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Press Blog


2013. 01. 11

2013春夏トレンドキーワードから、押さえておきたい「柄&色」コーデ!

こんにちは。ファッションジャーナリストの宮田理江です。 2013年春夏のおしゃれの風向きは、全体にプラス志向。ポジティブで楽観的なムードが濃くなります。ちょっと前はダークカラーが主流で、シルエットも無駄をそぎ落としたミニマルの傾向が強かったのですが、今季はぐっと「おしゃれを楽しむ」という方向に振れます。リアルシーンへの発信力が強いことで知られるNYコレクションでも、柄や色を前面に押し出したブランドが目に付きました。 心を解き放つような伸びやかテイストは「ガリャルダガランテ」が得意とするところで、追い風と見えます。世界中から集めてきたようなプリント柄がたくさん登場するのもこの春夏の目立った傾向で、その点でもエスニックなプリント物に強い「ガリャルダガランテ」のセレクトは頼りになりそう。春夏の立ち上がりに乗り遅れないよう、アイテム選びに役立つトレンド7つのキーワードを厳選してお伝えします!   ◆柄パンツ 左から、Monika Chiang/Nanette Lepore/Nanette Lepore/Rebecca Minkoff 2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata 13春夏にヒット確実といわれるアイテムの筆頭格が「柄パンツ」。カラーパンツは既に人気が定着してきましたが、柄パンツはその先を求めるファッショニスタたちの期待を集め始めています。インパクトの強い色のパンツなら、トップスはシンプルなものを合わせても、寂しく見えません。逆に、別柄のトップスとぶつけて、「柄×柄」のダイナミックな着こなしを試す手もあります。色目を上下で合わせれば、意外に落ち着いた装いに仕上がります。復活が見込まれているストライプ柄のパンツはレッグラインをすっきり見せてくれるから、手持ちトップスと重ねるだけで、スリミング効果を発揮。シャープなスタイリングをつくってくれる頼もしい味方です。 ◆異なる柄同士で合わせる「柄×柄」 左から、Alexandre Herchcovitch/Clover Canyon/Kaelen/Kaelen 2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata 柄の操り方はいくつかのパターンがあるので、自分に似合う選択肢を早めに見付けておきましょう。異なる柄同士で合わせる「柄×柄」パターンの長所は、ドラマティックな動きを呼び込める点。マルチカラーを配した幾何学模様は目を惹きつけつつ、全体の統一感を出しやすくなります。ワンピース+羽織り物のような重ね着パターンでも、色の共通点を作っておくと、柄同士が喧嘩せず、うまくなじみます。逆に、思い切って別柄同士を張り合わせる場合も、モノトーンでそろえるとか、同系色を意識するといった工夫で、コーデを落ち着かせることができます。主役級のストライプにフラワーモチーフや抽象模様などをクロスさせても、豊かな表情が生まれます。 ◆上下同柄で合わせる「柄+柄」 左から、Clover Canyon/Clover Canyon/Rachel Zoe/Vera Wang 2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata 柄同士をトップスとボトムスで響き合わせる「柄+柄」は、上下同柄でそろえるのが一番、扱いやすいでしょう。トータルなイメージを打ち出せるから、ワンピのようにもスーツのようにも着こなせます。全くの同じ柄以外に、サイズや色の異なるチェック柄同士とか、太さや走り方の違うストライプ同士といった組み合わせも選べます。同一柄は押し出しが利くので、「その他大勢」に埋もれたくない日にも使えそう。コーデで意識したい点は、「トゥーマッチ」を避けること。アニマル柄やフラワーモチーフは目立ちやすいから、柄サイズが小ぶりなものを選ぶと、目立ちすぎを避けやすくなります。ヴィヴィッドカラーはリゾートやリュクスの風情を醸し出せるから、トラベルウエアにうってつけ。街中で旅気分にも誘い出してもらえそうです。 ◆鮮やかカラーリングを投入 左から、Monika Chiang/Monika Chiang/Rachel Zoe/Richard Chai  2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata 主張のある強い色が戻ってくる今季だから、色でモチベーションを上げていきたいもの。