャンドルのゆらめきが印象的な照明演出も
ムーディーな雰囲気を生み出しています。

「大人の隠れ家」を思わせるそのやわらかい居心地感は
普段の忙しさを忘れさせてくれ、自然と心をほどいてくれます。


20120420pic3.jpg

20120420pic4.jpg

その「Blue Note Tokyo」が「ガリャルダガランテ」とコラボし、
一夜限りのライブイベントが5月6日(日)に開かれます。

思い思いのおしゃれを楽みながら、ライブと食事、
お酒まで満喫できる素敵な時間となりそうです。

いわゆる普通のライブやコンサートでは立ちっぱなしになりがちですが、
「Blue Note Tokyo」ではそれぞれのテーブルでくつろいで
おいしい料理とお酒を味わいながらプレイも楽しめるので、
リラックスした時間がゆっくりと流れていきます。
日常と切り離された夢見心地の体験は、きっと
生活に程よいメリハリをもたらしてくれることでしょう。

20120420pic22.jpg

先日拝見した、「Blue Note Tokyo」でのライブステージは、
NYの女性ヴォーカリスト、ジェーン・モンハイトさんと
ブラジルのメロディーメーカー、イヴァン・リンスさんの共演でした。

スピーカーやヘッドホン越しではない、目の前のアーティストが
歌い奏でる「生音(なまおと)」は別格のスリリングなライブ感に
聴き手を包み込み、充足感に浸らせてくれました。

とりわけ、ボーカルの場合はかすかな息づかいまで聞こえるので、
歌い手との一体感が高まり、パフォーマンスに引き込まれていきます。

シルキーで伸びやかな歌声にくるまれ、時に陽気で
時に切ないブラジルサウンドにもてあそばれる時間は
濃密にそして心地よく過ぎていきました。
最初はカクテルやお食事を楽しみながら楽しんでいたのが、
プレスの高田さんも服部さんも私も最後には、
すっかり非日常の世界に入り込んでしまいました。

ジェーン・モンハイトさんとイヴァン・リンスさんの2人は、
実は今回が初共演だったそうなのですが、
そうは見えないほどの息の合いようでした。

もともと巨匠の誉れ高いイヴァンさんのステージに
NYの本家「Blue Note」で毎夜のように通い詰めていたファンが
将来を夢見るジェーンさんだったそうです。

「Blue Note」が結んだ縁が日本で「共演」という形で
新たにつなぎ直された格好で、シンデレラストーリーのよう。

今やモンハイトさんはジャズボーカルの歌姫に成長し、
円熟味を増したリンスさんをパートナーに迎えて
東京で堂々のパフォーマンスを披露したという素敵な物語に
私たちも立ち会うことができました。

2人の間には目には見えないけれども、確かなリスペクトが
まなざしという形で交わされていて、ライブにぬくもりが加わっていました。

ハートウォーミングなパフォーマンスに、
観客も自然と誘い込まれていき、心まで温まる気がしました。

「Blue Note Tokyo」が素敵なところの1つに、
今回のような素晴らしいパフォーマーを観客に引き合わせてくれる
プロデュース力が挙げられるでしょう。

「Blue Note Tokyo」のアーティスト選びは確かな目利きに
裏付けられているので、たとえ自分が名前を知らない
パフォーマーであっても、"「Blue Note Tokyo」にお任せ"のつもりで
席を押さえてしまってもいいと思います。

むしろ、そういう知らないアーティストとの出会いを
進んで引き受けることによって、それまで聴いたことのなかった
ジャンルやテイストの音楽に触れるチャンスがもたらされます。

私もブラジル音楽の曲を聴いたことはありましたが、
ライブは初めてだったので、生で聴くブラジリアンミュージックの
居心地のよさにすっかり聴き惚れてしまいました。

20120420pic5.jpg


20120420pic6.jpg

20120420pic7.jpg

この日はパフォーマンスに合わせて、ブラジル食材を使った
写真のオリジナルカクテルが用意されていました。
サトウキビを原料として造る、ブラジルの蒸留酒「カシャーサ」に漬けた
ライムとシードル入りのフレッシュで飲みやすいカクテルを頂きました。

