Sep.06.2011
9:35 AM
[ Rie Miyata ]
BAILA理衣さん登場!スペシャルイベント&買い付けアイテム公開
こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。

おしゃれが一段と楽しめる秋冬シーズンを控えて
「ガリャルダガランテ」の提案も勢いづいています。
今回は、素敵なイベントとコラボレーションをご紹介します。

人気ファッション雑誌『BAILA(バイラ)』とガリャルダガランテの
スペシャルなコラボが実現しました!

ガリャルダガランテの秋冬テーマである
「CLASSIC RHEOLOGY(クラシック レオロジー)」の
イメージソース都市がパリ。

その「パリ」を肌で感じることができる
スペシャルイベントが企画されました。

ガリャルダガランテ丸の内店(2F)が入っている
丸の内ビルディング(通称・丸ビル、東京・丸の内)の
1階のイベントスペース「MARUCUBE(マルキューブ)」で、
『BAILA』カバーモデルの理衣(りえ)さんと
人気スタイリストの村山佳世子さん、
そしてガリャルダガランテの山崎修ディレクターによる
トークショーが2011年9月16日(金)に開催されます。

丸の内店では期間限定の「PARIS WEEK」も
同時開催となるので、イベントに参加した足で
ショップを訪れれば、さらにリアルにパリのムードを
感じてもらえるに違いありません。

イメージ都市のパリには、理衣さんも先だって足を運び、
このキャンペーンで用の小物やアクセサリー、雑貨などを
自ら買い付けてきてくれました。

理衣さんのパリでのプチバイイングの様子は、
2011年9月12日(月)発売の『BAILA(バイラ)』10月号でご覧になれます。

期間限定の「PARIS WEEK」ショップでは
その貴重な理衣さんバイイングのアイテムも丸の内店内に並びます。

アンティークのボタンやレース、ビーズなどのパーツ、
50〜60年代のデッドストックのキッチン用品や
文房具、カップ、ソーサー、キャンドルスタンドなど、
様々なスタイルの品をバイイング。

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具体的に挙げると、理衣さんが好きだという
カタツムリモチーフのブローチ(2個限定)。
3,990円

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エッフェル塔をかたどったネックレストップ(1個限定)。
8,400円

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チェーンタッセルのパーツを使ったアクセサリー

右のネックレス10,290円 (シルバー1個、ゴールド1個限定)。
左のラリエッタ11,550円 (シルバー1個、ゴールド1個限定)。

紋章モチーフのブローチ(3個限定※柄は違います)。
各2,100円
など、すべて理衣さんの目利きで選ばれた
様々なアクセサリー、グッズ類がショップに並びます。
いずれもたまたまパリで理衣さんと巡り会った
レアで幸運な品ばかりですから、数に限りがあり
1点物も多くあるそうです。
その稀少さがかえって価値を実感させてくれる上、
理衣さんのお眼鏡にかなったという点でも
感覚を共有するような楽しさが感じられるはず。
 
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買い付けたアンティークのボタンを
ガリャルダガランテのアイテムにつけて
限定販売されるスペシャル品もお目見えします。
メンズの間で人気がある付け替えボタン。
マスキュリンムードがトレンドの今、こういった
メンズ感覚のものも採り入れてみるといいでしょう。
ストライプシャツのカフスボタンを付け替えられる
デザインになっていて、取り外しが可能です。
アクセサリーのような存在感を放つ
カフスボタン付きのシャツは、
ストライプシャツ(1枚限定)・白シャツ(1枚限定)。
どちらも16,590円です。
 
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今回、理衣さんが買い付けたボタンは
どれもレトロなムードがあって、
洋服に合わせるだけで、クラシカルな雰囲気を添えてくれます。

前開きワンピースのボタンすべてが
パリで買い付けたキラキラ輝く立体的ボタンに
付け替えられた、何とも贅沢なタイプは、
気高い華やぎを感じさせ、パリムードが漂います。
ワンピース(1枚限定) 18,900円

