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ソフィア芸術センター

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マドリッド観光でまず訪れたのが、「国立ソフィア芸術センター」。
ピカソ・ミロ・ダリなど、スペインの巨匠を中心に、世界中から1万点以上もの前代美術の傑作を収集しています。
中でも、ピカソの「ゲルニカ(左2番目)」は、戦争の悲惨さを圧倒的な迫力で表現した大作。
この作品は、1937年、ドイツ軍(ナチス)がスペインの北部のゲルニカを爆撃したことに対する抗議としてピカソが描いた作品です。
なんとピカソは、この巨大な絵画を、攻撃のニュースを聞いてから20日程度で完成させたとの事。
当時の絵画としては珍しく、モノクロームで描かれています。
あえて血の色を見せなかったことにより、恐怖や暗黒、残酷さがあらわされています。
日本の徳島にある大塚美術館で、銅版の原寸大のものは見たことがあるのですが、やはり本物は伝わるものが違いました。
怒りや悲惨さ、叫びが伝わってくる作品で、しばらく立ち尽くしてしまいました。
この日は、課外授業で多くの子供達が見学に来ていて、この絵の前で先生の説明をキラキラした瞳で聞いていました。
子供達は何を感じて、思ったのかな、、、。
絵画を通して、現代に通じる価値観を考えさせることは大切だなぁと思いました。
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Asami