飲み物や食事が充実しているのも、
「Blue Note Tokyo」が大人を引き寄せる理由。
いろいろな種類のカクテルやお酒が用意されているので、
自分のレパートリーを広げるように1杯ずつチェンジしてもよさそう。

来日パフォーマーが多い上、外国人の観客も珍しくないから、
日本にいながらにして海外旅行をしているかのような気分にも誘われます。

ステージに集中しすぎないで、会話とディナーを楽しむ
彼らの過ごし方はこなれたクラブライフのいいお手本でもあります。

20120420pic8.jpg

最後に記念撮影を高田さんと服部さんと一緒に。

私は、照明が暗めのこういった場には、ラメや
スパンコールを散らしたきらめきアイテムをよく着ていきます。

この日は、スパンコールのジャケットを着ていきましたが、
ロウソクの灯りがキラキラに照り映えて、幻想的な雰囲気に見えたそうです。

普段使いは気が引けるような派手めの服に身を包むのも、
こういう常ならぬリュクスな場ならではの特権と言えるでしょう。

着こなしのポイントとしては、席に着くと、腰から下は見えなくなるので、
洋服以外でも、イヤリングやネックレスなどで上半身にきらめきを
もってくると、暗闇の中でキラリと輝きを放ってくれます。
お仕事帰りでもこれならできそうですよね。

カジュアルなファッションの時も、コスチュームジュエリーや
帽子、スカーフなど、小物でキラリとするものをプラスすると、
見栄えのする装いに整います。
白のアイテムも暗闇の中で光るのでオススメです。

日々の忙しさを忘れさせてくれる、素敵な時を過ごすのだから、
いつもと違ったドレスアップでその場に臨んでみてはいかがですか。

5月6日はぜひそんな価値ある時間に浸ってみてください。

2012年5月6日(日)
~GALLARDAGALANTE loves JAZZ
at BLUE NOTE TOKYO music by PAPIK~

詳細はこちら。
http://www.gallardagalante.com/galante/special/gglovesjazz2012/

 

Apr.05.2012
7:38 PM
[ Rie Miyata ]
コスチュームジュエリーの魅力と、「ミリアム ハスケル」デザイナーへのインタビュー


36_pic1.jpg

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

ファッションの世界で、以前にも増して、
ジュエリーが重視される傾向が強まっています。

比較的シンプルな服にも、ちょっと凝ったジュエリーを添えれば、
割と手軽に装いのトーンを変えることができます。

服のムードや本人のイメージにマッチしたジュエリーは、
着こなしの小さな主役ともなるわけです。

そういうさりげない主張のあるジュエリーを探すなら、
コスチュームジュエリーが候補になるでしょう。

欧米のセレブリティーには、コスチュームジュエリーのファンが大勢いて、
きらびやかな晴れ舞台でも、リラックスした普段着シーンでも、
彼女たちはコスチュームジュエリーを好んで身につけています。

日本でもファンが増えてきました。

36_pic2.jpg

36_pic3.jpg

そもそもコスチュームジュエリーとは何だろうと思う人も少なくないでしょう。

実は定義の幅が広いので、使う人によって意味がややぶれるところが
ありますが、対比する言葉の「ファインジュエリー」と並べてみると、
イメージがとらえやすいかも知れません。