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70年代ヴィンテージアーカイブからインスパイアされた
透かし模様のあるニットコートは、リラックスフォルムに心惹かれます。
ワンピースのように着てもいいし、上にアウターを重ねたりと、
着こなしの幅が何パターンも広がる優秀フォルム。
「モカ」と「グレー」の2色での展開となり、
ネック周りのボタンが4種類で合計8枚です。
モカ×ピンクボタン(3点限定)
モカ×クリアーボタン(1点限定)
グレー×グレーボタン(3点限定)
グレー×クリアーボタン(1点限定)
ニットコート(合計8枚限定) 各23,100円
身に着ける品のほかにも、
グラスやお皿、レターセット、ペーパーウエイトなど、
たくさんの理衣さん買い付けアイテムが
ショップを彩るので、パリの薫りを
体感できる絶好の機会になることでしょう。
こういったいろいろなヴィンテージ物、アンティークを
理衣さんが買い求めた場所は
パリの蚤(のみ)の市の代名詞的存在と言える
「クリニャンクール」の巨大フリーマーケット。
約3000軒とも4000軒ともいわれる露天ショップが
文字通り、ひしめき合う、パリ最大の
FLEA MARKET(フリーマーケット、蚤の市)です。
パリ最大というより、世界最大とも呼ばれる規模を持ち、
1日では回りきれないほどのボリュームで
パリ観光屈指の見どころとしても有名です。
個人が店主となって不要品を売る
「フリーマーケット」の「フリー」は、
「自由」を意味する英語「free」と思われがちですが、
実は英語で「ノミ」を意味する「flea」とつづり、
「蚤の市」の直訳が本来の書き方です
(自由な出店という意味では、freeでも間違いとは言えない)。
クリニャンクールの大きさは実際に見てみないと、
なかなかイメージしにくいかも知れません。
ほとんど街丸ごとが蚤の市といった様子で、
掘り出し物に出会えそうな予感にワクワクさせられます。
露店で扱われている品物はそれこそ雑多の限りで、
「こんなガラクタを買う人がいるの?」と
思いたくなるような品まで堂々と並べられています。
そんな中にも自分にとっての宝物があったり
するわけですから、宝探しするにはもってこいの場です。
ショップ数が多いのは、生活雑貨や食器を売る店で、
古着、アクセサリー類を扱うところもたくさんあります。
すべてが露店というわけではなく、
ビル内のショップや、ちょっとした屋根を構えた店舗もあります。
チープな衣料を売る店、観光客目当ての
おみやげ屋さんも混在しています。
でも、やはり掘り出し物に出会えるチャンスが多いのは、
個人の露店かも知れません。
エリア内にあるカフェやレストランで朝食、ブランチをとりながら、
たっぷり1日かけて、じっくりと回ってみれば、
一期一会のレア物に遭遇できる楽しみが広がりそう。
無数の露店が軒を連ねていて、
方向感を失わせる迷路のような感じがありますが、
あえて迷宮に引きずり込まれたような気分で、
あまりきっちりルートを定めないでさまよい歩くのも、
クリニャンクールの醍醐味と言えるでしょう。
そんな蚤の市で、ファッション好きが好んで買い求める品に、
ボタンやレースといったおしゃれパーツが挙げられます。
長い服飾の歴史を誇るフランスだけあって、
日本ではあまり見ないようなクラシックなパーツが
売り台の上に無造作に転がっていることは珍しくありません。
理衣さんは今回のコラボでガリャルダガランテのために
臨時バイヤーのような感じで、パリの蚤の市を回って
いろいろなアイテムを買い込んできてくれました。
蚤の市に加えて、理衣さんがバイイングに訪れたのが、
おしゃれな小物ショップが集まるエリアとして
近年、ますます注目度を高めている、パリ市内のマレ地区。
古い貴族の館のような歴史的建物が並ぶ地区で、
美術館や博物館も点在しています。
ピカソ美術館があるのもこのあたりで、
現代美術の殿堂、ポンピドゥー・センターまでも
歩いて行ける距離にあるから、
アート三昧に浸るにもいいエリアです。
不ぞろいな敷石の石畳が続く
いかにもパリらしいたたずまいで、
小粋なショップ巡りを重ねながら
パリの街並みに浸り込む体験ができます。

