2012. 11. 30 この冬味方につけたい基本アイテム、マスト5決定版! こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。 冬本番を迎え、このシーズンならではのレイヤードやコートルックが楽しめる時期となりました。でも、冬から春にかけては毎日同じような見栄えになりがちで、着回しに気を遣う季節でもあります。アウターが目立って、着こなしが単調になりやすい時期だけれど、ちょっとした工夫で着回しのバリエーションが広がります。ショッピングにあたっても、春先まで使えそうなアイテムを新調すれば、お値段以上のパフォーマンスを発揮してくれるはず。 そこで、これさえあれば、この冬はもちろん、春までたっぷり使える頼もしい5アイテムをピックアップ!「ガリャルダガランテ」のショップスタッフの皆さんにもご協力願って、リアルスタイリングまでご紹介します。 ◆冬マストアイテム 1)ドレープコート コート 44,100円 GALLARDAGALANTE 流れ落ちるようなガウン風のドレープコートは、優美な印象を漂わせ、身体の線を隠すドレープとビッグシルエットにも大人の余裕が感じられます。ケープを一緒に羽織ったような襟周りの仕立ては、これ1着で貴婦人の雰囲気。レディーライクにもマスキュリンにも寄せられるクラシカルな風情はコーデも自由自在。オントレンドになっている黒ルックの仕上げ役にもうってつけです。 スタッフの中野さんが見せてくれたコーデはダンディーレディーのたたずまい。無造作に垂らした柄物ストールが縦長イメージを増幅。カラーブロックのクラッチバッグが手先にもエレガンスを添えています。クリーンなムードの白パンツをブーツインして、軽やかな足周りに整えました。 ◆冬マストアイテム 2)コクーンシルエットワンピース ワンピース 19,950円 GALLARDAGALANTE 繭(まゆ)のようにラウンドを帯びたコクーンシルエットは、体型カバーの効果が抜群。冬場の着ぶくれを気にせずに済む楽ちんフォルムは、どんな場所にも着ていきたくなる便利な1着。Vカットになった胸元のストライプがシャープで、着姿もすっきり見えます。実は袖口も折り返すとボーダーが現れる仕掛け。ピンク系は春夏の流行が見込まれているから、今から先買いしておきたい気分に誘われます。 コクーンシルエットを存分に生かした、スタッフの中野さんのコーデ。レッグラインをシャープに引き締めて、ボリュームの落差を際立たせるのが、着こなしの鉄則。帽子でトップに膨らみを出し、視線を上に引き上げて。袖先を折り返した裏ストライプがブレスレットのようなムードを演出しています。年末年始のちょっとしたイベントやパーティにも着ていけそうなワンピルックです。 ◆冬マストアイテム 3)チェック柄パンツ パンツ 19,950円 GALLARDAGALANTE 英国調ブームはもはやロングトレンドとして定着。目先の流行に関係なく着続けられるベーシックなアイテムは、ワードローブに備えておいて損のない物。トラッド感を醸し出せるチェック柄パンツはまさにそういったアイテムです。カジュアルなトップスに合わせて品格を添えることもできるし、ジャケットを重ねて英国紳士風にまとめる手もあります。 「ガリャルダガランテ」顧客のお手本とされている伊藤店長ならではのこなれたコーデ。チェック柄パンツにバスクっぽいボーダー柄カットソーを合わせ、さりげない「柄×柄」に仕上げています。ダッフルコートを合わせて大人プレッピーなムードに仕上げました。重たく見えがちな冬ルックでは、貴重な素肌パーツとなる手首や足首をさらすのが、フェミニンを差し込む小技。ベージュ系ブーティで足首をチラ見せしてヌケ感を出しているのも大人のたしなみ。 ◆冬マストアイテム 4)白シャツ シャツ 17,640円 GALLARDAGALANTE 白シャツは冬には無縁のイメージがあるかも知れません。でも、実は冬にこそ大活躍するのです。ニットの重ね着にも、白シャツはシャープさや清潔感を差し込んでくれます。丸首トップスの下に着ると、白い襟が首周りから涼やかに顔を出します。トップスの袖先から白いカフスをのぞかせれば、腕が長く見えます。レイヤードコーデでもイノセント(無垢)感を補ってもらえるから、着こなしの隠し味に加えたいアイテムです。 伊藤店長の白シャツを使ったレイヤードルックです。ニットを重ね着すれば、白シャツはニットの色や風合いを引き立ててくれます。冬コーデにシャープなイメージを差し込むうれしい脇役と言えるでしょう。襟元、袖口、裾から覗くシャツのホワイトが全体の着こなしを引き締めてくれ、帽子やクラッチがアクセサリーの役割を果たしています。赤ブーティにデニムをインした足元も心憎い。 冬マストアイテム 5)ロングブーツ ブーツ 39,900円 GALLARDAGALANTE ロングブーツは冬のトレードマーク。ただ、「その他大勢」に見えないよう、ちょっと顔つきの違うモデルを選んでみては。これから狙うなら異素材ミックスのデザインがおすすめ。スエードとレザーのコンビネーションは、サイドや斜めからの視線に耐えるワンクラス上の横顔をつくってくれます。人気が沸き立つジョッキーブーツ風でトレンドへの目配りも抜かりなし。品の良いブラウン系なら春までしっかり付き合えます。 スタッフの中野さんのコーデは、ちょっと貴族テイストも漂わせるロングブーツを主役に据えました。赤のボリュームニット、白デニムとのトリコロール(3色使い)が縦に長いイメージを目に飛び込ませています。白デニムはブーツインして、レッグラインをすっきり演出。乗馬ブーツらしい爪先の切り替えも足先を伸びやかに見せています。ファー付きバッグを合わせて、大人カワイイルックに。年末年始の温泉旅行や帰省、初詣スタイルとしても好印象を与えてくれそう。 今回ご紹介した5アイテムはいずれもベーシックだから、シーンを選びません。しかも、冬だけでなく、春まで使える重宝アイテムばかり。着回しのバリエが広い「基本中の基本」ワードローブは、コーデを支える大黒柱だからこそ、じっくり吟味しましょう。「ガリャルダガランテ」のショップに並んだ選び抜かれたベーシック物のなかから、頼もしい1着を見つけてみて。 GALLARDAGALANTE公式ホームページhttp://www.gallardagalante.com/ |