「ファインジュエリー」はダイヤモンドの立て爪婚約指輪に
代表されるように、宝石や貴金属でこしらえた、
素材そのものにかなりの財産価値があるジュエリーです。

「宝飾品」という日本語に近いイメージです。

それに対して、コスチュームジュエリーは一般的には
材質そのものに価値の主体があるのではなく、
デザインに主な魅力があるジュエリーを指します。

プラチナやゴールドを使うわけでも、ルビーやエメラルドを
ちりばめるわけでもないのに、装いを華やがせたり、
着こなしにニュアンスを加えたりするジュエリーです。

素材で言うと、ダイヤの代わりにクリスタルを、
天然真珠ではなく人工パールを使うといった違いがあります。

ただ、誤解してもらいたくないのは、
イミテーション(模造品)ではないという点です。

あくまでもオリジナルな創造のたまものとして作り出された
「本物」のジュエリーであって、
その美的価値はファインジュエリーに見劣りしません。

両者は上下の関係にあるのではなく、
それぞれに素材や製法、方向性の異なる、
どちらもすばらしいジュエリーなのだという事は
ぜひ誤解のないようにしてもらいたいところです。

ファンジュエリーにも素晴らしいデザインはたくさんありますが、
素材に価値があるだけに、見せ方や扱いに制約がある上、
どうしてもきらびやかな材質を前面に押し出した見た目になりがち。

社交界やレッドカーペットではうまく使いこなせても、普段の装いには
落とし込みにくく、そもそもプライスがかなりお高くなってしまいます。

一方、コスチュームジュエリーは様々なデザインの余地があり、
バリエーションが豊かなので、自分好みの装いに
マッチさせやすいという長所があります。

舞台衣装に合わせてこしらえられたところからその名前があると
言われるだけあって、凝った造りの物も珍しくなく、
いつもの着こなしに1点加えるだけで、
ムードを変えてくれる効果も期待できます。

おしゃれが上手な海外の上級者ファッショニスタが
コスチュームジュエリーを好む理由も、
そういうアレンジのしやすさにあるのでしょう。


~「MIRIAM HASKELL(ミリアム ハスケル)」~

36_pic4.jpg

36_pic5.jpg

そのコスチュームジュエリーの世界で
別格の存在として知られるブランドが
「MIRIAM HASKELL(ミリアム ハスケル)」です。

すべての作品が手仕事の職人技から生まれる
「MIRIAM HASKELL」のコスチュームジュエリーは
世界中で蒐集(しゅうしゅう)アイテムとなっています。

その「MIRIAM HASKELL」の作品を集めた
トランクショー(受注会)が4月7日から
「ガリャルダガランテ」の各ショップで開催されます。

この受注会では「MIRIAM HASKELL」の作品の中でも
特に貴重な限定アイテムを含めて
数多くの商品が集められることになりました。

ニューヨークの本社から運び込まれる作品は数十型にものぼる見込みで、
日本でここまでの作品数がそろうことはなかなかありません。

全てがハンドメイドによる作品となり、受注会で予約してから
1~3ヶ月後に商品が手元に届くので、出来上がりを待つ時間を
心待ちにするというオーダーならではのよろこびも味わえます。

36_pic6.jpg

36_pic7.jpg

36_pic8.jpg

「MIRIAM HASKELL」は1924年の創業以来、
コスチュームジュエリーのトップブランドとして知られてきました。

ファッション界や社交界で高い人気を誇った創業デザイナーの
ミリアム・ハスケル氏(1899~1981)が興したブランドで、
90年近い歴史を刻んできました。

彼女が亡くなった後も、その気高く優美なデザインは受け継がれ、
コスチュームジュエリーの代名詞的ブランドであり続けています。

エレガントでクラシカルなたたずまいが特別な存在にし、
コスチュームジュエリーというカテゴリーを
確立したブランドとすら呼べる「MIRIAM HASKELL」。

繊細なワークマンシップで仕上げられる作品は
「身につけるアート」という存在感を発揮してくれます。

1点1点、手作業でビーズやストーン、バロックパールを操って形を
整えていく職人気質の仕事ぶりが自然と奥深い表情をもたらしています。

ファインジュエリーが往々にして角張ったキリッとした姿に
整えられるのに対して、「MIRIAM HASKELL」は植物を思わせる
やわらかい曲線が特徴的で、装いとなじませやすい利点もあります。