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 ※写真はイメージ

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理衣さんのもうひとつのミッションは
「Lie Down I Think I Love You
(ライ ダウン アイ シンク アイ ラブ ユー)」とのコラボ。
ロンドンの名門ファッションスクール
「セントラル・セント・マーチンズ」で学んだEmilyさんが
2006年にLisaさんと立ち上げたブランドです。
このロンドン発の人気バッグブランドが
パリで展示会を開くのに合わせて、
理衣さんがデザイナーのEmilyさんと会って、
ヴィンテージスカーフをセレクトしました。
世界のあちこちからEmilyさんが集めてきた
たくさんのヴィンテージスカーフから
バッグに合う物を選んで、スカーフ付きバッグの
コラボアイテムとして、5色展開で販売されることになりました。
ライ ダウン アイ シンク アイ ラブ ユー×理衣さんコラボ
大サイズ 41,000円 中サイズ 38,000円
ハラコ大サイズ 48,300円  ハラコ中サイズ 44,100円
 
バッグにスカーフを巻く小技は応用が利くので、
クラシックムードのこの秋冬に生かしたいですね。

9月16日(金)17:30〜の丸の内ビルディングでの
イベントには、ミュージシャンのwoomin(ウミン)さんが参加して
ライブが開催され、会場を盛り上げてくれます。

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ウミンさんは韓国・ソウル市出身のシンガー・ソングライター。
(写真左から2番目ウミンさん)

ヴィンテージ感のある音色に、現代的なエッジ感が同居する
ハイブリッドなポップサウンドが持ち味。
ボッサ、ラウンジ、ガーリーポップといった幅広い音楽性を
併せ持つコンポーザーです。
ヨーロッパのサウンドトラックやソフトロックの
エッセンスを持ったハイセンスなサウンドがお得意で
作家・村上春樹氏へのトリビュートアルバムにも参加しています。
「ガリャルダガランテ」オリジナルCDのvol.4
「CLASSIC RHEOLOGY」の中にもウミンさんの曲が入っています。

<ライブメンバー紹介>

写真左:DJ Jeannieさん 
ウミンさんのコーラスで入っていただく

写真右から2番目:kaoriさん

写真右:メグミさん

当日はJeannieさんのDJライブがあり、ウミンさんのライブになります。
 
9月16日(金)17:30から始まるイベントでは、
ウミンさんのサウンドに浸って、
3人のファッショントークに耳を傾けた後、
2階のショップに足を踏み入れてパリのムードに
浸りながら、楽しいショッピングタイムを過ごしてみては。
「クラシック レオロジー」のテーマ性と、
パリの時間帯別イメージを頭に入れておけば、
ショップ内のムードがさらにしっくり来るはずだから、
ガリャルダガランテ公式サイトのイメージ動画も眺めて、
パリジェンヌ気分を当日へ向けてぐっと盛り上げてみてください。
■BAILA×GALLARDAGALANTE スペシャルイベント
■2011年9月16日(金) 17:30〜
■丸の内ビルディング MARUCUBE
東京都千代田区丸の内2-4-1
■ガリャルダガランテ 丸の内店
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル 2F
 

Aug.31.2011
10:16 PM
[ Rie Miyata ]
パリの空気たっぷり! 映画情報&ファッション動画公開
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こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
この秋冬の「ガリャルダガランテ」コレクションは パリからインスパイアされていることは、 今までにも何度かこちらでお伝えしてきました。

「クラシック」が大きなファッショントレンドになる この秋冬ですが、「ガリャルダガランテ」の提案するスタイルは 単に一昔前の装いではなく、パリという趣深いフィルターを 通してフレンチシック&アンニュイに彩られています。

ショップもパリの1970年代ムードに包まれます。

そんなパリの魅力を収めた動画が 「ガリャルダガランテ」の公式サイトで公開されました! 実際にパリロケーションで撮り下ろした映像が まるで短編映画のように流れます。

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今回は、パリの魅力をたっぷりお伝えしつつ、 その気分に乗って、「ガリャルダガランテ」のムービーを ぜひご覧頂きたいと思います。