カラーパンツの流行に乗って、ボトムスから取り入れていくのは、トレンドの賢い手なずけ方。赤系パンツには白シャツや黒革ジャケットが好相性を発揮。バッグや靴も同系色でそろえると、さらにカラーブロッキングな装いに仕上がります。グリーン系はナチュラルなムードを引き寄せます。「ガリャルダガランテ」の13春夏テーマ「カリビアンクルーズ」とも親和性の高い色です。強い色同士を合わせるのは難易度が高いので、白や黒の助けを借りて。初夏からはウォーターカラーの涼やかな装いで好感度もアップ。上下同色のスーツは、おしゃれに手を抜かない気配りを感じさせるから、大事なシーンの切り札に使えそう。 ◆アーバンエスニック柄 左から、Nicholas K/Nicholas K/Rebecca Minkoff/Rebecca Minkoff   2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata 数ある柄の中でも、エスニック柄はボーホーでリラックスな気分を象徴するモチーフ。従来は割とはっきりしたアジアン模様やアフリカン柄が多かったのですが、今季はもう一段こなれて、普段使いしやすそうなアーバンエスニック柄が人気を博しそう。落ち着いたブラウン系カラーはさらに大人っぽく映るので、着ていくシーンも広がりそう。ボタニカル柄も今季は一目でそうと分かる花柄よりも、遠目では抽象模様のようにも見える葉や枝などを落とし込んだ植物モチーフが流行の兆し。街中で着ることを前提に、エスニックの雰囲気だけを借りるようなライトな味付けを楽しんで。 ◆アーバンリゾート風スタイル 左から、Nicholas K/Nicholas K/Rachel Zoe/Rachel Zoe  2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata 春夏の大事なテーマとなる、くつろいで伸びやかな装いにも今季は変化の予感。身体を締め付けない仕立てや、風をはらむ素材感は保ちながらも、少しスタイリッシュで大人っぽいテイストが支持を集め始めています。つまり、リゾートルックでありながら、シーンフリーに着回せる重宝ウエアの登場というわけ。ノマド(遊牧民)っぽい風情でも、ルーズに味付けしていないから、かえってこなれた着こなしに映ります。肩や膝下をさらしていても、油断して見えないさじ加減が肝心。脚が2本入りそうな超ゆったりパンツにもきれいめジャケットで合わせ、ベルトを締めるといったアレンジでルーズ感を封じています。ハーレムパンツ風のエアリーボトムスにも、ヒール靴をお供に。つば広帽子もエレガンスを添えています。 ◆中南米や中近東風「レース・グリッター」 左から、Richard Chai/Vera Wang/Vera Wang/Vera Wang  2013春夏NYコレクション (c)Rie Miyata 春夏の装いは薄着の軽装になりがち。でも、手の込んだレースや、まばゆいグリッターなどのディテールを加えると、Tシャツだって品格やリッチ感をまといます。華やいだ表情をもたらすキラキラモチーフ服はおしゃれ気分まで盛り上げてくれるから、ビジュウ感覚で身につけたい。裾の透けるレース加工は上品な色気も引き出してくれます。南国やジャングルを連想させる深いグリーン系はミステリアスなムードに。ゴールドをあしらうことで、一気にステータスが上がって見えます。レースや刺繍モチーフのワンピやスカートもバリエーションが豊富です。リュクスな船旅気分を街中で楽しむつもりでレースやグリッターの装いにこの春夏はチャレンジしてみては。 7つのキーワードを軸に、13春夏のトレンドを占ってみましたが、みなさんのアンテナに引っかかった新トレンドはあったでしょうか。全体を振り返って感じるのは、「ガリャルダガランテ」のテーマである「カリビアンクルーズ」との共通点の多さです。柄やエスニック、リゾートなどは、「旅」のムードを重んじる「ガリャルダガランテ」がかねてから手厚くカバーしてきたフィールド。さらに、こういった世界的トレンドを受けて、例年以上に品ぞろえが厚みを増しているというから、これは期待大。柄や色でファッションを楽しむという今季の方向性はおしゃれ心を一段とワクワクさせてくれそうです。


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