創業デザイナー自身が社交界の花形的存在であり、
今で言うセレブリティーのような人物だったこともあってか、
どの作品にも品格やノーブル感が備わっているのも、持ち味です。

架空の植物モチーフを考案したハスケル氏の材質や
常識にとらわれないクリエーションは今見ても古びて見えないどころか、
ナチュラル志向が高まる中、かえって新しく見えるほどです。

本物の宝石・貴金属を使わないのに、むしろそれ以上にも上質に映る
人工のマテリアル作りでもハスケル氏は数々の手法を考案して
天然真珠に見劣りしないバロック真珠のような
オリジナルな素材を生み出していきました。

バロック真珠は完全な球形ではなく、でこぼこのある不ぞろいな真珠の事です。

かつては球形が上物というイメージがありましたが、ハスケル氏は
あえて形の整っていないバロックに不均一な美を見いだしたのです。

奥行きや深み、人間性を感じさせる、ぬくもり豊かなジュエリーとも映ります。

自由で大胆な発想に導かれ、コスチュームジュエリーという
カテゴリー自体を創造したハスケル氏のクリエーションは
宝石・貴金属の価値でその人の評価が決まるのではなく、
いかにおしゃれな着こなしとして服とジュエリーが一体になじんでいるか、
つまりその人のコーディネート感覚のほうが重要なのだと考える現代の
ファッション意識をとうの昔に先取りしていたとも思えます。

現在のコスチュームジュエリー作家は、パーツの面でも、製法の面でも
ハスケル氏の恩恵にあずかっていると言えるでしょう。


~デザイナーへのインタビュー~

今回は、「MIRIAM HASKELL」の現在のデザインチームに                           インタビューが実現しました。

 

■Q1、 欧米のセレブリティーには、コスチュームジュエリーのファンが大勢います。
おしゃれが上手なファッショニスタがコスチュームジュエリーを好む理由は何だとお考えになりますか?

コスチュームジュエリーは、個々の魅力を引き出す手助けをします。
それは大胆且つドラマチックな存在感を演出することもできますし、より巧妙なバランスで着用することもできます。
正しいコスチュームジュエリーのスタイリングは、衣服を予測できない、違った見せ方ができることです。


■Q2、 コスチュームジュエリーの魅力はその華やかさや繊細さにあるように思えます。
いわゆる普通のジュエリーと、コスチュームジュエリーの違いはどこにあるとお考えですか?

コスチュームジュエリーは、シンプルであり精巧でもあります。
ミリアムハスケルでは、シンプルなスタイルであっても、興味深くユニーク、正確で巧妙さを持ち合わせています。


■Q3、 コスチュームジュエリーをまだ付けたことのない日本人女性は「派手すぎる」
「ジュエリーに自分が負けてしまう」と考えがちです。彼女たちがデビューできるように、アドバイスを頂戴できないでしょうか?

実験が一番です!!臆病にならず自分でトライし、よく観察することです。
多少のリスクがあっても、新しいことにチャレンジしてみてください。自分にどのシルエットやアイデアが合うのか実験し、 
それができたら、レイヤー(重ねつけ)やミックスを試してみましょう。


■Q4、 ミリアムハスケルの作品はすべて手作業で創り出されていると聞いています。
手仕事であることやクラフツマンシップが注ぎ込まれていることは、
作品にどのような魅力や特長をもたらしているのでしょうか?

巧妙な技巧は際立っています。非常に繊細で細かい種子のパール、
ガラス、クリスタルを金銀の細線細工やユニークなメタルを使用し折縫いする元来の技術は、
今日のコレクション製作の基盤としていまでも用いられています。
86年にも及ぶミリアムハスケルの歴史やいままで発表してきたコレクションを見ればわかりますが、
技術の維持と革新はブランドの特徴でもあります。
 

■Q5、 ミリアムハスケルの作品はそれぞれに形が異なっていて、そのバリエーションに驚かされます。
このように様々なデザインを考案するには、どのようなものからインスピレーションを得ているのでしょうか?