パリのよさはその変わらない街並みや 暮らしスタイルにあるとも言えるでしょう。

新都心の誕生といった部分的な都市開発はあっても、 街のたたずまいは今も昔の雰囲気を残したまま。

アスファルトだらけの日本とは違って、 石畳の踏み心地は足裏からも歴史を感じさせてくれます。

街自体にムードがあるから、これまでにたくさんの 映画の舞台となってきました。

「ムービー」ではなく「シネマ」と呼びたくなる 映画の名作、話題作が数多く撮られています。

つい最近も名匠、ウディ・アレン監督がパリを舞台にした ロマンチックコメディー『ミッドナイト・イン・パリ(原題Midnight in Paris)』を 撮り、世界各地で大ヒットとなりました(日本公開は未定)。

「ガリャルダガランテ」プレスの高田さんと永井さんが 撮影でパリを訪れた際も、『ミッドナイト・イン・パリ』の ポスターがあちこちに貼られるほどの大変な盛り上がりだったそうで、 新たなパリ映画の代名詞的存在となりそうです。

フランス大統領夫人のカーラ・ブルーニが カメオ出演したことでも話題になったこの映画では、 主人公の脚本家が1920年代のパリにタイムスリップ。 ピカソやダリ、モディリアーニといった当時の芸術家たちと出会います。

タイムスリップできない私たちでも、街をそぞろ歩き、 カフェでくつろぐだけで、時を超えたヒストリカルな 体験ができるのが、パリという街の不思議なところです。

そこで、パリの見どころを、過去に話題になった パリ映画とともに振り返りながら、 「ガリャルダガランテ」秋冬コレクションのテーマ 「クラシック・レオロジー」を重ね合わせてご紹介していきましょう。

この秋冬コレクションのスタイリングでは、 1日を4章に分けて、朝から夜までの時間帯ごとに 各シーンにふさわしい装いを提案しているから、 パリロケで撮られた映像を眺めていると、 自然とそのシーンに重なるような映画が頭に浮かんできます。
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◆チャプター1 ~朝のセーヌ河べりの遊歩道を散歩~

セーヌ河に架かる橋と言えば、 映画『ポンヌフの恋人』(1991年)の舞台になった橋 「ポン・ヌフ」を連想する人もいらっしゃるでしょう。

ジュリエット・ビノシュ、ドニ・ラヴァン主演のこの映画は、 天涯孤独で大道芸人の青年と、目の病で絶望にさいなまれていた 女性がこの橋に引き寄せられたかのように出会い、 打ち上げ花火のように恋の炎を燃え上がらせ、 恋愛のよろこびと残酷さに翻弄されるという、純度の高いラブストーリー。

この映画の撮影に当たっては南仏の田舎にパリの街並みを再現しました。 実際のポン・ヌフは凱旋門、エッフェル塔と、ノートルダム寺院の間に 位置するという、パリの醍醐味を満喫できる絶好の場所にあるだけに、 パリを訪れたら、ぜひ足を運びたい名橋です。

◆チャプター2 ~昼下がりのギャラリー巡り~

秋冬コレクションのイメージフォトは、実際のポンヌフでも 撮影されていますから、「ガリャルダガランテ」のサイト内で ニット主体のレトロシックな装いが本物のパリの街並みと どのようになじんでいるかを確かめてみてください。

面白い事に、ポンヌフはフランス語で「新しい橋」という意味ですが、 実際にはセーヌをまたぐ最も古いパリの橋です。

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オペラ座の怪人 スペシャル・エディション DVD発売中 3,990円(税込) 発売:ギャガ 販売:メディアファクトリー (C)2004 Scion Films Phantom Production Partnership.

◆チャプター3 ~夜のオペラ座(オペラ・ガルニエ)でバレエを鑑賞~

オペラ座が舞台の映画は何と言っても、『オペラ座の怪人』(2004年)。

日本でもロングランとなった、アンドリュー・ロイド・ウェバー作曲の 同名ミュージカルを映画化した内容です。

物語の舞台は19世紀末のオペラ座。 このオペラの殿堂には、人知れず謎の怪人が住み着く。 怪奇な事件を次々と引き起こしていた怪人は 若手女優クリスティーヌの才能を見いだし、彼女をプリマドンナへと導く。

白い仮面をかぶって素顔を隠した怪人は 自分が潜むオペラ座地下へクリスティーヌを連れ去る。

彼女の幼なじみのラウルは さらわれたクリスティーヌを追って、 怪人の隠れ家である、地下の広大な水路へ向かう。

秘かに自分の歌唱力を伸ばしてくれた 「音楽の天使」だと信じて 怪人に従っていたクリスティーヌだったが、 仮面の下に隠された怪人の正体を知ってしまい......。
タイトル通り、ストーリーはほとんどオペラ座内で進みます。
もちろん、実際のオペラ座には怪人が住み着いてはいませんが、 天井には幻想の画家マルク・シャガールの大作が描かれ、 上演中でなくても見学できるので、オペラやバレエの雰囲気に浸れます。

オペラ座周辺は高級ホテルやブランドショップが集まり、 観光客にもなじみ深いエリアです。

ルーブル美術館にも歩いて行ける距離ですし、 小粋なカフェが点在しているので、通りに面した席に座って、 道行くパリジェンヌの着こなしを眺めるのも 楽しいひとときになるはずです。

日本でもオペラやバレエは楽しめますし、 演劇、歌舞伎、映画などにおめかしして出掛けるのは、 気持ちが浮き立つ格好のおしゃれシチェーションです。

つば広帽をかぶって女優気取りでシアターに出掛け、 終演後は今見たばかりの感想を同伴者と語り合うのも、 味わい深いアフターショーの過ごし方です。
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◆チャプター4 ~夜景をバックに優雅なフレンチディナー~

パリの夜はワインとともに更けていきます。

パリのレストランが舞台の映画『レミーのおいしいレストラン』(2007年)は、 シェフを夢見るネズミのレミーが人間の見習いシェフとコンビを組んで、 パリのフランス料理界でトップシェフを目指す物語です。

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Mpic012.jpg レストランやビストロと並んで、パリの食文化を物語る存在がカフェ。 そのカフェが主な舞台の『アメリ』は2001年の映画ですが、 パリの街並みはずっと様変わりしていないことが感じ取れます。 カフェで働くアメリが主人公とあって、 パリのカフェ文化に触れる格好の作品です。 舞台になったカフェ「カフェ・デ・ドゥ・ムーラン」は実在していて、 ノスタルジックな雰囲気を残すモンマルトル地区にあります。

そのほかにも、パリを舞台にした映画がたくさんあります。
『ムーラン・ルージュ』(2001年)

モンマルトル地区にある有名なナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」。 ニコール・キッドマン主演でおなじみの100年以上の歴史を持つ クラブを舞台にした映画です。

『パリの恋人』 (1957年)
ファッション誌の写真家(フレッド・アステア)が 書店員(オードリー・ヘプバーン)を新人モデルとして発掘して、 パリで撮影するうちに恋に落ちる物語。 「永遠の妖精」と呼ばれたヘプバーンの魅力を引き出した、 上品クラシカルな衣装は、この秋冬ファッショントレンドと見事にリンク。 『ローマの休日』『麗しのサブリナ』を手がけた衣装デザイナーの イーディス・ヘッドと、パリのメゾンを率いるユーベル・ド・ジバンシーが 共同制作した衣装も見物となっています。
『地下鉄のザジ』 (1960年)
60年代のパリを実感させてくれる映画で、 10歳のおてんば少女ザジが地下鉄スト中のパリを駆け巡ります。 この映画にも登場する、パリらしさを印象づける建造物のひとつが、 日本では「アーケード」と呼ばれる、ガラス屋根付き商店街の「パサージュ」。 19世紀に現れたパサージュは風雨に邪魔されず、 買い物や娯楽が楽しめる空間として人気を博しました。 トンネルのような細い路地に踏み込むと、 古き時代のパリに迷い込んだような気分にさせられます。 その後、大半はさびれてしまい、現在では数えるほどしか 残っていませんが、その独特の陰影豊かな空間は パリの原風景と呼ぶにふさわしいおもむきに満ちています。

『ダヴンチ・コード』(2006年)

シャンゼリゼ大通りや凱旋門、ルーブル美術館など、 パリの名所がたくさん登場する映画です。 主演のトム・ハンクスとオドレイ・トトゥが暗号を解きながら、 パリのあちこちをかけずり回るスリリングな展開に引き込まれます。