インスピレーションはあらゆるところから得ています。
アート(芸術・美術)、ミュージック(音楽)、シアター(演劇)、コスチュームとファッションの歴史、
映画、考古学、そしておそらくインスピレーションをもたらす、もっとも豊富な資源は - 自然です!!


■Q6、 ファッションの世界で、以前にも増して、ジュエリーが重視される傾向が強まっています。
服のムードや本人のイメージにマッチした、素敵なコスチュームジュエリーを選ぶには、
どういった点に気をつければよいのでしょうか?

ジュエリーとアクセサリーはワードロープの"最後の仕上げ"です。
コスチュームジュエリーは、ユニークなアプローチと組み合わせを探検することができます。

 
■Q7、 ミリアムハスケルのコスチュームジュエリーはまるでアートのオブジェのようにその美に魅せられます。
ジュエリーは「身につけるアート」とお考えになりますか? 制作に当たって、アートを意識しますか?

YES!実際、ミリアムハスケルのデザインチームは、個々其々で活躍していているアーティストです。
私個人的には、ファッションの影響は芸術がファッションにもたらす影響と同じと考えています。

 

今回の展示・受注会は流行の移り変わりに左右されず、
長く愛着を持って身につけられる「MIRIAM HASKELL」の
コスチュームジュエリーにたくさん出会えるまたとない機会です。
ぜひその奥深い魅力に触れてみてください。

■「MIRIAM HASKELL」展示、受注会の開催店舗スケジュール

・4月7日(土)~12日(木) 表参道店
・4月14日(土)~18日(水) 丸の内店
・4月21日(土)~26日(木) ディアモール店
・4月28日(土)~5月2日(水) 神戸店・横浜ルミネ店
・5月5日(土)~9日(水) 名古屋店
・5月12日(土)~17日(木) 札幌店・福岡ソラリア店

その他詳細はこちらをご覧下さい。

http://www.gallardagalante.com/galante/#/news/2012-03-23-13-44-49

 

Mar.07.2012
7:10 PM
[ Rie Miyata ]
「ミモザの日」を春ファッションのきっかけに


20120308pic1.jpg

 

20120308pic2.jpg

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

春の気配を感じるようになってきましたね。

菜の花の黄色が春を告げるシーズンでもありますが、
同じ黄色の花をこの時期に咲かせるのが「ミモザ(Mimosa)」。

愛らしいイエローの花は、春のアイコンとも呼べそうな
ポジティブで優しいムードを兼ね備えています。

この春夏ファッショントレンドでも大人気の色は、
ミモザの花のように鮮やかなイエロー。

卵黄を散らした「ミモザサラダ」や、
シャンパーニュとオレンジジュースでつくるカクテル
「ミモザ」もやはりその黄色から名付けられています。

ところで、そのミモザが海外では、女性にとっての特別な日の
名前にもなっていることをご存じでしょうか。

「ミモザの日」は3月8日。

日本ではまだバレンタインデーほど有名ではありませんが、
徐々に日本でもこの日を祝う動きが広がりつつあります。

「ガリャルダガランテ」でも今年は3月8日から
「ミモザの日」を記念したキャンペーンを予定しています。

期間は3月25日までです。


 

20120308pic3.jpg

今回は、「ガリャルダガランテ」のスタッフ6人が、「ミモザ」をイメージした
独自のスタイリングをお披露目してくれたので、そのルックと一緒に
「ミモザの日」に関して、ご紹介していきたいと思います。


20120308pic4.jpg

◆Mimosa Snap 1
まるでミモザの花で染め上げたかのようなプリントパンツ。
海外ファッショニスタが今こぞって取り入れている、ニュースなアイテムが、
花柄パンツです。このように抽象的で優しいムードのプリントなら、
普段はき慣れない人にも取り入れやすいでしょう。
(ガリャルダガランテ表参道店 店長 大門さん)