『パリ、ジュテーム』 (2006年)
同じようにパリのあちこちが登場する映画です。 コーエン兄弟やガス・ヴァン・サントら名だたる18人の 映画監督が5分間ずつ撮ったショートストーリーを集めた作品。 思い思いのパリを切り取っていて、この街の多面性を実感できます。

既に挙げた作品以外にも『巴里のアメリカ人』『昼下りの情事』『ディーバ』 『シャレード』『ビフォア・サンセット』『幸せはシャンソニア劇場から』など、 パリを舞台にした映画はいっぱいあるので、チェックしてみてください。

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こんなに多くの映画人を惹き付けてやまないパリの魅力を収めた 動画が「ガリャルダガランテ」の公式サイトで公開されています!

チャプター1~4のイメージに基づいて、パリロケーションで 撮り下ろした映像がまるで短編映画のように流れます。

パリに行く機会があまりない人でも、 この動画を見て、パリの空気感とファッションを楽しめるはず。

この秋冬の着こなしのお手本は往年の映画女優だけに、 パリ映像のスタイリングを参考に、ワードローブに採り入れたい アイテムを見つけてみてはいかがでしょう。

「ガリャルダガランテ」クラシック・レオロジー動画が公開中! こちらをご覧ください。
Aug.20.2011
5:20 PM
[ Rie Miyata ]
「クラシック レオロジー」の世界にたっぷり浸れるチャンス
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こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。
秋冬トレンドのNo.1キーワードは「クラシカル(classical)」。 春夏のリラックスなムードからは打って変わり、 品格レディーがお手本になる、きちんと感を放つ装いです。 先日の展示会リポートでも詳しくお伝えしましたが、 「ガリャルダガランテ」秋冬のテーマは、 「CLASSIC RHEOLOGY(クラシック レオロジー)」。
「レオロジー」とは、物質の流れと変形に関する 学問の事で、「流動学」と訳されています。 クラシックにラグジュアリーなイメージを重ね合わせる ことによって、表面上の変化を起こすものの、 本質的には変わることがなく、クラシックカジュアルの 本質がかえって際立つといった意味合いが 今回のテーマには込められているそうです。
つまり、落ち着いた重たい印象というよりは、 艶やかな赤が挿し色になっていたり、 光沢を放つものや、華やかなファーをまとったりと、 上品な中にもドラマティックで軽やかなムードが 「ガリャルダガランテ」らしいクラシックを感じさせます。
今までの着こなしからはかなり様変わりするので どう着こなせばいいのかと、 ちょっと不安に思う方もいらっしゃると思います。
「クラシック」の流れに合った装いを知るには、 やはり、それらをイメージしたアイテムを、 実際に目で見て、手に取ってみるのが一番です。
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その絶好のチャンスが用意されました。
「ガリャルダガランテ」の秋冬テーマである 「クラシック レオロジー」の世界にたっぷり浸れる イベントが2011年8月18日~31日の間、開催されます。
期間中は「ガリャルダガランテ」各店内がクラシック一色に染まります。
パリをイメージソースにした秋冬アイテムの世界観を、 ご来店の皆様に感じ取っていただきたいという、 パリのムードたっぷりの催しです。
ワイン棚がディスプレーされたり、 70年代パリをイメージした演出が施されたりと、 ショップ全体にパリの雰囲気が漂います。

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パリをテーマにしたこの秋冬は 1日を4つの時間帯に分けて 4章をシーンとして設定しています。
◆チャプター1 朝はセーヌ河の遊歩道を散歩。 やわらかい日差しに似合う、あたたかみのあるベージュを ベースカラーに据えて、シフォンにニット、ジャージードレス、 ボウタイブラウス、ワイドパンツなどで70年代エッセンスを添えて。
◆チャプター2 昼下がりは秋風を感じながらギャラリー巡り。 ニットコートに身を包み、ドルマンニットやモヘアニットで ぬくもりを肌で感じながら、パリの美を堪能。 朱赤を差し色にキャメル×白、レオパード×チェックの レトロシックな装いを楽しんで。
◆チャプター3 夜はオペラ・ガルニエでバレエを鑑賞して、目にもごほうび。 女優ムード漂うつば広帽をかぶってミステリアスな 女性像を寄り添わせつつ、フェミニンな中にも マスキュリンな一面をのぞかせる装いに身を任せて。
◆チャプター4 夜が更けてきたら、淑女なたたずまいでディナーへ。 タートルニットにケープコート、ファーストール、 さらにロンググローブで女優グレタ・ガルボを思わせる プラウドフルな姿を見せつければ、 最上の席に案内してもらえるはず--。
期間中に来店すると、紅茶サーブのサービスもあります。 こちらは、パリの紅茶専門店(サロン ド テ) 「MARIAGE FRERES(マリアージュ フレール)」の 人気紅茶の中から、ガリャルダガランテ秋冬コレクション テーマの「チャプター1~4」までのイメージに合った フレーバーをセレクトしています。
[紅茶サーブ展開店舗] 表参道、丸の内店、なんばパークス店、 名古屋ラシック店、神戸店、福岡ソラリア店
◆チャプター1 「フレンチ ブレックファースト ティー」 (チョコレートやモルトの薫りがする、フレンチティーの 伝統の中でも最も優れたブレンド。 パリ風の朝食にミルクを入れても、ストレートでも)
◆チャプター2 「1854 創業1854年記念」 (マリアージュ フレール創業年へのオマージュとして 作られた、銀針にほのかなジャスミンが香る伝統のブレンド)
◆チャプター3 「テ ア オペラ」 (赤いベリーがオペラと結びつく緑茶)
◆チャプター4 「マルコ ポーロ ルージュ」 (マルコ ポーロは中国とチベットの甘い花と果物の フレーバードティーで、フランス流紅茶の傑作。 ルージュはカフェインを含まないルイボスティーのマルコ ポーロ)
マリアージュ フレールはフランス流紅茶芸術の 世界を伝え続ける老舗ブランドです。
日本がまだ江戸時代だった1854年に アンリとエドゥアールのマリアージュ兄弟が パリで開いた紅茶専門店は既に150年を超える 歴史を持ち、その名前は世界に知られています。
マリアージュ フレールの各ショップでは 紅茶に加えて、中国茶や日本茶も取りそろえていて、 「茶(フランス語でテ、英語でティー)」の深みに触れる 文化的な体験が味わえます。
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「ガリャルダガランテ」のイベントでは 4種類の紅茶をきっかけに 五感のうち味覚と嗅覚を通して パリの雰囲気を楽しんでいただけるはずです。
さらに、表参道店では8月20日と27日(どちらも土曜)に 秋冬商品のイメージをお伝えする チェロの生演奏イベントがショップ内で開催されます。
五感のうち、残る耳と目を楽しんでもらえる企画です。
チェロを奏でて、皆様を楽しませてくれるアーティストは バイオリニストでもある波多野敦子(はたの・あつこ)さん。
様々なバンド活動を経て、2009年からは 弦楽プロジェクト「triola」をスタート。 ヴィオラに手島絵里子さんを迎えたデュオとしても活動しています。
エゴ・ラッピンやトウヤマタケオ、mama!milkらの 作品にも参加してきた、気鋭の弦楽器奏者です。 2003年に最初のアルバム『Water for 13』をリリース。 2007年には画家・アートブック作家のnakabanとの 共同制作名義による、映像作品『三つの箱』(DVD)も発表しています。
彼女の生み出すチェロやヴァイオリンの調べは 叙情詩のようだったり、おとぎ話のようだったり。 ストリングスの折り重なるアンサンブルは 聴き手に思い思いの物語をささやきかけます。
今回のイベント会場で流れるメロディーに 耳を傾けていると、いつの間にかパリの街角に たたずんでいるような気分に誘われることでしょう。
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「ガリャルダガランテ」らしい独自のクラシックを 感じ取るには、やはりショップ店内で直接、 商品に触れるのが一番分かりやすいはず。
五感の最後、触感は皆様の指や肌で パリの空気感まで楽しんでください。
CLASSIC RHEOLOGY 2011年8月18日(木)~31日(水) 詳細はこちら