20120308pic5.jpg

◆Mimosa Snap 2
今シーズン、一番の注目カラーとして視線を集めているイエロー。
ポジティブムードいっぱいのイエローは着こなしに添えるだけで、
着ている本人も、見ている人もハッピー気分になれそう。
薄手のニットやシャツなど、この春はトップスにイエローを取り入れてみて。
(ガリャルダガランテ丸の内店 店長 小澤さん)


バレンタインデーには日本では女性が男性に
チョコレートをプレゼントするならわしですが、
「ミモザの日」では立場が逆になります。

男性が女性にミモザの花を贈るのです。

この日が特に大事にされているのはイタリアだそうです。

「フェスタ・デラ・ドンナ」(女性の日 )と呼ばれ、日頃の感謝の
気持ちを込めて、男性が女性にミモザの花束をプレゼントします。

妻や恋人に贈るだけではなく、いつもお世話になっている
職場の仲間や周囲の女性に贈る人も珍しくないそうです。

男の子がお母さんに花束を渡す微笑ましいシーンも見られます。

家事や育児、そして愛情やいつくしみへの感謝を
捧げられる日とあって、この日はいつものいろいろな仕事から
解放されて、女性が1日を楽しみ尽くす日でもあります。

ママや妻など、様々な役割を忘れて、1人の女性として
思い通りに時間を使える年に1度のスペシャルな日なのです。


20120308pic6.jpg

◆Mimosa Snap 3
ホワイトシャツは、今季のマストハヴアイテムの筆頭格に浮上しています。
軽やかな春を先取りして、風をまとうようなエアリーな着こなし。
それに似つかわしいシャツチュニックは、ふんわり感をキープしつつ、
甘さを抑えてくれる、オトナ女子にピッタリのアイテムと言えそうです。
(ガリャルダガランテ有楽町店 店長 村上さん)


20120308pic7.jpg

◆Mimosa Snap 4
ロマンティックな全身ホワイトコーデは、モード界でも多くのブランドが
取り上げていて、フェミニニティを満喫したい今シーズンのトレンドにマッチ。
ミニマルなカットソーには、フレアスカートで合わせてナチュラル&ノーブルに。
ベルトでウエストマークして、足元はパイソン柄シューズでアクセントを効かせて。
(ガリャルダガランテディアモール店 店長 中山さん)


女性同士で外食したり、親しい仲間とおしゃべりを楽しんだり、
女性としての時間を楽しみ尽くす「ミモザの日」。

男性が身近な女性をあらためて意識するという
きっかけにもなるので、おしゃれをしたデート日としてもよさそうです。

バレンタインデー、ホワイトデー、セクレタリーデーなどに加えて
日本でももっと浸透していい気がします。


20120308pic8.jpg

◆Mimosa Snap 5
ミモザが咲く花畑のように、太陽の光を身体全体で浴びたコーデ。
グリーンのトップスは、定番ジーンズやマニッシュなパンツにも
相性がいいアイテムで、見た目も健やか。ワードローブに1枚迎えると、
今まで以上に新鮮なムードになり、着こなしの幅も広がるはずです。
(ガリャルダガランテ神戸店 店長 有本さん)


20120308pic9.jpg

◆Mimosa Snap 6
お散歩気分を誘ってくれる軽快なスタイリングが今の気分になじみます。
人気のボーイッシュな要素を取り入れる着こなしのお手本とも言えそう。
つば広帽とウエッジサンダルでボリュームアップ。肩掛けのショルダーバッグで
縦長フォルムを印象づけて、フェミニンにアレンジするのがコツです。
(ガリャルダガランテ福岡ソラリア店 店長 石川さん)


「ガリャルダガランテ」のスタッフ6人のミモザをイメージした
スタイリングはいかがでしたか?

この春夏のトレンドカラーである、「イエロー」「ホワイト」「グリーン」を
上手に着こなしに取り入れているところは参考になります。

3月25日まで開催中の「ミモザの日」シーズンイベントに
足を運んで、ショップスタッフの着こなしを参考にしながら、
新アイテムの説明やスタイリングなどを聞いてみるといいでしょう。

新しい出会いや体験が多くなる春だけに、気分を盛り上げてくれる
ミモザのようなイエローのアイテムをはじめ、「ガリャルダガランテ」に
ラインアップした春の新アイテムを味方に付けてみては。

「○○の日」というのは、普段はなかなかその気になれないことを
「今日は○○の日だから」という言い訳に背中を押してもらって、
トライしやすくなるというメリットがあります。

せっかくの「ミモザの日」をフルに生かして、いつもは我慢したり
手控えたりしていることを思うがままに楽しんでみてください。

 

「ガリャルダガランテ」ではこの素敵な「女性の日」に合わせて、
様々なイベントやキャンペーンを用意しています。

本日初日の3月8日(木)に各ショップに来店してくださった
お客様にはミモザのお花をプレゼント
(先着順。数に限りがあるので、なくなり次第、終了)。

__[1].JPG

 詳しくはこちらからご覧ください。

↓↓↓

http://www.gallardagalante.com/galante/#/news/2012-03-06-21-50-48

Feb.24.2012
10:00 AM
[ Rie Miyata ]
2012年春夏NYコレクションからトレンドピックアップ

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

春物ファッションが気になる季節になってきました。
今シーズンは、柔らかいシャーベットカラーや、清らかなホワイトなど、
フェミニンで凛とした色使いが心をときめかせます。
ロマンティックでポジティブな、いつもにも増して、
気分を浮き立たせてくれそうな装いが
ハッピー気分を盛り上げてくれるのも新しい傾向です。

「ガリャルダガランテ」の2012春夏ファッションのテーマは
世界的なトレンドの流れにもマッチした
「BLOOMING SEASON(ブルーミング シーズン)」。
「~ Wearing Atomosphere in Southern Italy ~」というイメージにふさわしく、
大人っぽく涼やかな色や素材がラインナップされました。

穏やかで上品な女性像を印象づけてくれるような、
ホワイト×ホワイト、ホワイト×シルバーといった「白」を基調とし、
クリーンで聡明なスタイリングを軸にしています。
さらに、ミモザカラーや、コーラルピンク、アップルグリーンなどの
大人っぽい優しいパステルをキートーンにした清らかでコンフォートな
スタイリングが軸になり、今までとひと味違う新鮮なムードです。

イノセントな色使いが、伸びやかな気持ちに誘ってくれます。
リラックスした雰囲気の中にも、洗練されたムードがあり、
シーンフリーの自在な着こなしが楽しめそうです。

大人っぽくきれいめの着こなしは、オン&オフで共用しやすく、
リゾートルックのムードを街に持ち込んでくれそう。

今回は、2012年春夏ファッショントレンドの大きな流れを、
「ガリャルダガランテ」のイメージルックと海外ランウェイルックから
ピックアップして、キーポイントを解説します。


20120224pic01.jpg

全身をホワイト系でまとめたコーディネートは
オフホワイトやクリーム系でまとめれば、
タウンリゾート風のノーブルでリラクシングな装いに。

スラウチなパンツには風が吹き込んで、
見るからに涼しげで緩やかなムードがフェミニン。

ニット袖を無造作にたくし上げれば、ひじ先がのぞいて、
華奢感をアピールできる上、ヌーディーな素肌美が引き立ちます。
紫外線避けを兼ねたクラシカルなつば広帽子と、
ディテールの凝ったクラッチバッグを手にすれば、
ノーアクセでもアクセサリーのような役割を果たしてくれます。


20120224pic02.jpg

人気のレイヤードスタイルも今シーズンは大人っぽく仕上げて。
「ガリャルダガランテ」お得意のゆるやかでリラックスなフォルムも
ミニマル&マニッシュなきれいめコーディネートで提案されています。

山の緑や海の青にホワイトの輪郭がくっきりと描かれ、
お出掛け気分に誘ってくれるスタイリングがこちら。

着丈が長めのビッグシャツの上にビッグニットを重ねて
クリーンなたたずまいのレイヤードに仕上げています。

パンツは細身のホワイトで合わせてスッキリさせて。
全身ホワイトコーデでも、マスキュリンなムードでまとめれば
甘さを控えたスタイリッシュな装いになるから、こちらは参考になるはず。
肌の美しさを白が引き立ててくれるうれしい効果も期待できます。


20120224pic03.jpg

パステルカラーやペール系、シャーベットトーンは
この春夏、街を染め上げる色として人気を博しそう。
淡い色を操るなら、装いも穏やかトーンで整えて。

やわらかい色のシャツやパンツのコーデは
キャラクターまでソフトに見せてくれます。

足元は、紳士靴風のマニッシュシューズで軽やかに
仕上げるのが今シーズンらしいスタイリングです。

モードの世界でもこういったスタイリングが
2012春夏は注目を集めているので、
「ガリャルダガランテ」の新作でその風を感じてみてください。


◆ホワイトシャツ、ジャケット

20120224pic04.jpg

左から、Pink Tartan/Porter Grey/Doo.Ri/Pink Tartan 2012年春夏NYコレクション

マニッシュなアイテムをフェミニンに着こなすのが定番化した今、
この春夏は軽やかなムードの白シャツや白ジャケットに大注目。

さわやかな印象が強く、清潔感もある白のアイテムは
ノーブルできれいめにまとまるから、大人女性にはピッタリ。

みずみずしい全身白コーデも今シーズンのトレンドルックとして
お目見えしているから、まずはシャツやブラウスといった、
ベーシックなアイテムからホワイトを採り入れるのがよいでしょう。


◆スラウチ&きれいめパンツ

20120224pic05.jpg

左から、Doo.Ri/L.A.M.B./Suno/Suno 2012年春夏NYコレクション

幅がワイドすぎず、程よく余裕のあるスラウチなパンツは
風が肌を吹き抜けるから、春夏の涼しげな着こなしにマッチ。

肩の力が抜けたスタイリングに整えつつも、
全体がルーズに見えないよう、落ち感を意識して
広がり過ぎないように着こなすのがコツです。

エアリーな素材やレース、フリルなどが施されたアイテムで
透明感を出したり、インパクトの強いシューズなどで合わせ、
きれいめパンツに気高さとはかなさを兼ね備えた
アレンジを効かせれば、新鮮なスタイリングに導いてくれます。


◆ミニマルリラックスなワンピース

20120224pic06.jpg

左から、L.A.M.B./Doo.Ri/Doo.Ri/Guishem  2012年春夏NYコレクション

ワンピースにもトレンドの変化が起きています。
これまで人気だったかわいい系ワンピから、この春夏は
ミニマルで洗練された大人フェミニンなドレスへと主役が交代する気配。

ドレープ使いやシャツカラーなど、ディテールに凝ったワンピが
優美なニューカマーとして装いを華やがせてくれるはずです。
ホワイトやペールトーン、ヌードカラーなど優しい色合いのドレスに注目です。

この春夏は色にもシルエットにも様々なトレンドの変化が見込まれていて、
新しい着こなしにトライするおしゃれの楽しみも深くなりそう。

「ガリャルダガランテ」の春夏ラインナップのコレクションには
今シーズンのトレンドアイテムがオリジナリティあふれるアレンジで
展開されていくので、新しい波を探している人にもピッタリです。

シャツ、パンツ、ニット、ワンピなどの定番アイテムも、
今シーズンはホワイトやペールトーンのものをワードローブに迎え入れれば
手持ち服に合わせたときも、ぐんと目新しい着こなしになるはずです。

トレンド筆頭格のホワイトとシャーベットカラーのアイテムを
「ガリャルダガランテ」のショップ内でさっそくチェックしてみては。

シーズンの立ち上がりの絶好タイミングを逃さず、
ニューアイテムの出会いを店頭で直接楽しんでみてください。